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 第32回・トヨタ自動車(7203)

 第32回はトヨタ自動車(7203)、自動車生産世界第3位、国内登録車シェア四割、
余資豊富で好財務、海外生産拡大中。
大手輸出企業の多くは今期、125円を標準為替レートとしている他、
為替予約に関してもこの水準で行っている例が多いようだ。
したがって、当面、125円を上回る円高が進行しても短期的には
影響は出ないものと見られているが、円高傾向が継続した場合には
今期下半期での為替差損が生じる可能性もあるなど、
円高が心理的に投資家に悪影響を与える形となっている。
また、投資家の方向性がこれまでの輸出関連株から内需関連株へと
変化してきていることもこれら輸出関連株の軟調な展開につながっているのでは、
といった指摘も聞かれた。(テクノバーン)
 2002年度の決算の1株純利益は約170円、2003年は199.70円、
2004年は210.90円と予想しています。2002年連結決算で
売上高は15兆1062億、営業利益は1兆1123億、経常利益1兆1135億
当期純利益は6158億円でした。
 これからの株価予想および株価分析ですが、
ファンダメンタルで見るとやや割高だといえます。1株純資産は2059円
PERは20.68倍(5月24日現在)、ROEは8.53%。これだけ見るとまあまあだと見ています
ブランド力があるということが割高感があるということですので問題はありません。
短期的には円高基調ということで3000円くらいまで下げるかも知れません。
しかし決算がよかったということ、増収増益基調とみていますので4000円乗せも
考えられるのでは。長期的には5000円以上の株価を付ける可能性は十分あると
思います。100株単位で買えますので長期投資にはいいと思います。
流動性はありますが、値動きが小さいのでデイトレーディングには不向きかも?
基本的に3000円以下なら買いといっていいでしょう。短中期的には調整でしょう。

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・D+ 中期(3ヶ月〜1年)・D+ 長期(1年以上)・D+

(2002年5月26日作成)

 

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