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 第3回・日本オラクル(4716)

 第3回は日本オラクルです。3月末に70000円をつけてから(1:1.5分割後)
株価は低迷しております。確かに将来性のある会社だと思うが、
だからといって株価が上がることは別であり、株価が上げすぎと判断したら
株価は下落するものである。
業績は順調であるがしかし、東証1部の上場によって需給関係の悪化により
株価は調整局面に入りましたが、目先は30000円前後の株価になると見ています。
悪材料は今のところは見当たりませんが、下落の可能性はないと言いきれません。
成長株は株価も上がりやすいですが、下落もしやすいことものです。
ただ長期的に見るとまだ上がるかも知れませんが、未知数といったところでしょう。
ナスダック指数の影響も受けると考えられる。
日本オラクルはIT企業としての事業拡大はまだまだこれからであるといっていい。
この会社は過去5年間で売上高5倍、経常利益18倍に伸ばしている。
そして株主重視の姿勢は投資家にとってよいことである。
事実1株あたり90円の高配当を出している。配当性向も高い。
これから株式分割や自社株買いが期待できると思う。
マイクロソフトの時代からオラクルの時代に変わるものと言われてもいるが、
しかし株価は大分上げているので、さらなる下落が心配である。(2000年8月31日作成)

 ヤフーファイナンスのレーティングを見ると強気に考えている証券会社が
多いですが、確かに業績は順調に上がっていくと予想しており、
しかし本当に下落する恐れはないのか?結論をいうとまだ下落の余地はない
とは言い切れないと思います。確かに市場予想は、
2002年度の1株利益は179.35円、2003年度246.89円となっています。
有利子負債はゼロ、IT企業ではめずらしいですが、2001年5月決算の
1株純資産はわずか612円しかありません。ROEが24.7%であっても
10000円以上の株価は割安とはいえません。成長企業であることは認めますが、
しかしあくまで成長が続くことが前提になります。配当も100円出していますので、
短中期的に極端な下げはないと思いますが、10000円前後の株価になる可能性は
あると思います。長期的には上がっていく可能性は未知数といえますが、
更なる下落があるかも知れないと思います。
私は成長性を織り込んだとしても日本オラクルは割高と考えています。(2001年7月23日作成)

主力のDB管理ソフトは通期四九五億円(01年5月期五二一億円)への減収見込む。
ただ過去からの累積が効くサポート収入は成長続き増収確保。
サポートの利益率は高いため営業利益率が上昇へ。
DBと業務ソフトを統合した大規模案件で独自性発揮狙う。
DBを強化する日本IBMとの競争に激しさ。富士通等との提携深化がシェア維持のカギ。
この業界も競争激化の波にさらされているいるようですが、
株価も長期的な下げトレンドとなっていますが、これからの株価上昇は期待できるでしょうか。
ファンダメンタルズ的に見てもまだ割高といえると思います。
さらに株価が落ちても当然といえます。私も不幸を喜んでいるわけではありませんが、
どうしても買い材料がまだ乏しいと見ています。
2002年の2月に6810円の底をついたと
見えますが、また下げる可能性の方が高いと思われます。
10000円回復はないとも言い切れませんが、よほど株式市況がよくならない限りないと思います。
従って買いとはいえないでしょう。証券アナリストも最近、弱気になっています。
短期的には多少は上げても、長期的には調整と見ています。(2002年3月30日作成)

買い判断―短期(1〜3ヶ月)・D 中期(3ヶ月〜1年)・D+ 長期(1年以上)・D+

 

 

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