■ 会期
2006年1月6日(金)〜2月5日(日)
(1/9は開館、1/10は休館)
■ 作家名
福士晴元(ふくし せいがん/Seigan Fukushi Exhibition)
■ 作家紹介
1950年代から、生地の模様デザインを始める。1958年東京図案作家連合協会々員となり、作家活動を続けるが、1966年「有限会社ネオ・デザイン」設立、テキスタイル全般にわたりデザイン制作と共に後進の指導に当たる。1983年健康上の理由でネオ・デザインを閉鎖・現在に至る。
■ 作品
内容:ガラス絵
素材:ガラス(盛上げ剤で線描き、裏面より特殊な絵の具で彩色)
■ 制作意図
昔は、ガラス絵を他の芸術作品と同列な美術と考えていなかった。しかも小品しか描くことができず絵具もマチェ−ルがないとか、一度描いたところの修正や補筆ができないなどから大きな作品ができなかったのです。平板なガラスに裏面から描き表面に現れた多少偶然的なものであり、自分の意図するものではありませんでした。しかし偶然的な美も否定するものではない。今回の作品は自由にエクセスプレションができて、さらにガラスの特性を生かして透視光と反射光の関係がステンドグラスより緻密な効果をもたらすものです。反射光にいたっては裏面に別な色彩がおかれていた場合、それが反映されて第三次元的で人間の創造を遥かに越えた輝きを現してくれます。今後さらにマチエ−ルやその他可能な技術を研鑽追及し、芸術作品としてみたいものです。
■ 作家略歴
1930 青森県生まれ
1949 功玉社工業高等学校 土木科卒業
1951 (財)日本新聞協会入社、その後退社
1958 テキスタイルデザイン青風社・創図社をへて東京図案家作家連合協会員となる
1963 同協会脱会
1966 (有)ネオ・デザイン設立、テキスタイル全般にわたりデザイン制作と共に後進の指導に当たる
1983 健康上の理由でネオ・デザインを閉鎖、現在に至る
【個展等】
1961〜1980 京都下鴨楼・東京日本橋綿商会館にてテキスタイル図案展
1959 京都図案作家連合テ−マ図案展 佳作賞受賞
1960 織物問屋 小物図案部門 組合賞受賞
1961 風呂敷組合 風呂敷図案部門 会長賞受賞
1963 東京都 着尺図案部門 東京都知事賞受賞
1964 化繊大会 着尺図案部門 大会賞受賞
三越本店 ガラス絵展示
1966 化繊大会 和装小物デザイン部門 通産大臣賞受賞
1971 伊勢丹松戸店 ガラス絵展示
1973 メキシコ・ラテンアメリカ取材旅行
グラフィック社よりメキシコの文様出版
1974 ニュ−ギニア・オ−ストラリア・ニュ−ジ−ランド
取材旅行 グラフィック社よりニュ−ギニアの文様出版
2006 Metal Art Museum Hikarinotani(千葉・印旛沼湖畔)
【コラポレ−ション】
ア−トフラワ−・飯田深雪先生とスカ−フ図案
ファッションデザイナ−・ピエ−ルカルダンのピミロ−ケ・シ−ツ図案
書道家・望月美佐先生 和装小物図案
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