昨年ボランティア貯金から、建設資材購入費として440万円の交付を得て寄宿舎を建設中です。第1期工事として寝室棟だけです。現在生徒たちは村に分散して宿泊しています。できあがればすぐに450人が入ります。生徒数は併合後は800人規模、寄宿舎生は600人になります。
第1期工事の費用は次のようです。
建築面積 1495平方メートル 4階建
建築費 782016元
ボランティア貯金34.1万元=約440万円
郷政府負担 44.1万元=約570万円 郷政府負担金は3年越しの借金です。
土地購入費 80000元
県政府負担 8.0万元=約103万円
1997年度ボランティア貯金の配分金の決定
6月24日配分金決定の通知式がありました。
今年の当会への配分は391.4万円です。低利子のため、予算が昨年の半分だとかで、4月の郵政省の新生金削りは猛烈なものでした。他は落としてもモクイ中学寄宿舎の第2期工事分は確保したかったのですが、ボイラーとボイラー室のみ辛うじて確保したという惨憺たる実態です。
工事は11月から3月までストップするという寒い地域です。マイナス28度にまでなる地域です。ボイラーの確保を最優先しました。今年は受ける団体が半減したそうですから、ゼロにならないでよかったと思って、お許しください。
第2期工事費として当会の要求したものは、他に、炊事場・食堂(4.2万元)、湯沸かし場(2万元)、トイレ(4.6万元)、ベット(450床・6.8万元)、塀(4万元)です。いずれも欠かせない生活施設です。中途半端な援助は日本人の恥になります。このままではせっかく建てた寝室棟が空き家のまま、使えないものになります。郷政府はすでに3年分の借金をしています。県政府は水害でやられた24の学校復旧に奔走していますが、電話で話し合って、当会は、とりあえず炊事場・食堂の建設とベット購入費をなんとかする。残りのトイレ、湯沸かし場、塀を県政府で負担する。竣工次第生徒を居住させるということにしました。