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10・12・13
体験記 NO.1009 車いすのままで和船に乗る
佐藤俊彦
外出日 平成10年
仙台堀川公園のボ−ト乗場にある和船の船着き場のそばを水曜日の訓練の帰りに散歩
していましたら、区で運営している和船(櫓で漕ぐ川船に似た底の広い船の事)に乗ら
ないかと誘われました。車いすのままで乗ったことがないので、一瞬不安がよぎりまし
たが、一度経験してみたいと思いまして、大変とは思いましたがお願いしました。
和船は江東区主体で2艘の運営をしておりまして、無料で1回に約20分間乗せても
らい、和船友の会の方がボランティアで支えているようです。5人がかりで車いすごと
和船に乗り移してもらい、車いすをロ−プで固定して、櫓で漕いでも余り揺れないよう
にしてもらった。女房と私に一人づつついてくれたので、いざというときは安心してい
ました。行きは和船の運営や病気の事など話し、帰りはリハビリの事をお話ししました
ら、リハビリの経験があるとかで、左手を取ってマッサ−ジをして関節を良くほぐして
いただきました。
和船に乗るのが初めての経験だけでなく、船の上で左手のマッサ−ジをしていただき
恐縮しております。
早速、家に帰って代表の名前と住所を調べましてお礼の手紙を出しました。しばらく
して、会長さんと親切にしていただいた方からお手紙をいただきました。
初めてお会いしたのに、和紙の巻紙に櫓を漕いでいる和船の絵と筆のお手紙をいただ
きました。激励していただくだけでなく、「病みて知る人生」という言葉も教えていた
だきました。そこで感じました事は、家に閉じこもっていたのでは、素晴らしい人にお
会い出来ませんので、どんどん外出されて人との出会いも大切にされるといいなと思い
ました。
以上