気になる注目銘柄

 第35回・日本ハム(2282)

 第35回は日本ハム(2282)、不祥事を起こして注目銘柄になったわけですが、
いままではブランド力で1000円を維持していたわけですが、
輸入牛肉混入問題で日ハム株が売れてしまったわけです。
不祥事を起こすまでの日ハム株は「優良株」でしたが、これからの展開はどうなるでしょうか。
『2000年3月以来2年5ヶ月ぶりとなる1000円大台割れの水準まで売られている。
政府のBSE(狂牛病)対策事業における子会社「日本フード」の牛肉偽装問題で、
同社本社にも当局の立ち入り調査が入ることになり、今後の事件の拡大を危惧する投資家からの
売り注文が継続している格好。流通業界で同社製品を店頭から撤去する動きが
広がっていることも押し目買いの手を鈍らせる要因になっているようだ。
「株価水準的にはひとまずいいところにきた」(市場筋)といった見方もあるが、
「事件の真相が解明されて責任問題が決着するまでは手が出しにくい」(準大手証券)
といった声が支配的だ。(H.K)』(ラジオたんぱ)
 それではこれからの株価予想および株価分析ですが、ROEは7.04%
1株あたりの純資産は1128円、PER11.92倍(いずれも連結ベース)となっており
単純に見れば妥当な株価に思えますが、不祥事の懸念を考えると
どうしてもマイナスに見ざるを得ません。しばらくに調整、あるいは更なる暴落の
可能性が高いのはいうまでもありません。どこまで下げるかわからないために
しばらくは買いは控える方がいいでしょう。700〜800ぐらいまで下げるのはないかと
見ていますが、あくまで予想ですのであまりアテにしないように。予想が難しいので。
信用回復すれば、株価も徐々に回復していきますので、長期投資には絶好のチャンスかも
知れません。しかし下落幅はどれくらいわかりませんので、底値から2倍程度と
いっておきます。短期的には暴落後反発、意外に1000円回復は早いかも知れません。
しかしまだ下げてくるのはないかと思われます。デイトレードならいい銘柄ではないでしょうか。

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・E+ 中期(3ヶ月〜1年)・D 長期(1年以上)・D+

(2002年8月9日作成)

 

HOMEへ