西方寺災害支援活動報告書

報告者 松尾 俊彦

7月15日(金)

日  時

平成23年7月12日(月)~7月15日(金)4日間

活動場所

/13 七ヶ浜町  /14  七ヶ浜町

メンバー

椎木・西田・濱田・奥田・松尾(5名)

内  容

 7月12日(火)午前11時、豊四季駅に集合、高速常磐道流山IC

外環道、東北道仙台宮城IC(所要時間5時間,休憩2回)を出て10分で仙台別院に到着。

 午後6時からVC集会所でミーテングが有り、くわば宗会議長さんがお見えになりボランティア活動に敬意の挨拶がありました。又7月の人事異動で仙台別院の本日赴任された中岡様から挨拶がありました。前回同様にメンバーの挨拶があり今回はアメリカオレゴン州から親子さんが(インターネットで応募)参加した方、長野からは長野ビハーラのお友達の先生が教え子4名を連れて活動に参加した方、他には北海道から九州鹿児島まで41名参加でした。西方寺チームは女性の奥田、椎木、濱田、西田様が参加されました。

 7月13日(水)晴れ、午前7時から本堂でお勤め、本日の活動内容の打ち合わせをして各地へ出発。(本日の参加者39名)8時30分に七ヶ浜VCに到着後受付、注意事項等の話があり、マッチング(現地の要望に応え)で参加者が活動したいことをエントリーし現場に向かい作業開始。当チームは仮設住宅の集会所で被災者にお茶の接待、傾聴する活動、支援物資のトートバッグを仮設住宅入居者に一軒,一軒声をかけて配布、(七中、湊、国際村集会所の3か所に分かれる。)終了は午後3時30分。本日の汗を流す。今回はシャワーが使えてさっぱり出来ました。

 7月14日(木)晴れ気温33℃(本日の参加者26名)お勤め後、昨日と同様に七ヶ浜町 国際村仮設住宅集会所に椎木さんと行く。今日は現地のご婦人のボランティアの方が4名見えておられたが、被災者の方の来場は少なかった。今日の活動は集会所の掃除、催しの案内チラシの配布、で終わりました。これからのVC活動情報ですが七ヶ浜VC813,14,15日はお休みで、毎週月曜日に休みの計画予定。岩手県花巻市の小学校後にVCを開設するそうです。

 715日(金)7時よりお勤めしてから別院を出発し午後030分無事豊四季駅に到着いたしました。今後のボランティア活動はハードの作業からソフトの作業にだんだん移行されそうです

期間中の走行距離  736km


西方寺災害支援活動報告書

      7月17日(日)

日  時

平成23年7月12日(火)~7月15日(金)4日間

活動場所

/ 13() ,14 () 七ヶ浜町V C活動日 7 / 12() , 15 () 移動日

メンバー

松尾・西田・濱田・奥田・椎木(5名)

者   

内  容

1)VC集会所(ミーテングルーム 兼食堂)でのミィティング

 参加者初日41,239,3日目26名休日前はやはり減になるのかもしれません。地域は、米国,北海道〜鹿児島と多方面に亘っておりご縁の不思議さに吃驚です。

仕事はハード、ソフト両面ありこれからソフトが増加するとの事ですから誰でも参加可能で、多方面の人材が必要と感じました。

仕事先は要請によるので随時変わっていくのですが、なるべく同じ場所で1週間以上(内容の把握,信頼関係等)が双方に切実の願いの様でした。

2)ボランティア活動(7/13,14

 第一陣に続き七ケ浜町VCに7(西方寺G+女性2)が派遣されました。約400(ENOSグループ120名他団体多数)と混雑する中エントリーして仕事内容記載の白板の前にて割り振りです。物資整理を希望しましたが本部の調整により、仮設住宅の集会所で入居者の方の話相手をするソフトな仕事が不足、10名Gに全員配属となりました。

2〜3名Gに分かれ 各仮設住宅に出動です。松尾・奥田・椎木Gは国際村駐車場にある仮設住宅(2ケ所41所帯内空き10)ですから一番辺鄙な処です。元町会議員さんが自動車で案内,被災箇所の見廻り,町の概要説明

と気配りで参考になりました。初日はトートバッグ配布と傾聴が効果

あった為か口コミで来所者が増え9名の方と面談出来ラッキーでした。

2日目は団体が少なく約200名、我々Gは前日と同様な仕事で,同場所は

今日地元ボランティア女性4名(週1回派遣)がおられるので松尾・椎木

2名の派遣となりました。町のパンフを入手し話題を町の事に集中しましたら、活き活きと眼を輝かせて説明してくれました。老夫婦、独身の方が主で罹災、交通不便、する事が無い等の環境下このような眼の輝きが常時出るようになるにはどうすればと考えさせられました。

今回はハードボランティアを覚悟していたせいか、少々物足りなさが残る活動となりましたが、ソフト面の難しさは勉強になりました。

仕事内容が多岐に亘りある事が判り、次回参加の場合7ケ浜町の方々と折角交流が出来たので出来れば再訪したいと強く思いました。


平成23年7月12(月)〜15日(金)震災ボランティア活動の感想

M田 信生

 地震・津波さらには原発に、人並みならぬ「ご縁」がある身として、震災の一端でも垣間見る機会でもあれば、

或いは僅かでも出来ることがあればと、震災ボランティアへの参加を考えていましたが、

なかなか機会、条件が合わなかったところ、西方寺さんで組織された支援活動に参加の機会を得ることが出来ました。

今回のボランティアを組織されたリーダーの松尾さん、同行された椎木さん、

西田さん、奥田さんには短いながらも充実した時間を過ごすことが出来たことを感謝します。

ボランティア活動で感じたところは、次のようなものです。

13日(水):七ヶ浜に集結したボランティアは圧倒的に若者が多く、我々は多少場違いな感じを受けました。

我々以外の少数の年配の方々は、ボランティア活動の経験を積んだベテランのように見受けられました。

活動を割り振る責任者の方はその辺を心得ておられたのか、我々に割り振られた仕事は、

避難住宅の集会所にやってくるお年寄り達や子供の話し相手になることでした。

集会所により、また日により、集まってくる人数も様々のようで、私が割り当てられた集会所では、

延べで10人足らずの人を、若い男女のボランティアと3人で対応したのですが、話し上手より聞き上手というわけで聞き役に徹しました。

昔学生時代に秋田や岩手の山の中に行くと、お年寄りの話はなまりが強く、

英語より分からず適当にあいずちを打ってごまかしていた経験を思い出しましたが、

今回お年寄りの話を聞いてそのようなことは少なく、時代の違いを感じました。

しかしじっくりとお話を聞くことが出来たのは2人程度だったのは残念でした。


14日(木):2日目の活動は、集会所の応対、ボランティアセンターでの作業、

ガレキの撤去作業に別れ、私はガレキの撤去作業に参加しました。

個人住宅の住居跡で、土台に残った木材の除去や土砂の除去作業など、

津波で全てが流されて遮るもののない30度を超える炎天下の作業となりました。

1日だけの作業なので、かなり馬力をかけて、20kg以上のガレキの詰まった土嚢袋を運んだり、

投げたりしましたが、体力を使い果たした感じで満足はできましたが、複数日取り組むのは困難というのが実感でした。

作業に参加した人のなかには外国人も居て、バールやハンマーを振り回し怪力で

強引とも思える作業をやっているのにはびっくりしましたが、日本人ならもう少し器用にやるだろうと文化の違いも感じました。

その他

 仙台は十数年前勤務した地で、広瀬川を挟んで本願寺別院の対岸近くに住んでいたこともあり、懐かしいところです。

ボランティアの出撃基地としては申し分のない地の利、施設に恵まれていますが、アクセス可能な被災地が限られるのが難点です。

本願寺では花巻にも拠点を広げられるとのことで、期待したいと思います。

 ボランティア活動は、若者は汗をかけ、年寄りは知恵と金を出せというのが、

正解でしょうが、今後も出来ることがあれば取り組んんで行きたいと思います。

 被災地の状況、ボランティアの活動、百家争鳴、色々な意見、批判もあり、

見た限りでは蟻の巣造りにも似て遅々たるものかもしれませんが、

日本人の器用さ、組織力が随所に発揮され、着実に進んでいるという印象を持ちました。

長い目で悲観も楽観もせず、見守って行きたいと思います。