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11・2・8
体験記 NO.1045 大田仁史教授の講演会
佐藤俊彦
外出日 平成8年6月22日
大田仁史教授の講演会に出席して
自宅の近くに城東南部保健所(近くといっても、歩いて15分位)が新設されまして、
その開所記念に、大田仁史教授(以前は伊豆逓信病院の副院長「脳卒中後の生活とリハ
ビリ」の本で有名、またテレビの講師にも良く出ておれている)が、江東区東陽町の
文化センタ−(区役所の隣にあり、車いす用トイレもありました)で講演されるという
ので、6月22日に出かけてきました。
東陽町の文化センタ−の会議室で講演がありましたが、参加者は20数名で、車椅子
の人は私を入れて2名でした。Nさんも聞きに来ておられました。私にとっては、元気
な時以来、久しぶりに講演を聞く機会を持つ事が出来ました。
講演の内容は予定されていたのは「脳卒中後の生活とリハビリ」でしたが、話の内容
は・弱者への思いやり、・健常者への感謝の気持ち、・2.5人称、・他でした。
講演の内容で、記憶に残った事を少し書いて見ます。
・弱者への思いやり
まず、ことばの意味ですが、高齢化社会と高齢社会とは次の様な違いがあるそうです。
前者は65歳以上が7%未満の時、後者は65歳以上が14%以上の時,という様に
使い分けるそうです。
はじめて聞くことばでしたが、相撲に「かばい手」という技があるそうですね。
大きい相撲取りが小さい相撲取りと対戦して、大きい方が押し倒した時に、大きい方
が危険と思って、先に手をついても勝ちになるそうです。
・健常者への感謝の気持ち
星野富弘氏の話が出まして、本人は体操の先生になったばかりの時、跳び箱を飛んだ
時、首から下が麻痺してしまい、世の中で一番苦しいのは自分だと思っていたが、あ
る時自分を介護してくれている母親の方がもっと苦しんでいるという事が分かり、母
親への感謝の気持ちが出てきたと話されました。
もう一つは、若い新婚夫婦時代に、奥さんが右手足が不自由になり、悲しみ続けたそ
うです。主人は大工で、奥さんの動き易い様に改造したり、子供が欲しいと言って悲
しがらせましたが、子供が出来、小学生になると自分をかばってくれる様になり、主
人に感謝の気持ちを持つようになられたそうです。
・2.5人称とは
1人称は患者本人、2人称は家族・親戚、3人称は知人・他人を指している。
これからの社会は2人称だけが苦しむのではなくて、他人・ボランティアの人のお世
話にならなければならなくなり、3人称の忘れさられる人ではなく、2,5人称であ
る他人・ボランティアの人を大切にしていかなければなりません。
例えば徳島の阿波踊りの日に、徳島の老人ホ−ムの車椅子の人達、20数人が好きな
阿波踊りを、最初、青年団とボランティアにお願いして、実現できたそうです。
桟敷席があるところでは、車椅子から立てる人は立って踊り(青年団およびボランテ
ィアの人は目立たないように座ったそうです)観衆に感激の挨拶をしたそうです。日
頃は寝たきりの人が、車椅子から立って踊られた事に感激されました。踊りたい一心
の若いボランティアの中学生にインタビュ−したところ、ボランティアで黒子になっ
て、老人の光景を見て、感動したそうです。
以上、講演で記憶に残った事を書きましたが、先生の言いたい事が、少しは分かったよ
うなきがします。久しぶりに有意義な時間を過ごしました。
以上