寄稿/MyMilestoneさん
<Back Stage Passのコーナージングル>
       ♪BGM:グッデイグッバイ
       丸山周(以下「丸」):Back Stage Pass、今日は是非とも僕の胸に飛び込んできて欲しい!嬉しい2人が来てくれています。キリンジです!ヤッタ!
       泰行・高樹(以下「泰」・「高」):(笑)どうもこんばんは、よろしくお願いします。
       丸:もうもうもう、このハイテンションに是非是非…。
       泰:あー、はい、がんばります、出来るだけ(笑)。
       丸:あのー、まず最初に一人一人自己紹介してもらってもいいっすかね?
       泰:そうですね、えー、はい、キリンジの堀込泰行です。
       丸:はい、
       高:堀込高樹です。
       丸:ということでね、もう知っている方は知っていますけどね、兄弟なんだけれど、あんま、似てないっすね?
       泰:割りとね、1回目とかは「似てないですね」って言われることがあるんですけれどね、
       丸:ええ、
       泰:ずーっと見てたりすると、だんだん似てるポイントがわかってくるらしいんですけど。
       丸:(笑)ああ、マジっすか?!へぇ〜、あの、今は一緒に住んでいたりするんすか?
       泰・高:いえいえいえ、
       泰:さすがに、28と31でね、
       丸:あー、はいはいはい、
       泰:さすがに、一緒には住んでないです(笑)。
       丸:ねぇ、いやぁ、これ今聞いて「住んでる」って言ったらかなりびっくりしたんですけどもね(^^;。
       高:仲良すぎる(笑)。
       丸:ねぇ、どうなんすかね、こう、一緒に…まあ、昔っから(音楽活動を)やってるって事になるわけですよね?
       泰:ま、とはいえ、ここ5年、4年…4・5年ぐらいなんですけれども、
       丸:ええ、
       泰:実際に音楽を一緒にやり始めたのは。
       丸:もともと、だからそのぉ、兄弟が故の影響とかってあるんですかね?なんか悔しくなったりするじゃないですか…こう、弟的には。僕もね上に兄貴がいたりするんで、
       泰:ああ、そうなんですか。
       丸:ええ、何となくそのぉ、兄貴が(いるおかげで)悔しくて頑張る自分がいたりしたんですけれども…どうっすか?
       泰:(笑)僕はね、あんまー、まあ、タイプが違うから悔しいとかは無いですけどね、
       丸:ええ、
       泰:ただ、兄が、例えば聴いているレコードの中から僕が好き勝手に、
       丸:うーん、
       泰:「盗み聴き」とかして、兄より(その音楽を)好きになっちゃう、というね、
       丸:うん。
       泰:というのがあったりするかもしれない。
       丸:ほう、逆にそれは、兄貴的にも、弟から影響を受ける事なんてのも…?
       高:なんすかね、泰行はねレコード屋でバイトしていたりしていた人だから、
       丸:あ、そうなんすか!
       高:「何?このアナログ?」ってんで、こうやってして、
       丸:ええ、
       高:「盗み聴き」して、
       丸・泰:(笑)
       高:「俺が見つけた!」ってことにしてました(笑)。
       泰:そう、ちょっとね、なんかちょっとイケてる、こう「音響」っぽいやつとか、なんか、自分がリードしてるっぽい感じのやつとか、
       丸・高:(笑)
       泰:紹介している、ラジオとかで(笑)。
       丸:実は!違うぞ、と(笑)。
       泰:ところがね、実はね、古くから聴い…ちょっと聴いてたりしていたんですけ
       どね。
       丸:掘り出したりしていると!
       泰:そうそうそう、まあまあ、そこはね(^^;、
       丸:でも、音楽で影響受けあったりしますけど、音楽以外で…なんか影響受け合
       う事ってありますかね?どうなんすかね?
       泰:な〜んだろう〜な??
       高:あ〜でもね、泰行のテンションが引くと、僕もちょっと「どよ〜ん」としてる。
       丸:(笑)
       高:キャンペーンとかは最悪になりますね(^^;。
       丸:あ、マジっすか?!これねぇ、でもねぇ、来てるんすよ、あのぉ、メッセージ
       なんですけれども、
       泰:あ、はい、
       丸:(札幌市)中央区のイノッチさんからね。
       泰:はい、
       丸:「今日はキリンジのお二人がゲストなんですね。嬉しいです。キリンジのお
       二人はまだインストアライブでしかライブ見たことないんですけど、」
       泰:う〜ん、
       丸:「お二人の息が合っているんだか合っていないんだかわからないキャラクタ
       ーが好きです(笑)。」
       泰・高:(笑)
       泰:…そう、そう、そう(笑)、
       高:そうそうそう(笑)、
       丸:ねぇ!?
       泰:昔は今以上にね…最近、でも、合って来たかな?
       高:もうかなり「あ、うん」の呼吸でね。
       泰:うん、
       丸:でも兄弟が故にイライラする事ってありませんかね?
       高:なんすかね?ありますかね?
       泰:な〜ん?え〜とね?最近、でも最近はもうない、あんまりね、兄弟とか考え
       ないようにしてるから、
       丸:あ、考えないすか?!あ、そっかそっか。
       泰:逆になくなってきましたね、イライラするのもね。
       丸:ええ〜!なんかねイノッチさんも気になっていて、なんか「一緒に仕事をし
       ていていい事、逆に悪い事ってあったら教えてください」なんていう質問も
       来ているんですけども、
       高:まあそうだね、百万回ぐらい聞かれた質問ですけれどもね。なんすかね?
       泰:う〜ん、悪い事はね、正月家に帰った時困る。
       高:あ〜、なんかね。
       泰:「オレはキリンジなのか?ホリゴメイサオの息子なのか?」っていう、そのぉ、
       高:うちの父親、イサオって言うんですけれども(^^;。
       泰:なんか、「どうしたらいい?」って、
       丸:(爆笑)
       泰:あのぉ、それで兄がいるし、
       丸:ええ(笑)
       泰:「お兄ちゃんなのか?えぇ、キリンジの片方なのか?」
       高:フフフ…そうそうそう、
       泰:「…ってどういうことだ?!」っていうんで僕、ズラして帰りますから(笑)。
       丸:う〜ん、
       高:居間とかになんかこう、サイン色紙とかが置いてあって、
       丸:(爆笑)
       高:「(親曰く)近所の人から頼まれているから…」
       丸:ええ!
       高:これ、家で二人して並んで書いてもなあ…ってなんか(^^;;。
       丸:せっかく実家に帰ったのに!
       泰:そうそう…みたいな、
       高:「早く書けよ!」みたいな、せかせたりする。
       丸:それでも二人でいたらうるさくないですか?結構しゃべったりしないですかね?
       泰:え、しないっす。
       丸:そう〜なんだ??
       高:必要最低限…こう、以外はあまりしゃべらないすよ。
       丸:へ〜!!
       泰:まあ、特に家ではそう。
       高:特に家ではそう。
       丸:例えばキャンペーンでいろいろ回ったりするじゃないですか!
       泰・高:あ、はいはいはいはい。
       丸:ああ、こう、おいしい食べ物屋さんがあったりしたら、まあ一緒に行こうか?みたいなそれくらいのことは?
       泰:まあ、そういう時はだから、他の人も一緒にいつつ、飲みに行ったりして盛
       り上がる感じですよね、二人っきりはあんまり…こないだ、なんか、バイキ
       ング、バイキングを一回、
       高:バイキングをな、
       泰:二人きりで食った(笑)。
       高:二人きりでバイキング(笑)。
       丸:(笑)それもまた寂しいですね。
       泰:「まだ食うの??」僕が言うと、
       高:「ライスくらいは…」
       泰:「どこにあるの?」
       高:「タイカレーあったよ」とかってぼそぼそ言いながら…
       丸:もう結構寂しいですけど(^^;;、
       高:(笑)寂しくないっすよ。
       丸:これ、でもねぇ、なんかあのぉ、今日はなんか、アレなんすね。あっという
       間にこれから帰らなきゃいけないっていう…
       泰:そうなんだよ〜。
       丸:ギチギチスケジュールのようで。
       高:そうなんすよ。
       泰:せっかく来たのに〜久しぶりに。
       高:ねぇ。明日またちょっとね、他でイベントがあるんで、
       丸:ああ、そうなんですか!北海道はいつ振り?…なんですか?
       泰:去年の夏ぐらいになんかキャンペーンに来た以来だから1年3ヶ月とか。
       丸:ああ、結構経ってますね。
       泰:そのくらいじゃないすかね。
       ……ここで♪BGM:イカロスの末裔(アルバムバージョン)に変わる
       丸:ええ、ま、その間にもいろいろ…でも今年は忙しかったっすね?
       高:そおっす。
       丸:なんか、ライブやりの、リリースしーので。
       泰:そうなんすよ、本当に忙しかったですね。
       丸:ねぇ。
       高:普通だったら来るんだけどね、北海道。
       泰:来る!
       高:キャンペーンにね。
       泰:うん。
       高:でも本当に忙しすぎて来れなかったです。
       泰:そうなんです。
       高:ダメなんすけどね(^^;。
       丸:そして忙しい中も、11/8ですね、
       泰・高:はい、
       丸:遂にこう、新しいアルバム、リリースしてくれますが、
       泰:そうですね。
       丸:タイトルが、
       泰:「3(スリー)」
       丸:「3(スリー)」!
       泰:うん、数字の3(さん)って書いて、「3(スリー)」ですね。
       丸:これはただ単に3枚目だから「3(スリー)」とか。
       泰:基本的には。
       高:あとねメジャーデビュー3年目なんですよ。
       丸:あ、そうなんですか!
       泰:はい、
       丸:そういう3(さん)…
       高:おめでたい!
       丸:へぇ〜、
       高:3周年記念アルバム。
       丸:まあ、でもこれねぇ、目の前にジャケットがあるんですけど、かなりテカっ
       た二人がねぇ…。
       高:もう、これからはもう…時代はテカってる!
       泰:(笑)
       丸:テカりで行こうよ!と(笑)。
       高:そうです。
       丸:僕もある意味今テカってますけどね、かなりね!
       泰・高:(笑)
       丸:「テカりつながり」かもしれないですけど!
       高:「テカりつながり」!(笑)
       泰:違う!「つながり」!(笑)
       高:でもいいですよ、男性はね、ちょっとテカってるぐらいのほうが、なんか…
       丸:本当にいいんすかね?
       高:アピールしますよ!
       丸:アピールしていただきましょうよ!
       泰:世界的にはアピール、
       高:世界的にはアピールして
       泰:アピール出来ます! 
       丸:でもこの〜アルバムの内容的に言ったら、まあ今回もすごい気持ちいい!っ
       ていうかね、
       高:そう、
       泰:そうっすね。もうギュウギュウにこう…
       丸:ええ、
       泰:気持ち良さを、詰め込んだというか、
       高:気持ち良くて、こう、濃密な感じがね、
       泰:うん、
       丸:はい、
       高:それはそのぉ、アブラギッシュな感じで出たんですよね、濃密さがね。
       泰:タイトルもシンプルに「3(スリー)」と、
       丸:「3(スリー)」と。でも11/8リリースでまだ〜あのぉ、どんな音源なのかわか
       らないリスナーのために、軽くどういうアルバムになってるかも…聞いてみ
       ていいですかね?
       泰:そうっすね、どんな…えーっとね、すごくバラエティに富んでますね。
       丸:うん、
       泰:特徴がいろいろあって、どれを切っても「キリンジ」みたい、「キリンジ」
       らしいんすけど、
       丸:はい、
       泰:ただ、よくある金太郎飴みたいな、っていうか同じような曲が並んでいるよ
       うなアルバムとは、また違う…
       高:そうそう(今年)4枚、Maxi出したんですけど、
       丸:ええ、
       高:それが大体入ってるんで、お買い得かもしれないっすね。
       泰:うん、
       丸:まあ、こう、今回も二人の作品が交互に、微妙にいいバランスで入ってます
       けど、
       泰:そうっすね、はい、
       丸:やっぱ、なんかモメたりするんですかね?こう、「こっち(の曲)入れようよ〜」
       高:あんまそういうのはないっすね。
       泰:それは〜割りと自然に半々ぐらいになるんすよね。
       丸:あっ!
       泰:完全に半々にはならないにしても、
       丸:ええ、
       泰:大体半分くらいにいつもなるんですね。
       丸:二人とも〜なんすかね、どちらのサウンドも聴いていて気持ちいい!っていうのが、一番最初に僕、感じるんですけども、そういうのは二人とも同じく大事にしているですかね、曲作りとかでは?
       泰:そうですね、やっぱり、まあ、心地よい方がね、
       丸:ええ、
       泰:うん、
       高:そうっすね。
       泰:激しくても、悲しくても、
       高:そうそうそう、
       泰:心地よくないとやっぱり音楽…
       丸:うん、
       泰:じゃない気がするんだよね。
       丸:なんか、アレンジもね、結構僕好きだったりするんですけど、こういう気持ちいいグルーヴみたいなノリも最初に作った段階からもう「こうしよう!」っていうのは?
       高:ええ、やっぱり「こんな感じ」ってイメージはありますよね。
       泰:うん、
       丸:ええ!
       高:具体的にそのイメージに近いものを、泰行と冨田(恵一)さんと僕と3人でいろ
       いろ探ってく、って感じですかね。
       泰:うん〜、
       丸:ほう、これはもう11/8リリースになりますんで、
       泰:はい、
       丸:是非是非ゲットしていただきたいと思います。
       高:お願いします! 
       丸:それから11/22にはまたまた…
       泰・高:はい、
       高:出ます!
       丸:これは初のクリップ集ということで…、
       泰:そうですね、いろんなビデオが…
       丸:うん、
       高:結構ね、ビデオもね面白いんすよ、キリンジは。
       丸:これ〜タイトルもね〜また〜なん、なん、なんて読むんすかね?
       泰:これはね「44'43"01f(よんじゅうよんふんよんじゅうさんびょういちふれーむ)」
       丸:「いちフレ」!まさしく、長さそのまま(^^;;。
       泰:(笑)そのまま、そのまま!
       高:あんま考えてもしょうがないかな…と思って。
       丸:(爆笑)
       高:なんかね、カッコつけてもしょうがないかなと。
       丸:ええ、
       泰:まあ、「見てくれ!」と、いう。
       丸:初のクリップ集ということなのでね、
       高:そうです!
       丸:こちらのクリップ集のほうも、
       高:これもいいですから!
       丸:ゲットしていただきたいと思います。それでは11/8、いよいよリリースにな
       ります、ニューアルバム「3(スリー)」の中から曲紹介してもらってもよろし
       いでしょうか?
       泰:はい、えー、キリンジで「エイリアンズ」。
       丸:どうも、ありがとうございました!
       泰・高:ありがとうございました。(キリンジ退場)
        ♪「エイリアンズ」
       丸:もう〜こんなスィートな曲を作るんですけど、ニューアルバム「3(スリー)」
       はもう是非是非見てほしい…こってり(笑)、こってり顔の二人が載っている
       訳であります。でもね、ホントに、こう、グルーヴ感もありつつの、たくさ
       んの楽曲詰まっているので、15ヶ月振りですからね、11/8リリース、是非ア
       ルバムの方もゲットしていただきたいと思います。
2000.11.08. up