気になる注目銘柄

 第27回・スターバックス(2712)

 第27回スターバックス・コーヒージャパン(2712)、
世界最大のコーヒーチェーンの日本法人。国内エスプレッソ市場で
トップ、直営で全国展開中。今年の8月以降既存店の売上がマイナス、
円安・原材料の値上げなどのため利益率が低下。
新規開店110店で底上げ、2002年度も成長続く。
キャッシュフローはマイナス、設備投資などでCFがマイナスとなっています。
会社四季報によると株式分割の可能性ありとなっています。
株式分割が発表されたら買いでしょうけど、どうでしょうか。
 株価分析およびこれからの予想としては今の株価(50100円・1月18日現在)では
ファンダメンタル的には割高だと思います。1株資本が5120円では
どうしても割高と判断せざるを得ません。PERも2002年決算予想では約70倍となりますので
割安とは言い難いでしょうし、ただROE2001年3月期では25.5%ですが
2002年3月決算では減収を予想しており、買い材料に乏しいといえます。
今はどうも下げトレンドに見えますので、短期売買ではうまくやれば利益が
出せないこともないですが、恐らくまだ下げるのではないかと思います。
個人的には1万円台でもいいのですが、短中期的に3万円台まで下げてくるのでは。
長期的には上げてくると思うのですが、相場の状況次第といったところでしょう。
成長企業ですので上がるときは大きいのではないかと思います。
宝くじを買うような感覚でなら買ってもいいと思います。やはり積極的に買いとは言い難いです。
(2002年1月20日作成)

 『スターバックス(ナスダックジャパン) <2712> は11月6日、
今2003年3月期の経常損益を従来計画の22億円の黒字に対して1億9000万円の赤字
(前期実績16億円の黒字)に下方修正した。売上高は620億円計画に対して
560億円(同475億円)にとどまる見通し。最終損益は9億5000万円の黒字に対して
5億円の赤字に修正した。75円を計画していた期末配当は無配とする。
10月に入ってからの既存店売上高はマイナス18%に達するなど、
今期想定していた既存店売上高マイナス6−7%での推移は困難な状況となっている。
通期の新規出店数は当初120店舗を見込んでいたが、115店舗に変更した。
スターバックスカード導入に伴うコスト増加なども利益圧迫要因になる。』(ラジオたんぱ)
 11月7日には3000円ストップ安売り気配の1万8200円と売り込まれた。
20000円割れの最大の原因は赤字転落になよるもの、さらには株式市場の低迷も
一つの要因に挙げられると思います。安く買える銘柄といえばいいと言えばいいのですが
しかし株価の低迷は多くの一般投資家にとってはよいこととは言えないでしょう。
 それではこれからの株価分析予想ですが、ファンダメンタル的に見ると
まだ下げてくると考えていいと思います。10000円前後が妥当株価といるでしょう。
1株純資産が13820円ですが、赤字決算によってさらに下がります。
20000円割り込んだわけですが、多少の反発はあるのではないかと見ています。
短期的に20000〜25000円くらいまで上げてくる可能性は十分あるかと思われます。
中長期的に見ますと景気が回復すると見るならば今の株価の2〜3倍になるかと
思われますが、しかし株式市場は低迷を続けていますのであくまで楽観的にみるとです。
2〜3年後には4〜5万になるかもは知れませんが、バクチ的要素はあります。
中期的に見ると下値は10000〜15000円くらいと見ています。
10000円以下になれば買いか?それはわかりません。
(2002年11月7日作成)

 

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・D 中期(3ヶ月〜1年)・D 長期(1年以上)・D+

 

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