真宗手紙講座ー礼状の書き方ー


礼状の書き方

「知恩報徳の益」。親鸞聖人が念仏者の恵みを十益あげらおられる中の一つです。簡単にいえば「ありがとう」と感謝できる心を賜る。これがご利益だというのです。通常、感謝の心は、何かご利益を頂いて、それに対する私の思いのことです。しかし親鸞聖人は、感謝の心そのものが仏さまから頂く恵みであると味わっていかれたのです。

小さなことでも喜べる。またその喜びが深まっていくところに、信仰の1つの恵みがあります。また相手に対しては、たとえば小さな親切であっても「あんなに喜んでくださって」と、喜びが波紋のように相手の喜びとなっていきます。

お礼の手紙の秘訣は、頂いたりお世話になった折、早く出すことです。やむおえず遅れてしまった場合は、文中にその理由とお詫びを書きます。そして

受けた行為や親切、頂き物が自分や門信徒にもたらした喜びや感謝の思いを率直に書きます。率直に書くことによって、心から感謝していることが相手に伝わります。

また、目上の人や、法要の講師などに対する礼状は、手紙の基本形にしたがった丁寧に書きます。相手が等しい友人や知人であれば、それほど形式のこだわる必要はありません。冒頭から感謝の言葉を述べたほうが、喜びが伝わる場合もあります。特にご著書を頂いた場合は、封書で出すのが礼儀ですが、手紙の内容などを考えていると遅くなるので、届いた旨と感謝を書いてハガキでもよいので当日のうちに出すとよいでしょう。

 

出講を受諾への礼状

拝啓 慈光のもと、先生にはご健勝にて二利ご相続のことと(1)お慶び申します。

平素より多々ご教導を賜りまして、厚く御礼申し上げます。また、明年〇月〇日厳修いたします当山永代経法要のご講師としてご出講のお願い申し上げました折は、ご多用の中(2)にもかかわらずお引き受け頂き、重ねて御礼申し上げる次第です。法味溢れる先生のご法話を聴聞できますことを門徒一同楽しみにしております。(3

本日はまことに略儀ながら書面をもちまして御礼申し上げます。(4

 

敬具

 

ポイント

       さりげなく日時を確認する。

       ご出講を楽しみに待っている旨を伝える。

 

言い換え

(1)              *うるわしくご法義ご相続のことと

       念仏ご相続うるわしくお過ごしのことと

(2)              ご繁務

* ご多繁

(3)              *先生より無上大利の法音を聴聞できますことを門徒一同楽しみにいております。

       倶会一処の妙法を先生より聴聞できますことを、聴衆者一同楽しみにいたしております。

(4)              まずは略儀ながらご承諾賜りましたこと、書中にて御礼申し上げます。

* 本日は取り急ぎ御礼にて失礼いたします。

 

永代経終了後の講師への礼状

 

拝啓 慈光のもと、先生にはご健勝にて二利ご双行のことと(1)お慶び申します。

さて、この度は当山永代経法要に際しまして、ご多用(2)の中にもかかわらずご出講いただき、御礼申し上げます。法味溢れる先生のご法話に、門徒一同、教恩信受の思いを深め、お法に出遇えたことの喜び語り合ったことでございます。ありがたきご勝縁でございました。門徒一同の喜びの一端をご報告させていただきます。(3

ますは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。(4

 

ポイント

       聴講者の喜びを伝える。

       多忙の忙は、心を亡ぼすと書くので使用しない。

 

 

言い換え

1)*うるわしくご法義ご相続のことと

       念仏ご相続うるわしくお過ごしのことと

2)ご繁務・ご多繁

3)*先生より無上大利のお法を聴聞できましたことを門徒一同感謝いたしております。

       倶会一処の妙法を先生より拝聴できましたこと、門徒一同この上なきご勝縁と喜んでおりました。

       摂受衆生のお法のご説法、門徒一同胸に染み尊いご縁であってと喜んでおりました。

4)まずは略儀ながらご出講賜りましたこと、書中にて御礼申し上げます。

* 本日は取り急ぎ御礼にて失礼いたします。

 

講師紹介者への礼状

拝啓 慈光のもと、ご清祥にて法義ご相続のこととお慶び申します。(1

さて、先日はご面倒なお願いをさし上げ、恐縮しておりましたが、ご懇切なご紹介状をかいていただきましたこと、ありがとうございました。

その後、当方よりご書面をそえてお手紙を差し上げましたところ、貴兄(2)の紹介ならばと、本日応諾のご返事をいただきました。

これもひとえに貴兄のお力添えのおかげと心より感謝申し上げます。今後、お礼を尽くすつもりではございますが、本日は取り急ぎご報告と御礼のみにて失礼いたします。

敬具

ポイント

       首尾よく行かなかった場合も同様に礼状をだす。

       報告と御礼を述べる。

 

言い換え

(1)              念仏繁盛のこととお慶び申し上げます

       日々法味愛楽のこととお慶び申し上げます。

(2)              *先生

       貴台

 

住職継職法要ご出仕の礼状

謹啓 慈光のもと、貴台(1)にはご健勝にて二利ご双行のことと(2)お慶び申します。

平素より多々ご教導を賜りますこと、厚く御礼申し上げます。また、過般は当山住職継職法要に際しましては、ご多繁の中(3)にもかかわらずご来駕賜りご祝詞を頂戴し、重ねて仏徳讃嘆の御座におつきいただきましたこと、(4)まことにありがとうございました。

この上は、皆様より賜りましたお言葉を励みに、住職道をまっとう致す所存でございます。今後も倍旧のご教導のほどをお願い申し上げます。最後になりましたが、ご一門のご興隆とご一同様のご繁栄をお念じ申し上げ(5)御礼のご挨拶と致します。

頓首

ポイント

       丁重な言葉でお礼を述べる

       参拝ののみあれば「重ねて‥」削除。

       出勤のお礼とご教導のお願い、自分の願いを述べる

 

言い換え

1)〇〇寺様

2)念仏繁盛のこととお慶び申し上げます

日々法味愛楽のこととお慶び申し上げます。

(3)              *休日で法務ご繁務の中

(4)              ご下向頂きご祝詞、重ねてご出勤を賜りましたこと

       ご来臨賜り、ご祝詞ならびに仏徳讃嘆の会衆にお加わわりいただき

(5)              ご寺門の繁栄をお念じ申し上げ

 

 

 

出産祝いへの礼状

拝啓 慈光のもと ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 このたびはお心のこもったご祝詞と、可愛いお祝いの品をいただきまして、厚くお礼申しあげます。(1
 お陰様で母子ともに元気でございますので、ご安心ください。子供は○○と命名いたしました。親鸞聖人の「顕浄土真実教行証文類」行巻の「〇〇」のお言葉より、阿弥陀仏の慈悲に潤う生涯であって欲しいと願いこの名をつけました。同封の写真は生後2週間目のものですが、顔は前住職に似ているように思われます。

皆様からお祝詞を賜り思いましたことは、私も誕生の折も、このように門徒の方々に祝福され、お育てをいただきということでございました。子どもにお寄せいただいたお祝いのお心は、愛山護法へのご尊念と尊く拝受いたしました。(2

折りをみてお伺いしてお礼申しあげる所存でございますが、とりあえず書中をもってお礼申しあげます。(2)なにとぞ皆様によろしくお伝えくださいますようお願いいたします。

敬具

 

 

ポイント
* できるだけ早く出す。
* 名前の由来を書くとよい。
* 祝い品を頂いたときは、お礼の気持ちを具体的に表現する
      祝詞のほかにお祝い品物を送られて時は、好意と品物の両方に礼を述べる。
      「好意ならびにお祝いの品」と好意に重きをおいた書き方をする。
 
(1)              *この度は、長女誕生につきまして、早速ご丁重なお祝詞に加えて、お祝いの品まで賜り、まことにありがとうございました。
      この度は、長男誕生につきまして、お心のこもったお祝いの品を頂戴いたしまして、恐縮に存じます。
      お祝いのお手紙に添えてお心づくしのお品までいただきまして、厚くお礼申し上げます。
 
(2)              子どもの誕生に際してお寄せくださる門信徒の皆様のお気持ちは、仏法繁盛への皆様の厚いご尊念と、頭を垂れ阿弥陀さまにご報告申し上げました。
3)*彼岸会の折に、門信徒の皆様にお披露目をする所存でございますが、まずは書中をもってお礼申し上げます。
 
 
入学祝いへの礼状
 
拝啓 満開の桜が、お釈迦さまの降誕を祝ているように咲き誇る今日この頃です。皆様には、お変わりなくお過ごしのこととお慶び申しあげます。
 本日、愚息大地の入学祝いを頂戴いいたしました。上等な目覚し時計で、お心遣い恐縮至極に存じます。大地は下宿する予定ですので何よりのものでございます。当人も入学の喜びが実感となったと申して、胸をふくらませております。本当にありがとうございました。(1
 なお、大学生となったとは申せ、これからが本当に皆様のお力添えを賜らねばならない時でございます。何とぞ、今後ともよろしくご指導くださるようお願い申しあげます。
 近々、大地ともどもごあいさつに伺う所存でございますが、とりあえず書面にてお礼申しあげます。
 末筆ながら、ご家族ご一同様によろしくお伝えくださいますようお願い申しあげます。  (2)       敬具

 

ポイント
*「欲しかった……」など喜んでいる様子を記す。
      親しい人なら当方の近況を述べるとよい。
       祝詞のほかにお祝い品物を送られて時は、好意と品物の両方に礼を述べる。
      子供への期待や指導の依頼などを書く。
 
言い換え
(1)  ご丁重なるお祝詞にあずかり、そのうえ結構なお祝いのお品までで賜り、厚く御礼申し上げます。
* お祝詞に加え、お祝いの品のご恵贈にあずかり、ご芳情まことにありがとうございました。

2 末筆ながら、時節柄ご自愛のほどお念じ申しあげます。 まずは取り急ぎ、お礼申しあげます。

敬具

病気見舞いへの礼状
 
拝啓 慈光のもと、貴台にはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
 さて、先日は遠方にもかかわらず、わざわざお越しくださり、(1)またお心づくしのお見舞いのお品までちょうだいいたし、厚くお礼申しあげます。
 お陰様で、徐々ではございますが快方に向かっておりますので、ご安心くださいませ。今後は、十分に養生して、一日も早く退院できるようにと願っております。
「人生はやり直しはできないが、見直しはできる」。(2)先哲の言葉に励まされ、この度の入院は、私にとって意味のある時間であると心得ています。
 末筆ながら、ご尊家皆様によろしくお伝えくださるようお願い申しあげます。(3
 まずはとりあえず、書面をもってお礼申しあげます。
                       敬具
 ポイント
      その後の病状を記すこと。
      「遠方にもかかわらず……」など相手の好意に感謝する。
      仏教的なことをおり込む場合は、自分がどう感じたかを書く。
 
言い換え
(1)  遠いところ、はるばるお運びくださり
      遠路、わざわざお見舞いくださいまして
2)「人生における苦しみは、すべて如来のはげましである」
      「心眼の開けるのは、苦悩にであったとき」
3)今後とも、何とぞお力添えを賜りたくお願い申し上げます。
* 今後とも、ご芳情をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
 
中元を頂いた礼状

お中元の礼状(一般的な相手)

 

拝復 いかがお過ごしでしょうか。〇日、おこころの品を拝受しました。いつもお気dyかいいただき、誠にありがとう存じます。私のほうこそお世話かけておりますのに、格別のご芳志のほど恐縮に存じます。(1

 酷暑のみぎり、ご自愛のほどお念じいたします。(2

 まずは、御礼まで

敬具

ポイント

      贈り物の礼状は、送られた喜びが薄れないうちに、すばやく出す。

      目上の人には封書が基本であるが、まずは届いた旨を通知する意味でハガキでもよい。

      家族が代筆の場合は、本人の氏名の左下脇に「内」と書き添える。

 

言い換え

(1)     おかげさまで家族一同、無事安穏にしておりますので、ご安心下さい。

      家族ですばらしい涼味を楽しませていただきます。

      どうぞ今後はあまりお気づかいくださいませんよう、お願い申し上げます。

      私どもは揃って○○好きでございますので、さっそくいただくことにいたします

(2)     * まずは取りあえず御礼まで。

      暑さの続きます折柄、皆様のご健勝をお念じ申し上げます。

      向暑さのみぎり、皆様にはくれぐれもご健康にご留意ください。

 

 

お中元の礼状(門信徒へ)

拝啓 例年にも増して暑い夏が訪れましたが、お元気にお過ごしのようで、なによりでございます。

 日頃は教恩信受のご懇念をお寄せ頂きますことありがとうございます(1)。また本日はお心のこもったお品を頂戴いたしまして、重ねて御礼申し上げます。お寺の掲示板に「見送るも、見送られるも 倶会一処」とありました。お盆の月を控え、(2)寺族一同、心せわしく致しております。

暑さの続きます折柄、皆様にはご自愛ご相続のことお念じ申し上げます。(3

 まずは取りあえず御礼まで。

敬具

ポイント

      贈り物の礼状は、送られた喜びが薄れないうちに、すばやく出す。

      目上の人には封書が基本であるが、まずは届いた旨を通知する意味でハガキでもよい。

      家族が代筆の場合は、本人の氏名の左下脇に「内」と書き添える。

* 仏教の言葉を書く場合は、さりげなく書く。

 

言い換え

(1)     お盆をひかえお念仏ご相続のことと存じます。

      平素より崇教のご懇念お寄せ頂き、まことにありがとうございます。

      寺門の繁栄にお力添えを賜りますこと、御礼申し上げます。

(2)     お寺の掲示板に「物を受くるは心にて 法を受くるは身をもって」とあります。お盆が近づき、手を合わせる家庭に育ったことをあり難く思うこの頃です。

      お寺の掲示板に「ローソクは身をへらして 人を照らす」とあります。まことにお寺は、皆様の施しによって護持されてきたことを尊く思うこの頃です。

      お寺の掲示板に「たったひと言で人の心を傷つけ たったひと言が人の心を暖める」とありました。お念仏は「南無阿弥陀仏」のひと言になって、私のいのちの上に及んでくださっています。お盆が近づき、ご法義を伝えてくださった多くの先祖の方々の威徳を思うこの頃です。

(3)     どうぞご尊体ご自愛ください。

      どうぞうるわしくご法義ご相続のこと、お念じ申し上げます。

                               

お歳暮の
 

一般的なもの

 

拝啓 今年もはや残すところ数日となりましたが、ご健勝のこと何よりと存じます。(1

このたびはご丁重なお歳暮をお贈りいただき、まことにありがとうございました。(2

いつに変わりませぬご芳志、厚くお礼申し上げます。

寒さ厳しき折、ご尊体ご自愛のほどをお念じ申し上げます。

まずはとりあえずお礼まで。

敬具

 

      贈り物の礼状は、送られた喜びが薄れないうちに、すばやく出す。

      目上の人には封書が基本であるが、まずは届いた旨を通知する意味でハガキでもよい。

      家族が代筆の場合は、本人の氏名の左下脇に「内」と書き添える。

 

言い換え

(1)  *枯葉の舞う季節、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。

*月日の経つのは早いもので、もう木枯らしの舞う年の暮れとなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

      師走の声を聞き、ますます寒さが厳しくなってきましたが、いががお過ごしでしょうか。

(2)  さて、このたびは大変結構なお品をご恵贈下さいまして、誠に有り難うございました。
*いつもお心におかけ下され、ご芳志のほど重ねて御礼申し上げます。
*さて このたびは誠に結構なお歳暮の品をご恵贈に預かりご芳情のほど有り難く頂戴致しました。

門信徒へ

拝啓 枯葉の舞う季節、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。平素より、寺門の護持発展にお力添えを賜りありがとうございます。またこの度はまことに結構なお歳暮をお送り

くださいまして、重ねて御礼申し上げます。いつも変わらぬお心づくし、恐縮に存じております。

過般の報恩講でご講師が常不軽菩薩の話しをしておられました。他人に叩かれ逃げる趣の中、振り返って合掌している姿として刻まれているとこことでした。尊い行為を尊い行為としてお伝えする場所がお寺だと思っています。これ偏にご門との方々のご尊念の賜物と感謝しております。

 厳寒に向かいます折から、お風邪など召しませんようご自愛くださり、みのり豊かな年を

お迎えになりますようお念じ申し上げます

敬具

      贈り物の礼状は、送られた喜びが薄れないうちに、すばやく出す。

      目上の人には封書が基本であるが、まずは届いた旨を通知する意味でハガキでもよい。

      家族が代筆の場合は、本人の氏名の左下脇に「内」と書き添える。

* 仏教の言葉を書く場合は、さりげなく書く。

書き換え

(1)               

*月日の経つのは早いもので、もう木枯らしの舞う年の暮れとなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

      師走の声を聞き、ますます寒さが厳しくなってきましたが、いががお過ごしでしょうか。

2)*平素より、仏法弘通のご尊念を賜りますこと御礼申し上げます。さて、このたびは大変結構なお品をご恵贈下さいまして、重ねて深謝いたします。
* 常日頃より、お寺のためにご尊念をお寄せいただいておりますことありがとうございます。またこのたびは誠に結構なお歳暮の品をご恵贈に預かりご芳情のほど重ねて御礼申し上げます。

(2)              過般の法話会で、ご出講のご講師が、阿弥陀くじの話をされました。江戸時代に、だれでも平等に同じ確率であたるように阿弥陀の言葉を冠したとのことでした。今は、ジャンポ宝くじ、もっと阿弥陀さまを宣伝しなればと思う昨今です。

      先月の報恩講で、ご講師が、婚礼の時に女性が用いる「角隠し」の話をされました。角隠しは、私には人を傷つける角がありますという、念仏者の慎みにから生まれた営みだとのことです。慎みという言葉が死語になりつつある昨今、住職としての力のなさを思う昨今です。

快気祝いの礼状

 

拝復 長らくご心配をおかけしておりましたが、おかげさまで日に無事退院いたし、ただいま自宅で静養中のところです。(1)入院中はご多用の中、たびたびお見舞いをいただきまして、ありがとうございました。

 ヶ月余りの入院生活でしたが、思ったより回復が早く今日の日を迎えることができました。(2

このたびの病気では、失わなければ身に徹しない凡夫の愚かさをつくづく感じました。(3)またこれまでは体の養生など気にすることもなく仕事一途に励んでまいったものですが、やはり多少の無理があったようです。これからは健康のことも考えながらやっていこうと思っております。(3

 まずは、御礼申し上げます。                       敬具

ポイント

      見舞いへの感謝を述べ、現在の様子を報告する。

      相手の無用な心配を与えない配慮をもって書く。

      今後の決意や職場復帰のことなども書く。 

 

言い換え

(1)  長らく心配をお掛けしておりましたが、〇月〇日おかげさまで無事退院しました。

      いろいろご心配をおかけしておりましたが、私はおかげさまで昨日一ヶ月ぶりに退院いたしました。

      突然の発病で皆様には心配をお掛けしましたが、今週始め退院することができました。

(2)  *今はもう、すっかり平素の元気を取り戻り、朝の散歩を楽しんでおります。

      一時はどうなるかと思いましたが、今では顔色もすっかりよくなり、お月忌等、法務も徐々に参勤致しております。

       後遺症の心配もないということで、今は体をもてあますほど元気です。

(3)  入院中は、日ごろ疎かにしているお聖教に親しむことができました。

      入院中は、今までの半生を顧みて、いろいろ思うところがございました。

(4)  これからは今回得た教訓を日々の糧として、皆様にご迷惑をお掛けしたいような日暮を致す所存でございます。引きつづきご教導を多まわしますようお願い申し上げます。

* 愛山護法も、私自身を大切にすることがら始まることを、学んだ次第です。