薬の話
あるDr.から電話が入りました。
「糖尿病の患者さんが、新しく受診した。
インスリンの自己注射を行っている人だが、その人に毎日、自分で血糖値を測定してもらいたい。
そちらの薬局では、血糖値の測定器具は扱っているか?患者に渡してもらえるか・・・」
という質問でした。
残念ながら、こちらの答えは「No」でした。
インスリンを必要とする1型糖尿病の場合、 医師サイドで血糖測定器を準備することになっています。
医療機関が診療報酬で血糖自己測定器加算という点数をとることにより、血糖値測定に必要な器具(採血用穿刺器具や穿刺針、測定器本体と電極やチップ)の貸与や給付をすることになっているのです。
血糖値測定器具を扱っているメーカーの人にお願いして、制度や器具について、Drへの説明をしに行っていただきました。
これとは別に、内服薬だけの軽度糖尿病患者の場合は、こうした加算がつかないため、医師サイドから貸与されることはありません。
その場合、患者さんの希望で血糖値を測る場合、薬局で自費で購入していただくことになります。
軽度であっても、自分の血糖値の推移を知ることは、今後の治療方針にもつながり、患者さん自身にとって有用なことが多いのです。
なお血糖値自己測定器(正式には、自己検査用グルコース測定器)は高度管理医療機器に当たるため、それを薬局が販売するには高度医療機器等販売業の許可が必要です。