気になる注目銘柄

 第7回・ソニー(6758)

 第7回はソニー(6758)、世界的AVメーカーであります。円高の影響か最近株価を下げています、単体決算は好調でも、連結ベースでは減収予想であります。プレイステーション2で有名ですが、PS2の売上が好調とはいえません。現にゲーム部門では赤字であります。デジタル製品が好調といえます。最近デジタル家電ということもあって単体決算では利益が伸びています。2000年3月には1株→2株に株式分割を行っています。ではこれからの株価の展望ですが、私としては株価は割安と言い切れませんが、しかし底値圏と考えられます。現在のところ10000円回復の可能性は十分あると思います。ソニーが優良企業であるので株価を上げていく可能性はあると思います。中長期的には15000円以上をつけると考えられます。従って長期的には買いといえます。短期的には8000円以下が買いのメドになると思います。(2001年1月18日作成)

 

 ソニーが4000円割れとなってしまいましたが、短期的には予想通りの展開でしたが、
中期的には暴落ということになりました。実際には10000円台は割高と思っていましたが、
私はこの銘柄は買いの対象外でしたので、損することはありません。
予想が外れたのは事実です、これからは予想を当てる努力をします。
株価の下落の要因は業績の下方修正であります。2001年3月期の決算が
約167億円(連結)と大幅減収、そして7月に修正した2002年3月期の連結最終利益を
800億円下回る100億円に引き下げたこと、そして日経平均の下落などが
上げられます。景気回復が遅れるということで株価は暴落ということになったわけです。
もはや、ソニーは高収益会社とはいえなくなりました。
株価分析・これからの予想としては、4000円でも割安とはいえず、
さらなる下落局面も考えられると思います。2000円台になる可能性もあります。
これからの将来性を加味しても、今の株価水準は割高といえます。
業績の悪化で売り材料が出たということです。長期的に業績が回復すると、
10000円以上になると考えられますが、しばらくは時間がかかると思います。
これからの景気次第ということになります。短期的に5000円を回復するかもしれませんが、
しばらく調整が続き、更に下落することも考えられます。(2001年10月8日作成)

 ソニー <6758> (出井伸之社長)は7月25日、
2003年3月期の第1四半期(02年4月−6月期)の連結業績を発表した。
売上高は前年同期比5.4%増の1兆7218億円、営業損益は519億円の黒字
(前年同期は30億円の黒字)、当期純利益は572億円の黒字(同301億円の赤字)となった。
 分野別では、エレクトロニクス分野は、売上高が前年同期比0.1%減の1兆2189億円、
ゲーム分野が同1.1%減の1532億円、音楽分野が同5.6%減の1372億円、
映画分野が同27.5%増の1736億円、金融部門が同2.1%増の1292億円。
その他分野では同19.1%増の550億円となった。
 増収増益の要因としては、前年同期と比べた円安による収益のかさ上げ、
映画「スパイダーマン」などのヒット、ソニーの持分法適用会社である
米テレムンド・コミュニケーションズ・グループの売却などが挙げられる。
 通期業績予想は売上高を下方修正した。円高の影響や消費者の需要低迷など、
一層厳しいビジネス環境が続くとして、売上高は今年4月に発表した8兆円から7兆7000億円に修正。
しかし、利益についてはプラスとマイナスの影響がほぼ相殺するとの見方を示し、
営業利益2800億円、純利益1500億円と変更はないとしている。(BCN)
 日経平均が12000円台まで回復し、円安の影響で7000円まで上がってきましたが、
最近の円高、ニューヨーク株式市場の暴落などによってソニー株も暴落という形となりました。
これからの株価展開予想ですが、増収増益と会社予想はそうなっているわけですが、
2003年3月期1株利益予想は171.35円(2002年3月期・16.7円)と大幅増益となっています。
予想は難しいのですが、一ヶ月後には4000円台まで下落する可能性は十分あると思います。
長期的に10000円回復もあるという予想は変わりありません。今は下げトレンドと見ています。
4000円以下なら一つの買い場と見ていいでしょう。今は調整でしょう。
デイトレードに向いている銘柄といえますが、値幅が小さいのが難点です。

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・D 中期(3ヶ月〜1年)・D+ 長期(1年以上)・C

 

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