〜キャンプ場〜
ゴロゴロとした未舗装の道を入って行くと手前に「みずがき山グリーンロッジ」がある。ここは町営でチェックアウトが10時になっていたので止めたところだ。
さて、受付に行ったミクパパがなかなか戻ってこないので時間前は入れないかとやきもきしていたら、ただ管理人さんが居なかっただけだった。
指定されたサイトは「A10」。サイトはAB、C、Dと分かれていて入り口から細長くサイト通りがある。一番長いのはAB。「サイトの大きさはまちまちですがテントとタープと車が置ける分はありますから。ただ、国立公園なので木は切れないんですよ」と予約した時に聞いていた。果たして我が家のロッジテントが張れるのかどうか心配だったので、前のテントとタープも持ってきていた。でも、指定されたサイトに行くと心配は吹っ飛んだ。真ん中に1本木が立つ横長で、車を置いてもまだ1テント置ける位の余裕があった。それに隣も居ないし、前方は林だし、斜め前に翌日一人旅の男性が1日泊まっただけで、全くのプライベートサイトみたいな感じだった。お陰でミクもランも周りを気にせずのんびり過ごすことができた様だ。奥のサイトを見るとグループ組みはテントサイトとリビングサイトを向かい合わせにして、なかなか使いやすそう。管理人さんがそれぞれに配慮してくれた様な気がした。
〜犬好きなキャンパー〜
その一つ奥のグループの人達は若い女性からロマンスグレーの初老の男性まで年齢がさまざまなのだが、とても静かなグループだった。小さな炊事場は我が家のサイトから奥10m位にあるのだが、トレイは入り口の方に行かなければならない。なので、奥のサイトの人達はいつも我が家の前を通って行くことになる。ミクとランは迷惑にならない程度のロングリードにして繋いでいるのだが、通りながらミクをじっと見つめる男性がいた。その目を見ると明らかに「犬好き!!」ってわかるのだ。決して側に寄ってきて声を掛けたり触ったりしない。ただ、口元が軽く上がり穏やかな眼差し。私は通る度にその人の目を見て満足していた。その人以外にも若い女性二人がミクを可愛いと撫でてくれたり、ランのことも声掛けてくれ、人見知りのランも珍しく寄って行ったりしていた。
〜探検〜
設営をしていると犬連れの人が通り掛かった。ナナちゃんというミックスのワンちゃんがミクに近寄ってきてくれて、千葉の稲毛からこの時期だけここにやって来て今年で3年になるという飼い主さんと話ができた。
さて、設営が終わって昼寝タイム。朝が早かったからみんなでぐっすり。1時間位で目が覚めた私は暇だったので一人デジカメを片手に場内を散策することにした。

管理棟の側でふと上を見上げたら、瑞牆山が頭を出していて「こんなに近くに見えるんだぁ」とびっくりした。
写真は一段高いところから見た我が家のサイト。ミクだけが私に気がついて見上げていた。このままずっと上がって行ける道があったので歩いて行くと、なななんと映画「猿の惑星」のラストシーンにも似た感動がそこにあった。

写真をクリックしてこの感動をご一緒にどうぞ〜(^o^)/
しばらくして、目を覚ましたミクパパ達と今度は一眼レフを持ってふたたび上った。が、今度は山頂に雲が掛かってしまい、さっき見た青空もくすんでいた。山の写真というのは一期一会みたいなものなんだなぁ。叉、この場所の上に人影が見えたのでもっと近くに寄れそうだったが後日ということにした。ランも黄色の花が咲く散歩道をなんとか歩いてくれた。
〜BQQテーブル・雪峰苑〜

夕飯は簡単にBBQ。というのもおニューのテーブル、スノーピークスの「雪峰苑」とそれ専用のグリルを使いたかったから。高さが61cmと37.5cmになる。低いバージョンにするとお座敷タイプになって「我が家は焼き肉やっさ〜ん♪」にもなるのだが、今回は地面が土ということもあって、普通の高さにした。
もうお腹一杯食べて満足。
サイトからは高い木立が邪魔をして見えなかったが、受付の方で空を見上げると数え切れないほどの星が瞬いていた。確か流星群が見える日だったようだが、生憎それは見えなかった。
朝が早かったので10時就寝。長い1日がやっと終わった。
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