METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI | |
1998年 4月3日 〜4月29日 |
4月の企画展 |
内部の庭ー菱刈俊作展 |
会 期 |
1998年4月3日(金)〜4月29日(水) |
作家名 |
菱刈 俊作 (ひしかり しゅんさく) |
作家紹介 |
紙と金網を素材とした立体造型,および再生紙を用いたコラ−ジュ,版画等を中心とした制作を行っている。 |
作 品 |
内容 : 立体造型 素材 : 紙・金属 |
制作意図 |
テニスコ−トを囲む金網のフェンスの下側に,小さな植物がいくつか見られ,それは,季節の推移と共に金網の目を抜けて,反対側にも葉を伸ばしていった。フェンスの面は,リンゴを半分に割るナイフのように,葉を繁らせた植物の総体を垂直に分断してはいたが,コ−トの内と外の葉は同じように風にそよいでいた。それだけでも充分に関心を引いたのだが,もし,植物がそのまま生長を続けていったとすれば,フェンスによって区切られた空間が,ゆるやかに臨界点を越えて,その意味を変容させていくのに立ち会えるはずだった。けれども,ある日それは刈り取られ,テニスのための空間が以前のようにあるだけだった。 彫刻とは,ある意味では,日常の中に「ゲ−ムの空間」として出現するものとも考えられるが,その時に,それを内側から侵犯する存在があってほしいと思っている。 |
略 歴 |
1952 横浜に生まれる 1977 横浜国立大学教育学部美術科卒業 【個展】 1983 ギャラリ−ヴィヴァン(東京) 1986 ギャラリ−ヴィヴァン(東京) 1991 彩林画廊(横浜) 1994 ぎゃらり−センタ−ポイント(東京) 1996 ギャラリ−21+葉(東京) 1997 ギャラリ−21+葉アネックス(東京) 1998 METAL ART MUSEUM HIKARINOTANI (千葉 印旛沼湖畔) 【グル−プ展】 1978〜1980 現象社展(神奈川県民ギャラリ−) 1985〜1997 川へのドア展 (彩林画廊・ぎゃらり−センタ−ポイント) 1986 ホアン*ミロ国際ドロ−イングコンテスト (バロセロナ ミロ美術館) 1988〜1996 第24回神奈川県美術展 以後毎年出品 (神奈川県民ギャラリ−) 1991 サントリ−美術館大賞展(サントリ−美術館 東京) アムネスティ−マンガ・イラスト国際コンテスト審査委員特別賞 1992 『BOITES2』展(彩林画廊) 第1回リビングア−トコンペティション 奨励賞 1993 『BOITES3』展(ぎゃらり−センタ−ポイント) 洞爺村国際彫刻ビエンナ−レ(洞爺村国際総合センタ−) 日仏会館ポスタ−原画コンク−ル展(渋谷パルコ パ−ト2) 1994 『+&−』展(ぎゃらり−センタ−ポイント) 今立現代美術紙展'94(いまだて芸術館) 1995 第24回現代日本美術展(東京都美術館・京都市美術館) 第1回東京国際ミニプリントトリエンナ−レ 1995 (多摩美術大学美術館) 今立現代美術紙展'95(いまだて芸術館・東京麻布工芸館) 1996 第25回現代日本美術展(東京都美術館・京都市美術館) 名古屋国際ミニプリント展 1997 今立現代美術紙展'97(いまだて芸術館) 第12回ホルベインスカラシップ |
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