気になる注目銘柄

 第36回・デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281)

 第36回はデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281)
主力のバナー広告厳しく第1四半期は八○○○万円弱の経常赤字。
主力代理店二社(博報堂・アサツーDK)との取引形態の見直し、
専業レップの掘起しで採算改善を図るが、通期赤字の公算大。(会社四季報より)
 株価分析およびこれからの株価予想ですが、
ファンダメンタル的には1株あたりの純資産は27267円(2001年10月決算)。
赤字決算なのでPERおよびROEはマイナス、株主資本比率は89.3%と高く、
有利子負債は0です。キャッシュフローは営業がマイナス、財務はプラスですが
それは新規公開でプラスになったもの。黒字転換が2〜3年はかかると予想されますので、
50000円でも無理はありません。これからの将来性に期待する他ありません。
リスクは高いと見ていいでしょう。しかし現地点では倒産の心配はないと思います。
最近110000円まで上がりましたが、8月16日現在50000円であります。
妥当株価と言われてもわからないのが現状ではないでしょうか。1年以内の予想としては
下値は35000円〜40000円、上値は70000〜80000円くらいではないかと思いますが、
この数値はあまり当てにしないで下さい。思いがけない高騰もありますし、
もちろんその逆もあります。現状では下値は25000以下を割り込むことは多分ないと思います。
長期投資としては魅力的といえますが、倒産リスクもありますので注意が必要です。
結論としては10万〜20万円の株価もありえるということです。

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・C 中期(3ヶ月〜1年)・D+ 長期(1年以上)・C

(2002年8月17日作成)

 

HOMEへ