METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI | |
1998年 5月30日 〜6月28日 |
6月の企画展 |
−Conversation− |
中瀬 康志展 |
会 期 |
1998年5月30日(土)〜6月28日(日) |
作家名 |
中瀬 康志 (なかせ こうじ) |
作家紹介 |
1955年青森生まれ,神奈川県在住、美術家。東京芸大卒業後,86〜88年,ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得て渡独。旧西ベルリンを拠点に活動。帰国後は神奈川県藤野町に居を構え,自然,文化,社会等の問題を見つめながら国内外にて制作活動を続ける。一方、自然空間を生かした野外展「フィ−ルドワ−ク イン藤野」の企画・運営(93〜)等,活動の領域を広げる。 |
作 品 |
屋外空間を生かした大型立体作品。 室内空間にて立体作品・平面作品・及びドロ−イング。 素材:鉄・ブロンズ・他ミクストメディア |
制作意図 |
地平線まで続くほどの田園風景の真ん中に美術館は位置する。天と地を分け,豊かに広がる沃野。 その上を颯爽と吹き抜ける風はまさに私に両手を大きく広げるほどの自由を与えてくれる。本来,こうした地には何も無いことのほうが似合うはずなのだが,その風景に佇む人々の,自然と共に生き続けた営みを読み取るとき,この美術館の,現代に於いては奇跡に近い程の意味を感じる事ができる。美を愛し,郷土を愛し,そして,若い人々の未来に賭ける。この美術館はまさにこうした場であろう。 私にとっての今回の発表への衝動とはこうした環境と意思へのささやかな返答であり,そして,芸術がジャンルを越えた人々の共通の言語を有するならば,私はまず,その地を吹き抜ける風に耳を傾けたいと思う。その風の中に存在する多様な声を読み取り,構築する事。それは,私にとっては,心地よい芽吹きの力でもある。 |
略 歴 |
1955 青森生まれ 1983 東京芸術大学大学院修了 1993-96 東京芸術大学美術学部彫刻科非常勤講師 1986-88 西ベルリン美術大学(DAAD奨学金) 【個展】 1986 ギャラリールナミ(東京 '89,'90,'92,'79) 1988 ギャラリーROHO(ベルリン・ドイツ) 1990 スペースMAP(東京);ギャラリーNAF(名古屋) 1993 ギャラリー秋山(東京 '94,'95,'96,'97) 1994 横浜ガレリアベリーニの丘ギャラリー(横浜) 1998 METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI (千葉県印旛沼湖畔) 【グル−プ展】 1983 所沢野外彫刻展 (所沢航空記念公園;埼玉) 1984 「同時代性への発話」展 (埼玉県立近代美術館) 1985 「KONTAKTA'85」展 (OAG-HAUS ドイツ文化センター 東京) 1988 「ETANGENKRANGE」 (TEREFUKENHAUSU ベルリン・ドイツ) 「様々な視点」 (CHRISTOF WEBERギャラリー ベルリン・ドイツ) 1989 藤野野外彫刻展 (神奈川) 1991 「さまざまな眼 39」 (かわさきIBM市民ギャラリー 川崎) 1993 「フィールドワ−ク イン 藤野」 ('94,'95,'96,'97神奈川) 1995 EUROPOS PARRKAS (国際彫刻シンポジウム ヴィリニス・リトアニア) 「日伯修好百周年」展 (MAC サンパウロ・ブラジル) 1996 「名古屋,ソウル立体造型の交流」展 (名古屋市民ギャラリー 名古屋) 1997 「ソウル,名古屋立体造型の交流」展 (ウォンソーギャラリー 韓国) 1998 「Fieldwork & Sculputure'in Puues 」(ベルギー) |