About Miwa doll



ミワドールの人形は、“ビスク”と呼ばれる磁器焼きの創作人形です。“ビスク”とは、2度焼きと言う意味で1860年頃からヨーロッパで盛んに作られ、初めはファッションの伝達の為、後に抱き人形となり上流階級の子女の愛玩用になりました。

 

 

第二時大戦で、その当時隆盛を極めた土壌も無くなり、今ではアンティークドールとしてその稀少価値ゆえ、何百万円で取り引きされる人形も多く、ますます手に届きにくくなってきています。ミワドールはその当時のビスクドールの技法をそのまま再現し、創作人形として現代に蘇らせました。

作り方としては、粘土で原形を作り、石膏で型を作ります。それに、磁土を鋳込み乾燥させて磨きあげます。素焼きをして、もう1度高温で本焼き、冷めたらそれに、肌色をかけて低温で定着させ、眉や、唇、ほお紅で彩 色します。

大きな人形になると、この行程がさらにもう1〜2回あり少なくとも4回は、焼く、冷ますをくり返す事になります。時間は大変かかりますが、出来上がった人形は、多少よごれたりしても拭けばまた元のように美しく、割れたりしなければその磁器の肌は永遠に美しさを保ちます。