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パラボラもどき製作例
パラボラアンテナは回転放物面(パラボロイド)を持つリフレクタによって電波を焦点に集め、その焦点に設置されたアンテナにより電波を高周波信号に変換します。
特徴はシャープな指向性をもち高い利得を得られます。
焦点に取り付けるアンテナはダイポールアンテナや円偏波の送受信をする場合はクロス・ダイポールやヘリカルアンテナを使います。
本格的なパラボラアンテナではリフレクタの直径は4〜5λ以上で、直径が大きくなるほど高利得でビームパターンがシャープになります。
4〜5λ以上となると1200MHz対でも1mを超えてしまいますので、気軽に自作できるものではありません。また、ビームパターンがシャープになり過ぎると汎用のアンテナとしては使いづらくなってしまいます。
そこで今回はBS用のパラボラリフレクタが入手できましたので、これを使い指向性アンテナを作ってみました。
Fox hantingや移動運用に気軽に使え、マンション等のベランダへ設置してもいいでしょう。
このBS用のパラボラリフレクタは¥900にて販売しております。
ぼかしてありますが某国内メーカーのロゴステッカーが貼ってあります。
使用するリフレクタは縦43cm横38cmの卵形をしています。
1/2λあればリフレクタとして作動しますので、430MHz以上のバンドが対象になります。
今回は2パターンのアンテナを製作してみました。
裏面には6ミリ(M6)のネジが切ってあります。このネジは容易に入手できますので取り付け用パーツを作りやすいと思います。
パターン1
まず、パラボラリフレクタの中央に16mmの穴を空け、そこにアンテナを取り付けられるように同軸コネクタを取り付けてみました。
この方法では簡単に輻射器を交換できますので、いろいろな輻射器やバンドで使用できます。
ここではN-5DLを使用していますが430MHzのみの場合はM-*DL(P)でもかまいません。
輻射器には、ダイポールアンテナやヘリカルアンテナを使用します。
輻射器の製作には、「作るUHFアンテナ」(JA1NVB 飯島 進 著:CQ出版社)に色々と応用できそうなアンテナが載っていますので、大変参考になります。その中から1200MHz用のダイポールに反射板をつけた輻射器とダイポールアンテナの例を紹介しておきます。



私どもでは安値に作成出来るように同軸ケーブルを使い430MHz用に輻射器を作りました。
1/4λの8〜10Dの同軸ケーブルを用意しN型コネクタを取り付けます。
5mm程度芯線がでるように皮むき、さらに5mm程度シールド線が出るように皮むきをします。(写真ではラジアルを取り付ける金具を使用しています)
1/4λの銅線を加工してエレメントとラジアルを作り、半田付けします。ラジアルに使う銅線は少し長くしておきます。
輻射器とパラボラリフレクタを組み立てたらラジアルを少しずつカットしてSWR値が良好になるように調整します。
パターン2
こちらはアクリル板とアルミ線を使いループアンテナを取り付けてみました。
写真は430MHz用ですが、1200MHzでも同型式のアンテナで良好な結果を得られました。
一見すると1/2λのループアンテナに見えますが、1λのループをねじったような構造になっています。
実際の寸法は下の通り1λより若干短くなります。