株に手を出すのは自殺行為とほぼ同じ

 題が「株に手を出すのは自殺行為とほぼ同じ」なっているのか、
それは「ナニワ金融道」の青木雄二氏がいっていることです。
それを載せて株式投資とは何であるかを検証してみたいと思います。

『ニュースでは毎日、平均株価が上がったとか下がったとか、報じている。
株をもっていないヤツまで、株相場が一円上がった下がったで大騒ぎしているようだが、
これはどう見ても、おかしな風景やと言わざるを得ない。
これはなにを意味しているかというと、株そのものが、完全に投機の対象に
なってしまっているということ。
簡単にいえば、カネ儲けの手段、つまりギャンブルになっているわけ。
しかし、株をやっている人、ないしは株をやろうとしている人に、
僕は苦言を呈しておきたいと思う。
どんなに偉そうな経済学をぶちかまそうとも、株は所詮、
ある種の賭けです。しかも、日本においては、
個人がおこなうにはあまりにリスクの大きいギャンブルなのです。
なぜなら、日本では、インサイダー情報、すなわち会社の経理や業績内容などが、
簡単に流出してしまっているからだ。それが個人に向かって流れるならば
いいようなものだが、まずなにより、そうした情報はいち早く権力に向かって流れる。
つまり、資本主義擁護の政治家や、大口の投資家や、玄人筋に向かって流れます。
しかも、この国では、それがきちんと罰せられてこなかった歴史がある。
つまり、日本はインサイダー大国。シロウトが手を出せば、ヤケドするだけでは済みません。
 (中略)
もし今、たまたま儲かっていたとしても、いつかきっと損することになる。
株は続ければ続けるほど、負けが大きくなるもの。確率から言って、それはたしかなこと。
しかも、株の儲けというのは半端ではなく、一日で十万、二十万のカネを
なんの苦労もなく儲けてしまう。一度ハマったら、もうバカバカしくて、
ふつうの仕事なんてとうていできなくなる。もちろん「このゼニはいつもの稼ぎとは違う」
と考えられる人間ならいいが、そういう人間は滅多にいない。
人間、苦しくなってくればくるほど、ラクして儲けたくなるものなんです。
 (中略)
株に手を出すのは自殺行為というものです。シロウトは、株に手を出してはなりません。』

 (以下 青木雄二のイテこましタレッ・ナニワ流生活防衛講座 講談社より引用)

 上の文章の内容は、株式投資している私が言うのもなんですが、
書いてあることはほぼ正しいと思います。これが100%正しいというなら、
このサイトは「株式投資はやめるべき」という名前に変えなければなりませんが、
しかしこの内容は株式投資をする際に実は役に立っているのです。
私自身皆さんに株式投資は止めるべきというつもりはありません。
前半部分はまったくその通りだと思います。本来、株式投資はギャンブルではありませんが、
実際の株式市場は「バクチ」であることが現実といえます。
このことは当HPにも書いていることであります。いちいち正しいことを復唱するのも
何ですので、青木雄二の理論の問題点を上げてみようと思います。
「もし今、たまたま儲かっていたとしても、いつかきっと損することになる。
株は続ければ続けるほど、負けが大きくなるもの。確率から言って、それはたしかなこと。」
それはウソです、それは努力次第で何とかなります。
個人投資家が株で儲けると、資金量を増やす傾向があり、それで
負けが大きくなるケースがあるのです。いかに損を出さないようにするかが大切なのです。
それは株式投資に関する本・雑誌を読んだり、いろいろな株式投資サイトを見るのがいいと思います。
その上で自分の投資方法を見つけること。楽して金を儲ける方法はないと思うべきです。
「株は自殺行為」と書いていますが、証券会社の広告ではありませんが、
会社が儲けを出している限りは株価は上がっていくものであり、つまり長期投資は上がるということ。
「株は危険なので手を出すな」というのはただ逃げているだけだと思います。
リスク・危険に立ち向かうことも大切なことだと思います。
その分、リターン・利益を得ることもできるのですから。
青木氏の現実を見る洞察力には感服しますが、所詮株をやっていない人の言うことであり、
恐らく、株式投資をやって大損した人の話に基づいて書いたものでしょう。
つまり株式投資の経験のない人なのです。
一番言いたいのは株式投資もまた自身の努力が必要なのです。
決して株式投資は苦労せずに儲ける方法ではありません。

 

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