水中葉・・?

水中花に葉を添えたいと思って、工夫してみました。葉脈を表す方法がなかなか考えつかなかったんですが、少しはそれらしく見られるものが出来ました。

作り方

濃い透明緑ガラスを引き延ばし1mm程の太さにし、2〜3cmの長さに切っておく、これを不透明緑の色ガラスの周りに2〜4本を等間隔につけ、ねじりながら2mm程の太さに引き延ばす。このねじり具合が葉脈となるので細かめにねじる。同じねじれの右巻きと左巻きを作り、右巻きと左巻きを5cm程の長さにし、ガラス棒の先に並べて付けて、温度を上げてあわせ付ける。付けたガラス棒からぶら下げるようにして加熱しながらラジオペンチでくっつけていく。十分に付けないと切ったとき離れてしまう。これを3mm程の長さに切り使う。

成形した地ガラスに用意をしておいた葉を付け、その上に透明ガラスをかぶせ、両端を引き延ばすようにしながらへこませる。右巻き左巻きのねじれ方が広がっている方が葉の先になる。かぶせるガラスの量で葉の開き方が決まる。

地ガラスの色が濃いとき、葉の色を変えたいとき。

半透明白ガラスの細いガラスを不透明白ガラスの周りに2〜4本等間隔につけ、上記と同じように右巻きと左巻きを作り、ねじれ方の同じものをくっつけ3mm程に切る。これを地ガラスにくっつけ、その上に透明色ガラスを付ける。葉のベースが白なので上にかぶせる色ガラスを自由に変えることが出来る。葉の色を付ける透明色ガラスはうすめの色ガラスのほうがはみ出しても目立たない。

紫透明ガラスの上に透明ガラスをかぶせ成形し、作っておいた白の葉を付け、花びらを付ける要領で上に透明緑ガラスを付け、全体の温度を上げながら両端をへこませ葉の形に成形する。玉全体の形を整えたら表面が動かないように透明ガラスをかぶせ形を整えてから、水中花を作る。白不透明ガラスを4カ所つけ、その上に薄い赤色ガラスを被せ、その隙間の少し内側に4カ所、先に付けた花びらの前に少し被さるように4カ所、さらに2番目に付けた花びらの前に少し被さるように小さく4カ所、計16枚の花びらを作り、中心をへこませ、加熱してふくらむのを待つ、ふくらんできたら、用意した花心を差し込み表面が平らになるまで加熱する。花心が広がるように透明ガラスなどを付けると、花びらのまとまりが無くなるので花心を広げるための透明ガラスは付けていない。葉 2枚、花 2個を作っている。

桜の頃には桜をと作ってみたが、はなみずきに似たものが。でも、はなみずきは確か花びらは4枚だったっけ、花心も違う。とんぼ玉の穴が白く見えるのが気になって、中心を濃い色ガラスにして外側を薄い色ガラスにしてみた。思ったより濃い色目になる。

作り方

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