オンライン・レッスン No. 15
EBAKOS ON LINE LESSON NO.15
アーバン金管教本を使って(6)
さて、ここまでのエチュードは、吹けるようになりましたでしょうか?譜例NO.41からNO.50までは、ここまでのまとめです。NO.7~10同様、吹けるようになっても、毎日の練習に取り入れることをおすすめします。これまでに学習したことを忘れずに、練習を進めて行きましょう。
但し、これまでとちょっと違うのは、身体の各部位のことを考えながら練習するのではなく、音楽のことだけを考えて、吹くようにしましょう。これまで学習してきたことが、無意識にできていることが望ましいのです。決して、これまでにやってきたことを忘れて良いというのではありません。これまでやってきたことを体が覚えて、自然に反応するようことです。くれぐれもお間違えの無いようにしてください。
譜例NO.41から譜例NO.45までは、新しく憶えることはありません。
譜例NO.46は、これまでに出てこなかった長調の主和音と属和音のアルペジオで構成されています。慣れていないと、初めのうちは、♭や#に対応できないと思いますが、ここは慣れしかありません。頑張って乗り越えましょう。
練習の仕方の一つを提案します。決してこの方法でやるようにという性格のものではありませんので、なかなか上達しないという人は、試してみるのも良いと思います。
まず、ブレスを決めましょう。初めのうちは4小節ごとに、慣れてきたら8小節一息でやってみましょう。そして、8小節吹いたら、全休符を入れます。この全休符の時に、次の段のどの音に♭や#がついているかを確認します。こうすることによって、集中力とぎれることなく、吹き続けられると思います。一段、ミス無く吹くことができたら、次の段に移るようにします。なぜこうすると良いかというと、易しいところの練習に、時間を割かないですむという事です。難しいところは当然つっかえますから、何度も吹くことになります。何度も吹いているうちに、調号を憶えて、吹けるようになるでしょう。吹けないからといって、一日に何度も繰り返し練習することはありません。一日一度で良いですから、一段一段クリアして行きましょう。
譜例NO.47から譜例NO.50は、あらゆるインターバル(オクターヴの範囲で)に、体が反応するための練習曲です。ブレスの位置を決め、果敢に挑んでください。(ブレスの位置がわからないと言う人は、私宛にメールをください。)短い時間でうまくブレスが吸えない時は、練習の途中の段階で、2拍なり、1拍なり、ブレスのための時間をとって練習するのもいいと思います。不完全な呼吸のままで演奏を続けるより、きちんとブレスを取って、練習する方が、効果的です。もちろん、瞬時に呼吸ができるテクニックも身に付けなければいけませんが、それは、もう少し上級者になってからでも、良いと思います。
それでは、頑張って取り組みましょう。皆さんのご意見、体験レポートお待ちしています。
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