「香取秀真と周辺の作家達」展

 会期 2003年1月7日(火)〜3月16日(日)

 平成15年1月20日より2月21日まで佐倉市立美術館では「香取秀真展」を開催します。今回の展覧会は全国主要美術館等所蔵の作品100点あまりを展示するとのことです。
 香取秀真を主とするこのような企画は昭和51年に千葉県立美術館での「香取秀真とその周辺」展以来の大きな展覧会です。
 当館では北総出身の「香取秀真」「津田信夫」と二人の周辺作家の作品を収集展示し,この二人の作家が日本近代工芸界の「伝統」と「革新」二つの大きな潮流の原点に立つ作家であることを,皆様に知っていただきたく努力して参りました。佐倉市立美術館の今回の展示には当館からも何点か出品させていただきますが,当館ではこの展覧会に呼応し「香取秀真と周辺の作家達」展を開催することと致しました。
 第一展示室には香取秀真と津田信夫の作品を展示し,第二展示室には息子の香取正彦と,香取秀真に師事した作家の作品を展示します。佐倉市立美術館と共にご鑑賞下さい。
 なお2月16日には,当館所蔵の香取秀真・香取正彦制作の茶器を用いた添釜席を当館付属の昆天奈庵で催す予定です。三畳台目の席ですので一席数名の方しか入席できません。ご希望の方はお早めにご予約下さい。

「香取秀真と周辺の作家達」展 添釜席

 日時:2003年2月16日(日)午前10時より
 入席料:300円 (入館料共800円 要予約)
 於:当館附属「昆天奈庵」

 昆天奈庵は三畳台目席ですので一席数名の方しか入席できません。下記のような時間で点前を致しますので,時間を指定してご予約下さい。(申込順で席時間を決めさせていただきます。)

■10時  ■10時45分  ■11時30分  ■12時15分
■13時 ■13時45分  ■14時30分  ■15時15分

・掛物 香取秀真筆「帰雁の空」
  歌 みなみより きたのくにかけて おおやしま  
    はるをつげゆく さくらはなかも   
    (昭和16年作 歌集「還暦以後」掲載)
・花入 香取正彦作 銅 ひさご
・花  季節の花
・香合 京焼
・風炉 香取秀真作 銅 火鉢
・釜 香取秀真作 多豆釜
・水指 香取正彦作 銅 水注
・茶器 象牙 棗
・茶碗 大西長利作 乾漆茶碗
・菓子器 大塚智嗣作 乾漆

 お問い合わせは…
 TEL 0476-98-3151 FAX 0476-98-3156
 
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