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                                11・2・14
体験記 NO.1048 低体温療法の衝撃

                                   佐藤俊彦
         柳田邦男氏の生と死をみつめて           

 作家の柳田邦男氏が現代医学の進歩について衝撃をもたれた事について、平成9年2
月3日のテレビのスペシャルで放映されていました。

 柳田邦男氏は、自分の息子の時は、医学的に解明されてなかったために、亡くなって
しまったが、しかし、日大・板橋病院の医師が「脳の浸食と温度の関係」を解明されて
からは、脳の病気に光明が射してきたようです。

 具体的には、脳の組織が細菌に侵されるのは、脳の熱が高くなってくると加速され、
脳の温度が32度になると細菌の浸食がとまる事をつきとめられた。

 このためには、人間の血流に着目して、体を冷し、血を冷やす事により、脳の温度を
コントロ−ルする事のようです。これを実現するために、冷水を通すマットを体の上下
に置き、温度コントロ−ルしていく。これにより、脳の細胞の浸食を止める事が出来ま
すので脳死の状態を遅らせるとともに、脳障害を最小限にする事が可能となりました。

 テレビでは八百屋で生計を立てている人が、急に、クモ膜下出血で倒れられ、救急車
で運ばれた、映像が出ていました。

 医者はMRIで脳の写真を撮り、即手術されて低体温療法をとられました。生と死の
間をさまよわれたが、低体温療法の温度コントロ−ルにより、脳の浸食も止まり、合併
症も出ないで回復されました。3週間は絶対安静で寝たきりとなられたようです。その
後、意識も回復され、6か月後には車椅子で退院されました。

 テレビを見ていると、自分の倒れた時と重なりました。私の場合は脳幹部のため手術
も出来ないし、まだ低体温療法は解明されていない時だし、医者の初期処置が良くて、
回復したものと思っています。

                                     以上

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