発案 建築主が何かをたてようと考えたつことに始まります。
建築主の仕事。
企画立案 「なにを作るか?」を考え、検討する企画立案段階。
建築主と設計者の仕事
基本設計 もう少し具体的に形を伴った「どんなものを作るか?」の段階。
建築主と設計者の仕事、特殊工法の場合は施工者も加わる。
実施設計 構法、仕上げなどを指定して、現実のものとするための設計図を作る「何を作るか?」の段階。
主に設計者の仕事。
工事積算 設計図に基く建物がいくらでできるか競争見積をおねがいする。
主に施工者の仕事
施工 設計図に基づき、「どうやって作るか?」を工夫する段階。
施工者、建築主、設計者が一番協力しあう時期。
竣工
その後、建物は一品生産ですので、使いながらのテストとなります。
不具合の調整を行って初めて本当の完成となります。
・設計事務所はなにをするところですか?
設計事務所とは、建築を作る際に、設計監理業務を行う組織です。本来は建築家個人の責任で仕事を引き受け、
スタッフを指揮して仕事を進めてきましたが、仕事内容の複雑化に伴い、組織、ネットワークをくんで仕事を進める
ようになりました。しかし、基本はやはり人です。
・建築家とはどういう人ですか?
建築家は(建築設計監理業と呼ぶ方が私のフィーリングに合うが)は、日本では明治以降に発生した職業分野ですが、
欧米では、医師、弁護士と並び3大自由業またはプロフェッション(専門家?)と呼ばれてきた。3者とも、依頼者以
外の他のものの利益を代表しない、独立性、社会的正当性を保持しなければならない職業である。
・建築家と建築士はどう違うのですか?
建築士とは、建築士法で決められた、技術的に建築設計をできるものの資格を呼ぶ。1級建築士は全国で25万人以上
いる。技術規定であるため、倫理規定は持たない。医師や弁護士と違い、
大半は工事会社に所属、設計はしていな
い。設計をしている人の中でも、監理業務を満足にしている人は少ない。
建築家という言葉は辞書でも定義されていないかもしれないほど社会の認識は薄い。建築家はプロフェッションとして、
他のいかなるものから制約を受けず、建築主の利益を代弁する一方、社会に対しても、住環境についての専門家として
の貢献する。
上記のような理由で、設計監理を専業とし、日本建築家協会に所属する人は約6000名、うち主宰者は約半分。
所属していない人も数多くいる。
・設計監理とは?
設計事務所の仕事は主に、工事着工までの設計業務と監理業務から成り立っています。
設計業務は、建築主の希望を伺い相談に乗ることから始まり、基本計画、基本設計、実施設計と進みます。
監理業務は、施工業者への見積もり依頼に始まり、提出された見積もりのチェック、業者決定へのアドバイス、工事の
監督、詳細部分の決定、設計変更への対応等を行い、竣工に至ります。竣工時の検査、引き渡し立ち会い、竣工後の
瑕疵検査立ち会い、メンテナンスの相談と仕事は続きます。
・監理とは実際は何をするのですか?
役所的定義では、設計図面(契約図面)通り工事が行われるかを監視指導すること。実際は、上記の意味はもちろん、
契約時には不明であったことを調整しながら仕事を円滑に進めること。
一般的に、建築主は実際の形が立ち上がって初めて気がつくことも多いし、その時点の最新の考え方を反映したくなる。
・設計と施工は分けた方がいいの?
話は少し長くなりますが、日本では古来から木造建築しかなく、設計と施工をかねた大工の棟梁が建物を造ってきまし
た。明治に入り、煉瓦造、石造、コンクリート造等、欧米の建築技術が輸入されました。それに伴い、それらを設計する
ことのみを職業とする建築家の制度も輸入されました。
日本のゼネコン(総合建設業)、工務店は古来からの大工の伝統を継承して創業されたところが多く、設計と施工両方を
行うことをうたい文句に業績を伸ばしてきました。しかし、上記でみたように本来設計と施工は分離できるものであり、
実際ゼネコンにおいても設計する人と施工する人は別で、同じ会社に所属しているだけです。
・設計施工はいけないのか?
政治の話になりますが、一番よいと思われる政治形態は何でしょうか?私は、理想の政治形態は良心的独裁者による
独裁政治が一番効率的であると思います。民主主義は次善の策であると思います。しかし、良心的といっても慣れや、
廻りの人間によって必ず腐敗する。
建築においても、理想の形態は良心的な施工者による設計施工一貫方式であるように思えます。しかし、政治の場合と
同じ理由で、設計と施工を分離することが、依頼者や社会の利益を守る次善の策であると考えております。
・建築を作り出す人々の役割分担を教えてください。
建築を作るということは、次の3者の協力があって成立する。3者の2つまたは全部を兼ねることも可能であるが、私は
余りよい結果を生まないと考えている。それぞれは 以下に示すような協力者とチームを組んで実際の仕事をすることに
なるが、代表者は その分野における責任を持つものとなる。
建築主 何を作りたいかを発想する人 。建築することを発議し、コンセプト、事業計画などを考えるとともに、
金銭面の手配も含め事業全体を主催する。
協力者:コンセプト・イメージづくり 企画デザイナー
収益計画、資金計画 経営コンサルタントまたは銀行
施設利用、備品計画 医療コンサルタント、事務機メーカー
建築家 建築主の「作りたいもの」を工夫して造れる物の形に表現し、建築主の考え方施工者に通訳する役割。
建築主が造りたい建物を具現化し、図面表現し、施工者に伝える設計監理業務を行う。
協力者:設備設計者、構造設計者、パース制作者、造園家
など
施工者 図面から実際の「建物」にする役割。 いかに安く、上手に作るかを工夫して作り上げる
ゼネコン、工務店
は下請け業者の段取りをコーディネートするとともに品質を管理する。
協力者:サブコン、下請け業者 実際に現場でものを作る人
メーカー 実際に工場で部品を作る
人材派遣業者 現場での人手の足らない部分をカバーする
など
商業行為としては、それぞれの分野を代行するブローカー、商社が存在する場合が結構ある。
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