銕仙会(てっせんかい)は観世銕之丞家を中心とした演能団体で、現在月1回の定期公演と青山能をはじめ、公開講座をふくむ企画公演や子どものための能教室を随時行うなど、能の普及と発展に尽くしている。
観世銕之丞家は江戸中期の十五世観世左近元章のときに分家し、現在に至るまで能界に重きをなしている。
近年は七世観世銕之丞の長男、観世寿夫を中心として、広く舞台芸術の視野から能を見直し地謡をはじめ、脇方、囃子方、狂言方の全ての役を大切にすることで密度の高い舞台を実現し、高い評価を得た。寿夫没後もその主張に基づき、従来の作品の演出的見直しをはじめとして、現代に生きる演能活動を故八世観世銕之亟静雪(人間国宝)のあとをうけた九世観世銕之丞(平成20年度日本芸術院賞受賞)を中心に続けている。
また銕仙会のメンバ−は復曲上演や、新作能の上演、海外公演といった多様な活動を展開している。