ヨナクニサン
Attacus atlas
Atlas Moth
はねを開くと
幅
≪
はば
≫
が30cmにもなる、世界で最大の「ガ」です。
インドから東南アジアにかけて住んでいます。
日本では沖縄県で見られます。
ヨナクニサンというのは、○○さんという呼びかけの名前ではありません。
ぼくはずーっとそう思っていたのですが。(笑)
漢字で「与那国蚕」です。
沖縄県の与那国の
蚕
≪
かいこ
≫
という意味です。
そう、あの
絹
≪
きぬ
≫
を作るためのカイコの仲間なんですね。
幼虫の時にはいろいろな植物の葉っぱを食べますが、おとなになると口がなくなってしまうので、何も食べません。
このヨナクニサンも、
絶滅
≪
ぜつめつ
≫
の
危機
≪
きき
≫
にあります。
大きな虫には
神話
≪
しんわ
≫
などから名前がつけられることがあります。
(→
ヘラクレスオオカブトムシ
、
ゴライアスオオツノハナムグリ
)
このヨナクニサンには、英名ではAtlas Moth(アトラス モス)とつけられています。
アトラスはギリシャ神話で天を
肩
≪
かた
≫
にかついでいる巨人です。
それだけ大きなガということですね。
(モスはガのことです)
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