気になる注目銘柄

 第20回・ファーストリテイリング(9983)

 第20回はファーストリテイリング(9983)、この銘柄も最近下げている銘柄です。
日経平均が低迷しているのである程度の下げは当然といえますが。
郊外型カジュアル衣料店「ユニクロ」展開、自社ブランド中心、都心にも進出。
株式投資をする際にこれから「ユニクロ」のように成長する企業を
探して株式投資するべきです。当HPの「初心者のための株式アドバイス」でも書いています。
5年ほど前に買っておけばよかった銘柄ですが、これから株価は上がっていくのでしょうか?
ユニクロは実に何回も株式分割を:1994/8/26 [1:1.5], 1995/8/28 [1:2], 1996/8/27 [1:1.1],
1997/8/26 [1:1.1], 2000/8/28 [1:2]と実に株式分割をやっています。
業績もうなぎ登りのように上がっていきました。実際2000年8月決算では
売上高は約2290億円、純利益約345億円と過去最大となっています。
2000年8月中間決算も純利益361億円と業績は好調といわざるを得ません。
しかし成長に陰りが出ているようにも見えます。新規出店抑制がその現れであります。
ユニクロは業態の多角化や海外展開がマイナス材料、
明らかに経営が行き詰まったことを暗示しているという意見も。
それでも成長企業であることは否定しませんが、しかし株価は下げ基調になる恐れも。
 それでは株価予想ですが、ユニクロの経営不安説が出ているのが
株価下落の要因に、さら日経平均が下落基調が重なったら株価暴落に
拍車がかかることはいうまでもありません。株価は下げているといえ
依然として10000円以上する値嵩株でありますので、10000円割れの恐れも
最悪の場合、中長期的に3分の1以下になるかもしれません。しかし短期的に2〜3割戻すかも。
ブームが終焉したと見る向きはあってもまだ上がっていく局面はあると思いますが、
中長期的には堅調に上がっていくとはとても思えません。
今の株価水準は別段割安ではありませんが、将来的に懸念される点があるからです。
これからの暴落に注意が必要だと思います。
中長期的にこのような銘柄は株価が下落していくのが定説ですが、この銘柄はどうでしょうか。
中長期では株価は安定していくと考えられます。10000円前後になると見ています。
これも、このまま業績が安定成長していくことが前提になります。

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・D 中期(3ヶ月〜1年)・D 長期(1年以上)・D+

(2001年8月28日作成)

 

 

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