WC

 住宅におけるトイレの位置付けは近年大きく変わったと思います。 暗くて不潔というイメージはなくなり、空間に落ち着きややすらぎを求める人もかなり多くなりました。
 洗面カウンターや、便器のデザインもかなり良くなりましたが、ちょっとした工夫で空間に広がりがでたり、楽しい空間にする事が出来ると思います。

          
久が原の家WC写真


久が原の家WC

 それほど広くないWCであるが3角形の出窓をつけ、広がりを出した例。
その出窓の甲板を利用し手洗いを設けた。輸入品の洗面ボールと水栓を黄色にする事により、モダンななインテリアになっている。

洗面、水栓:フジデザイン
便器:TOTO
M邸WC写真


M邸WC

 少し広めの空間に、既製品の洗面カウンターを組み合わせた例。既製品の組み合わせは単調な空間になりがちだが、壁に木を張ることにより温かみを演出している。また写真だとわかりづらいが、窓はカウンターをまたぎ、床までとし、既製品ながら、建築空間と一体のデザインとしている。
 
洗面カウンター:TOTO
便器:TOTO
S邸WC写真


S邸WC

 2世帯住宅のS邸の子世帯の水廻り。スペースの関係からWC兼洗面になっている。
上質な空間になるように洗面の甲板は木製にし、カウンターは便器の端まで伸ばしている。便器はロータンク式で、カウンターの下で収まっているので洗面を使用している時でも違和感はない。

便器:TOTO
洗面カウンター:特注