最近観た映画 2004.6月〜

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人up


ハリーポッターとアズカバンの囚人(2004)
監督:アルフォンソ・キュアロン   出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン

揃ってホグワーツ魔法学校の3年生になったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)とロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の親友3人組。
進級早々ハリーは、人間の世界で誤って魔法を使ってしまい退学の危機に直面する。
ところが、さらなる危険がハリーに襲い掛かる。
ヴォルデモートの手下である凶悪犯シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が、脱出不可能と言われる牢獄アズカバンから脱走し、ハリーを探し回っているというのだ。
どうやら、ブラックはハリーの両親の死と関係があるらしい。
そしてホグワーツには、危険な脱獄囚から生徒を守るため吸魂鬼ディメンターたちがやって来るのだったが…。。

シリーズ3作目、監督はクリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロンへ、ダンブルドア校長役のリチャード・ハリスは死去し(涙)マイケル・ガンボンへ。
製作と脚本は1作目からほとんど同じなので、監督が代わっただけで、作風が変わるのかなーと思っていたのだけれど、画面の色調が大きく変わったように感じた。
1作目、2作目はシャープな色調、今作品は全体的に暗いトーン、ハリー達はものすごく成長したし(1作目→2作目の成長より、成長の度合いが大きい・・・)、いい感じに色調が変わったと思う。
ただね、やっぱりダンブルドアはリチャード・ハリスで観たかった。
マイケル・ガンボンは声が若々しくて、リチャード・ハリスに比べると威厳が足りないっていうのかな・・・
それから、リチャード・ハリス演じるダンブルドアは、もうちょっと茶目っ気があったと思うんだ。

1作目(賢者の石)は音楽がすっごくよかった。
ハリーの心理描写にもぴったりシンクロしていたし、サントラ版も聴き応えのあるものだった。
とっころが、2作目(秘密の部屋)ときたら、1作目で聴きなれたフレーズの繰り返しで、やっつけ仕事と思わずにはいられなかった。
で、今回の音楽はどうなっちゃうのかなーと、気になっていたのだけれど、そんな心配は必要なかったみたい。
新しいスコア満載で、2作目とは逆に「例のフレーズは、いつ流れるんだろう・・・」と心待ちにするほどだった(笑)。
ナイトバスのシーンの音楽は、今までとは異質な感じ(ジョージ・ガーシュインみたいだった)で楽しかったし、ルーピン先生(デヴィッド・シューリス)がハリーに母親の話をするシーンの音楽は美しかったし、クィディッチシーン(オリバー・ウッドが出なくて残念だったけど・・・・・・・)の音楽は鳥肌ものだったし、ヒッポグリフの処刑シーンのメロディは泣ける。。。
そう、クゥイディッチのシーンが終わり、ヘドウィグが飛び立ち、季節が秋から冬に変わるシーンで、初めて(だったと思う・・・)聴きなれたあのメロディーが流れるのだ。
ジョン・ウィリアムス大御所、「秘密の部屋」のときは、忙しかったのかなぁ(笑)。
いや、もちろん「秘密の部屋」でも、新しいスコア(不死鳥のメロディとかは、記憶に残る)はちゃんとあるんだけどね。

音楽だけじゃない。
いろいろな登場人物(?)の描写も素晴らしい。
ホグワーツ特急に現れるディメンターの描写は引き込まれるものがあったし、ハリーとヒッポグリフの飛行シーンはホグワーツの全景を楽しめた上、涙がでるほど美しかった。
原作と多少違うところはあったけれど、おおむね納得できるものだった。
ただ、冒頭のマージおばさん(パム・フェリス)が風船みたいにされちゃうシーンは、ちょっと長すぎと思ったけど。

役者さん達も、もちろん素晴らしい。
特に、今回はなんといってもシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)だろう。
カメレオン・アクターと呼ばれているそうで、どんな役でも圧倒的な個性・存在感で演じる役者さん。
・・・と偉そうに書いたけど、実は、ゲイリー・オールドマンの作品で観たことがあるのは、「レオン」と「エアフォース・ワン」だけ(「フィフス・エレメント」もTVで観たんだけど、どんな役だったか記憶にない)。
この2作品は、わりと近い路線をいっていたような。
だけど、今回は見事にシリウス・ブラックだった。
「叫びの屋敷」でのシリウス、ルーピン、スネイプ(アラン・リックマン)3人のシーンは、まさしく迫真の演技だったわぁ。
この3人を前にしちゃー、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はまだまだひよっ子だねって感じ(当たり前です)
実を言うと、ゲイリー・オールドマンってあまり好きじゃなかったのだけれど、シリウスが始めてホグワーツに来たときの思い出をハリーに語るシーンでは、「ちょっといいかも・・・」とグラっときちゃった。

「賢者の石」「秘密の部屋」と、劇場に何度も足を運んだし、珍しくDVDも何度も観ている(買うと安心して、ほとんど観なかったりしません?)。
なので、ちょっと残念だったことが・・・
愛しのオリバー・ウッド様(ショーン・ビガースタッフ)の登場シーンが皆無!
楽しみにしてたのになぁ。
それから、役名忘れちゃったけど、クィディッチの実況をしていた黒人の男の子も出ていなかったような。。。
そうそう、クィディッチのシーンがはしょられすぎで、悲しかったな。
ハリーの生活の中では、かなりのウェイトを占めてる部分だと思うのに、残念。
それから、ルシウス・マルフォイ(ジェイソン・アイザックス)が全く登場しないのも、ちょっと物足りない感じだった。
ま、契約の問題とか、いろいろあるんだろうけどね。

チェックポント
エンドクレジットが、ニクイ演出→忍びの地図なの
恐ろしく長いクレジットだけど、最後まで席を立たないで・・・
ジョン・ウィリアムスの楽曲は、本当に素晴らしく、クレジットの最後に曲も終わるのだけれど、思わず拍手を贈りたくなるような気分だったほど。
そしてね、最後に→ハリーの声で、「いたずら完了」


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