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かとうかずみ個展 -まなかいのゼロから- (屋内展)

2013年8月17日(土)〜9月15日(日) 10:00-18:00


休館日:月曜日、祝祭日の翌日

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作家紹介•作品

かとう かずみ(Kazumi Kato)

 世界の国を巡り、異国の地の印象や驚きをポストカードに描き自分宛に送った「現場制作制 -その日その時その場所で捉えた印象を作品に焼き付ける」かとうかずみの表現はドローイング、水彩、コラージュ、などによる具象、抽象、そして立体と多岐にわたる。彼女の立体ブロンズ作品において表されるフォルムはプリミティブかつ有機的でシンプルな構造である。かつて子どもであったころのおしゃべりや笑い声がきこえてくるかのような明るいポジティブな形態である。しかし背後には静けさの気配を潜ませている。今にも動き出しそうな温もりや生命の躍動を感じる手の平の彫刻に現在に生きる私たちが望む世界が創り出されているかのように思えてならない。
■ 作 品
 内容:立体 ドローイング
 素材:蝋型ブロンズ、紙に油彩、クレバス、アクリル絵の具

制作意図

 蝋をゆっくりと温めながら手を使い形を考える。これは私の身体と共鳴する作業です。蝋と入れ替わったブロンズという金属は蝋の持つ甘さや、優しさを残してくれます。持ち上げると手に適度の重さを与えてくれます。ブロンズの魅力の柱です。手で創る大きさの彫刻というかたちのなかに震災の破壊のゼロからたちあがり、今日を生きる生命の力強さや愛しさを表現した。

略 歴

◇ かとう かずみ(Kazumi Kato)

京都に生まれる
1975 愛知県立芸術大学大学院美術学部日本画修了
    世界各国の美術に触れるため100回以上旅をする
1984 旅先にて「現場制作」を始める。文化や歴史の異なる地に身を置き、ポストカードに描き日本に送る仕事をする。時間をおいて帰国し受け取るとまた新しい発見がある。表現はドローイング、水彩、コラージュ、金属立体など具象、抽象と多岐にわたる。テーマ「DAY BY DAY」その日その時その場所で捉えた印象を作品に焼き付ける作業を始めた
1986 かとうかずみ個展 - DAY BY DAY - (ギャラリー オカベ)
1987 かとうかずみ個展 - DAY BY DAY - (We ギャラリー)
1988 かとうかずみ個展 - DAY BY DAY - (ギャラリー クリムト)
    かとうかずみ個展 - DAY BY DAY - (ギャラリー スノーベリー)
1989 かとうかずみ個展 - DAY BY DAY - (アズ フォーラム)
1991 かとうかずみ個展 - DAY BY DAY - (スペース エム)
    かとうかずみ個展 - いろとうた - (ルイ レグルス/大阪)
2006 かとうかずみ主催 - アトリエアール展 (多摩市ギャラリー)
2007 第1回日米作家交流展参加 (都美術館 ロスアンゼルス)
2009 「run 3」(松本市美術館/長野)
2010 「run 4」(松本市美術館/長野)
2011 「Each展」(松本市美術館/長野)
    三人展(ノートンギャラリー)
    かとうかずみ個展 (ヤスタケギャラリー)
    かとうかずみ個展 - いろとともだち- (古春堂画廊)
    かとうかずみ個展 -いろのこと (ノートンギャラリー)
2013 NATURE FORM展 (アートトレイスギャラリー)
    かとうかずみ個展 -まなかいのゼロから- (Metal Art Museum Hikarinotani/千葉・印旛沼湖畔)