Comfort and joy hotel index
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ
■クラブインターコンチネンタルフロア スーペリア リバービュー■(2004年12月)
ホテル選び
東京に出かけることに。泊まってみたかったホテルにお得なプランはないかしら。
各ホテルの公式サイトとホテルレビューサイトと一休ドットコムをクロスチェックしながら
ふるいにかけていきます。資料集めそのものが楽しい、というワタクシの気性が丸出しです。
そんなこんなで、インターコンチネンタル東京ベイ(以下IC東京)の
【スマートレディスプラン(クラブフロア)リバービュー】26,250円を予約。
いろいろ特典がついている、典型的な1名1室対応のレディスプランです。
しかし数日後【One Chance Plan】の12月版が発表に。リバービューのクラブフロアで
\21,945という価格にクラリ。10時チェックアウトはマイナスですけれどね。
レディスプランのアイテム(ランジェリ−かネイルかランチビュッフェ)は
要らないのでこちらで十分。ネックは1泊限定との但し書きなのですけれど、
宿泊係に連泊したいと相談すると、あっさりOKが出ましたので予約を切り替え。
ここからが勝負! 宿泊日約1週間前になると、各ホテルから最終価格プランがゴロゴロ
出てくるのですよ。どのホテルも付加価値サービスで客単価を上げたいのでしょうね。
もちろん稼働率も上げたい。他ホテルの動向を睨んでの最終価格は、体力勝負の様相を
呈していているように感じます。そんな中でも強気な価格提示を崩さない女王様なホテルは
パークハイアット、フォーシーズンズ丸の内、グランドハイアット東京あたりかな。
ホテル西洋銀座は、以前使ったプランが数千円以上高い価格設定に移行していてビックリ。
そして、繁忙期の日航東京は1室1名宿泊を許さないプラン設定で、何となく恨めしい。
いずれにしろ、ホテルビジネスの舵取りは難しい時代にきているようですね。
結局、夕方にならないと東京へ行けないスケジュールになってしまい、終日を館内で
過ごすことに意味があるFS椿山荘は断念。一休ドットコムからeオークションに回り、
IC東京のクラブフロア・リバービューに17時チェックインで\20,000というプランを落札。
赤坂や渋谷の東急エクセル、汐留のロイヤルパークなどの朝食なしシングルに比べ、
部屋は格段に広く、かつクラブフロアで眺めもよく、朝食付。なのに税サ込みで見た時、
価格差は無いに等しいのです。さらにインターコンチネンタルのメンバーシッププログラム
PRIORITY CLUB REWARDSに入れば航空会社のマイレージは付くわ、空室しだいで
チェックアウトが14時まで伸びるわ。ホテルビジネスの……(以下同文)
お部屋あれこれ
クラブフロアの宿泊者は20階のレセプションデスクでチェックインできますが、友人を
待たせていたので、1階のフロントで最低限の手続きといくつかのリクエストだけ済ませます。
夕食を終えて部屋に入った時はショックでしたね。正面の窓の向こうにはオフィスビルが
デデーンとそびえ窓の半分以上がふさがれているんですから。残りは隅田川沿いの夜景で、
それなりに綺麗なんだけれど。眺望についてチェックイン時に念押ししておけばよかったと
悔やみつつ部屋全体を見渡して仰天。脇にもう1つ窓がある! そして真正面に東京タワー。
リバービュー以上にタワービューなお部屋だったのです。
(左)リバービューの窓から竹芝客船ターミナル (中)東京タワー側のデスク周り (右)6:57、夜明けの東京タワー
しかし、リバービューの角部屋でもクラブフロアでないと東京タワーは見えないそうです。
TISビルが立ちふさがっているので、レギュラーフロアはビルビュー状態なんでしょうね。
レギュラーフロアのリバビューに泊まるなら、真剣に眺望リクエストを出すべきです。
ちなみに首都高速浜崎橋JCTはすぐそこ。まさしく『湾岸ミッドナイト』の世界だわ!
さて、お茶を飲もうと湯を沸かしながら室内を探索。入り口左手に真っ白な3枚扉のクローゼット
があり、1枚分には金庫や体重計などが置かれています。残り2枚分のスペースには荷物用
折りたたみ台や靴磨き依頼用の籠も入っています。白いスリッパは肌触りのよいタオル地でした。
チェックイン時のリクエストは全部通っていたのですが、ターンダウンが済んでいるのか、
見分けがつきません。なぜなら上掛けの羽毛布団全体を真っ白なシーツで包んだデュベ
スタイルの寝具だったから。そのまま布団をはいで眠りについても大丈夫そうな雰囲気です。
でもデジカメ片手に部屋を観察していると、ベッドの上に15センチ角ぐらいの案内を発見。
ターンダウンはリクエストベースだと書いてあり、ゲストリレーションズに依頼を出しました。
ここで集中して宿泊客からの依頼を受け、各部門に伝達する指揮系統になっているのです。
(左)ターンダウン済?と思いかけた (中)ターンダウン完了 (右)宿泊客に感想を尋ねるカードが4種類
「相当お待たせするかも」とリレーションズが言ってましたが、約10分でハウスキーピングの
女性2名が到着。目の前で作業が進んでいきます。とくに、メインで動いていた先任スタッフが
プロフェッショナルでした。作業にメリハリがあって手早い。枕を置く角度はもちろんのこと、
ピローケースの角を立て上辺や左右の辺を掌でなぞり、微妙なラインを整え「あるべき形」を
入念に作っていくのです。素晴らしい。いいものを見せてもらいました。
また、宿泊客に感想を尋ねるカードが4種用意されていました。ハウスキーピング担当者への
リクエスト用紙を兼ねた小さいカード。月間優秀社員賞を出すための投票カード。一般的な
総支配人宛レター形式、もう少し気楽なアンケート形式。この4種です。どんな形でもいいから
顧客の声を聞きたいわけです。加えて、顧客の満足を実現している社員にはきちんと報いるぞ
という明確な姿勢は、他の業界にいても参考になります。
(左)靴磨き用の籠 (中)重ねた枕、微妙なバランスが命 (右)デュベカバーの地文と刺繍
なお、靴磨きサービスについて先任スタッフに質問すると即座に「お預かりします」と、
撤収時に持ち帰りました。翌朝起床時間に合わせて新聞と一緒に持ってきてくれるのです。
部屋配布の新聞はリクエストがなければ読売になり、夕刊も部屋に入れてくれました。
先回りして世話を焼いて回るのではなく、相談やリクエストには丁寧に応えるという
スタンスがIC東京流なのかな、という印象を受けました。
お布団の中でゴロゴロしていても見える東京タワー側の夜景がとてもきれい。結局こちら側は
開けっ放しで寝ることにしました。お布団も軽いけれど暖かくて熟睡です。枕は柔らかめで、
ノンアレルギー枕などのリクエストも可能です。固めの枕でないと眠れないなら、さっさと
ゲストリレーションズに相談を。リネン類の肌触りは柔らかく、実に好みでした。
デュベカバーはストライプの地文が浮かぶように織った浮織りで光沢があり、足元側には
インターコンチネンタルのマークを刺繍しています。
今回宿泊したスーペリア リバービューという客室は35u級なのですが、他ホテルで45u超級の
客室に泊まった時に比べ、浴室とクローゼットに差が表れていました。トイレ・シャワーブース・
洗面台・浴槽は1つの空間にまとまっています。洗面スペースに私物を置く余裕がほとんどなし。
洗面ボウルの両脇に洗面台が広がっていないので、コンタクトなどの着脱時は要注意です。
逆に言えば、クローゼットや浴室にそこまで求めないなら、このカテゴリで十分満足できるかも
しれません。1、2泊程度ならバカでかいクローゼットは要りませんものね。
ちなみに浴槽には可動式の枕(裏に吸盤付)が置かれていて、首がとても楽でした。
(左)入浴剤の香りが濃厚。ほとんど香水です (中)タオルにはclub刺繍 (右)クローゼットにバスローブと黒ハンガー
クローゼットといえば、ハンガーには思わず見入ってしまいました。木製のハンガーの間に
黒いシルク製のエレガントな品が2本かかっていたんですね。水色やピンクのは見かけますが、
黒って初めて見たかも。
クラブインターコンチネンタルフロア
20階のスーペリアリバビュー相当の客室4室ほどをぶち抜いて、隣にビジネスセンターも設置。
100Mbpsのネット接続品質は抜群に速いのですが、30分735円 2時間1,890円は高い。プリペイド
カード式でした。ちなみに客室にパソコンを持ち込めば24時間1,890円で使えます。
サロンは25名も入れば満席。欧米人客も常に数組が宿泊しているようです。なんとなく日本橋の
ロイヤルパークホテルのエグゼクティブフロアとよく似た空気が漂っていました。
12月とあってサロンにはクリスマスツリーも飾られ、なかなかいい感じ。朝食はパンが
10種類前後、冷たいおかず、温かいおかず、フルーツ、シリアル類もそれぞれ3、4種ほど。
ごくベーシックな内容で個性的ではないけれど十分な量があります。中でもブリオッシュを
器に見立てたスクランブルエッグはおもしろかった。毎日出てくるものではないそうです。
眺望は窓際の2人がけが3セットあるうち最奥の席がベスト。お台場やレインボーブリッジ、
日の出桟橋など、全部まとめて視界に入ってきます。客室がリバービューならサロンで
存分に景観を楽しみましょう。客室がベイビューの場合、変化に乏しいかもしれません。
客室の窓も含め、出窓状なので柱の太さをそれほど意識しなくて済みます。ちなみに出窓の
両端は開閉可能。真冬でなければ潮風が気持ちいいでしょうね。
朝食からカクテルタイムまでの間は、お酒も含め飲み物の注文に対応してくれます。
しかし、甘いものも含めておつまみ系が何一つ置かれておらず物足りない。他ホテルの
クラブフロアでは、カウンターに朝食の残りのパンや果物を盛ってあったり、クッキー、
チョコレート類が置いてあることが多いんですが。これまでに見た中で最もそっけない
日中の飲食サービスで、何だかつまらない気がしました。
(左)窓辺の席で朝食 (中)陽射しが降り注ぎ日中の窓辺は暑いほど (右)客室には2種類のお茶
あちこち探検
IC東京の弱みは、館内・近隣におけるエンタテインメント的要素の薄さにあるでしょうね。
プールもジムもスパもありません。エステサロンは客室に不向きなスペースを埋めた感じ。
またセキュリティ面も甘い。ゆりかもめの竹橋駅からの連絡通路は、レストランが何軒かある
3階に直結していますが、ホテル側スタッフも利用客もいない時間帯がちらほら。3階からは
全客室階に通じるエレベーターに乗れるので、少し不安。まあ、最近できたホテルがやたら
エレベーター関係のセキュリティに手間をかけていますが、マンションのオートロックと
一緒で宿泊客の連れを装えば何とでもなりそう。あまり神経質になってもしかたないですね。
最寄りのJR浜松町駅・大江戸線大門駅方面との徒歩10分程度ですが、日没後の徒歩移動は
勧めません。旧芝離宮沿いの道を含め、人通りが少なくてどうにも薄ら寒いのですよ。
食べる愉しみ
館内レストランで利用したのはエイジアンテーブルの夕食。ここはタイ・インドネシア・ベトナム
三か国の料理を出します。窓際のレインボーブリッジやお台場が良く見える席に通されました。
鬼手長海老のトムヤムクンなど、お値段に見合った食事で満腹、満足。
しかし原稿を書くためホテルサイトを確認していたら、2004年の夕食利用者、つまり私と連れに
【総料理長岸義明の大抽選会】への応募権があることを発見してしまいました。「応募用紙に
ご記入の上、係りにお渡しください」って、そんな紙どこに置いてあったの……。当たるとは
思えませんが、それでも応募できたのに応募しそこねるのは悔しいものです。
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