●庁内報 平成15年5月7日(水)


◎主管者会議の概要
(平成15年5月6日)

新任期初登庁 土屋正忠市長挨拶(要旨)

 民主主義のルールに則り6選を果たし、今後4年間皆さんと仕事をすることになりました。この選挙を通じ改めて感じたこと、これから取り組まなければならないことなどについて申し述べたいと思います。

まず第1に、この選挙の特徴に多選が争点とされたことです。相手候補は、多選の弊害を訴えましたが、多選と言ってもその都度市民の審判を受けている訳です。多選は結果であって、多選を批判することはその都度審判し、信託した市民の判断を批判することであり、市民を信頼していない証左であります。多選の弊害は、組織や仕事の停滞、汚職、行政の私物化などですが、武蔵野市にはこれらのことは一切ありません。しかし、これを他山の石として、さらに身を引き締めていきたいと思います。
また、もう一つの特徴として、政党の衰弱と言われていることについてです。これをよく考えてみると、中央政府の外交・防衛・マクロ経済の舵取りなどの役割や目的によって組織された中央政党が、地方自治に影響を与えることを良しとしない状況が出てきているのではないか。その象徴は、地元の中央政党の党首が何度も応援に駆けつけてきても、投票行動に影響を与えることが出来なかったことにあると思います。これは、国家の機能を果たす中央政党と地方の政治が分離し、新たに成熟した地域社会を形成してきているのではないかと感じています。

  2点目は、選挙戦でまちに出て、数多くの市民と対話をし、まちを歩いてみるとまちが変化していることがわかります。まちを知る。市民を知る。変化を知る。このことが非常に大事になると思います。幹部職員を先頭にまちに出て、現場に立って、変化を知るタウンウォッチングを実施したいと考えています。

  3点目として、この変化に対応した新しい市役所像、職員像を考る必要があると思います。情報の流通と共有、仕事のスピード、そのための組織・人事はいかにあるべきか。民間の柔軟な組織形態を取り入れながら、官僚制の長所である維持や保守、適切な管理の要素を見つめながら、変化に対応する新しいタイプの公務員像、新しいタイプの公務の組織像を考えていかなければと思っています。

  4点目として、今後力をいれて実施していかなければならない施策として、市民生活の安全があります。今まで、警察署や消防署、保健所の仕事としていた治安、防災、防犯、交通安全などを総合行政である市役所の仕事として捉えていく必要が出てきていると考えます。とりわけ防災については、新しい長期計画に防災センターの設置を取り上げ、数年の内に必ずつくります。

  5点目は、第四期長期計画の策定であります。武蔵野市の長期計画は、市民参加を徹底した、市民主導で策定している計画です。策定に当たっては、職員も所管の仕事はもとより、所管外の仕事についても策定に参加し、市役所の総力をあげて取り組んでいかなければならないと考えています。計画論にはいろいろあるが、武蔵野市は30年前から市民参加を議論しています。最近のパフォーマンス的な市民参加ではなく、真の意味での市民参加・市民自治を発揮していくにはどうしたらよいのか。代議制との調和はどうなるのか。このことを徹底して議論していきたいと考えています。中身の濃い時代を先取りし、市民のニーズを反映した長期計画が出来上がることを期待したいと思います。
 
  結びに、6選することが出来、大変うれしく思っています。これは今まで行ってきた政策が評価され、そのことが将来展望に期待がもてると評価された結果であります。今まで行ってきた政策は、今日ここに集まってくれている理事者、部課長を中心に、職員一人ひとりが積み上げてきたことが評価されたことであります。これからも市民のために、ともに頑張りましょう。

主管者会議の概要
5月6日(火)に開催された第9回主管者会議の概要をお知らせします。
主な記事
・武蔵野市個別事務事業評価試行結果について(中野企画政策室長)
・少子化対策・子育て支援研究会報告書について(檜山子ども家庭部長)
・公立保育園のあり方を考える委員会の中間報告について(檜山子ども家庭部長)
・ 平成15年4月27日執行武蔵野市議会議員・市長選挙の結果について(中野選挙管理委員会事務局長)
・武蔵野市の事業所(各種統計調査結果報告)について(永並総務部長)
・第8回東京国際スリーデーマーチの結果について(内田教育部長)
子どもの日の事業実施結果について(檜山子ども家庭部長)

 議題として、第1回市議会臨時会提出予定議案の説明者決定後、次のような報告がありました。
<報告事項>
○武蔵野市個別事務事業評価試行結果について(中野企画政策室長)
個別事務事業評価とは、行政評価の一つとして、各課で現在実施している個々の事務及び事業について、これまでの運営が妥当であったか、充分な効果があったか、そして今後どのように運営されるべきかを、事業費だけではなく、人件費や減価償却費も計上し、事業のフルコストを求め、効率性等をふまえて分析・検証しようというものです。
今回の試行では、@ 市民への説明責任を果たしていくこと、A 事務事業の見直しと予算編成への活用をはかること、B 職員の意識を変えていくことを主眼に置き、73事業を評価対象とし、そのうちの17事業については、達成度、効率性、必要性及び公平性の4つを視点とする、主管課による一次評価と庁内評価委員会による全庁的な立場での二次評価を行いました。
試行結果を踏まえて、多くの方々からご意見・ご指摘をいただきながら、本市に適した、より良い制度の構築をめざしていきます。

○少子化対策・子育て支援研究会報告書について(檜山子ども家庭部長)
少子化を取り巻く背景と要因、少子化対策・子育て支援における市の役割、子育て支援策の問題点と改善策に関し調査研究するために、平成14年9月に若手職員をメンバーに発足しました。休日における子育て関連サービスの実施、子育て支援拠点の偏在解消と地域開放-「地域で支え行う子育て」への基盤整備、訪問相談の拡大実施など10の提言がまとまりました。

○公立保育園のあり方を考える委員会の中間報告について(檜山子ども家庭部長)
 公立保育園のあり方や多様化する保育ニーズへの対応を検討するため、昨年9月に「武蔵野市の公立保育園のあり方を考える委員会(委員長:網野武博上智大学教授)」を設置しました。中間報告書では、子育て支援に関する中核的なセンターの整備や地域における子育て支援体制の強化などが提言されています。
市民や関係者から広く意見を寄せていただき、それを踏まえ8月末に最終報告を行う予定です。

○平成15年4月27日執行武蔵野市議会議員・市長選挙の結果について(中野選挙管理委員会事務局長)
4月27日に行われたた選挙は、当日有権者数108,023人で投票率は市長選挙が50.44%市議会議員選挙が50.42%でした。職員の皆さんのご協力ありがとうございました。

○武蔵野市の事業所(各種統計調査結果報告)について(永並総務部長)
 平成13年10月以降に実施した市内の事業所に関する統計調査結果(速報)がまとまりましたので、概要を報告します。平成13年事業所・企業統計調査によると全事業者数は8,042事業所で平成8年調査に比べ195事業所が減少。従業者数は82,474人で平成8年調査に比べ237人増加しました。また、平成14年商業統計調査では、武蔵野市の卸売・小売業の事業所数は2,071事業所で、従業者数16,446人、年間商品販売額は4,220億2,900万円でした。これは平成11年に実施した前回調査と比較して、事業所数5.5%の減、従業者数2.4%の減、年間商品販売額11.9%の減となっています。

○第8回東京国際スリーデーマーチの結果について(内田教育部長)
5月3〜5日に武蔵野中央公園を拠点に開催された第8回東京国際スリーデーマーチは35,023人の参加がありました。職員の皆さんのご協力ありがとうございました。

○子どもの日の事業実施結果について(檜山子ども家庭部長)
 子どもの日の事業として0123はらっぱと児童館で行いました。0123はらっぱでは980人の参加がありました。











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