1999/9/23(木)
成田発 16:55 UA853便 北京着 19:40 定刻通りのフライト 
時差-1時間
入国手続きはスムーズ。両替で多少時間をくう。
('99年10月現在1元≒13円)
到着ロビー正面ゲート右側のチケットカウンター(民航班年集票所)でリムジンバスの切符を購入(16元)
小さいバスだがそんなに悪くない。(気付いたこと 夜間、中国では公共の乗り物でも室内を暗くするようだ。バスの中も真っ暗だ。)
高速道路を走る。夜景がきれい。
バスの中で日本から一人旅できた人と知り合いになる。
60分程で市内に到着。でも市内は市内でも市内のいづこ?
少し歩き廻っているとやけにきれいなネオンが目に付く。北京駅だ。
地図を広げ、ホテル「北京国際飯店」の脇であることが判明。
バスを待っている時に目星をつけたホテル「芳国賓館」を目指す。途中、「建国門内大街」を通る。天安門事件の時、戦車が走行したことで印象深い。中国にきたという実感が湧く。いまは建国50周年を祝う飾り付けで華やかである。「王府井大街」にはいるとショッピング街で一段と華やかである。ダンキンドーナツを見かける。「王府井大街」から「灯市口西路」を西に数分入ったところに「芳国賓館」があった。ツインで一人217元(朝食込)。現金前払い。Keyの保険料として+5元(チェックアウト時にkeyと引き換えに返金される)。ここで2泊することにする。部屋はそんなに悪くないが、景色は壁。テレビは無料。
芳国賓館 ★★
北京市東城区灯市口西街36号
TEL. 6525-6331
W=217元

食事に街にでる。王府井大街を少し離れた小道にあった屋台に決める。

店員さんと。やはり食材は豊富です。

この晩は、粥(5元)蝦蛄、家鴨の足、蟹、コーラしめて45元位だったような?
どれも辛口であった。

満腹になり、通りをしばらく散歩。デパートなどが目につく。本当に共産主義国家?銀座とあまり変わらない。ネオンに飲み込まれながらもホテルへ帰る。シャワーを浴びる。

で、でない。 (-_- ;

水でがまんする。東京より少し寒い。水はこたえる。0時頃就寝。


1999年9月24日(金)

7:00起床。ざっと今日の計画をたて、7:30朝食をとりにいく。が、どこへいけば?フロントの人と外にでてなにやらあやしげな通りに連れていかれる・・・。その一角にある店のようなところにはいると、食材とテーブルが並んでいた。バイキング方式の朝食であった。粥は暖かいが、それ自体は何の味もない。しかし、小えびをのせると味が一変する。おいしい。この他にも卵やパンを食す。飲み物はお茶。
食材市を抜け、最初に訪れたのが北京大学旧校舎「紅楼」。
かつて中国共産党の創設者李大釖や文学改革者胡適らが教授に立ち、毛沢東が図書館の係員として禄をはんでいた。
現在は文物局が使用。

 故宮博物院

中華帝国の中枢部・紫禁城
元・明・清、三代王朝の皇居跡
かつての皇帝権力を彷彿させ、後宮の悲劇も今に伝え
四千年の中華文化の粋を集めた所蔵品を誇る

 

太和殿 宝座

太和殿 御路
中央の一枚岩の竜のレリーフを彫った「御路」は皇帝専用の通路であり、皇帝以外の何人もここからの登城は許されなかった。
太和殿
軒には10種の仙人と動物をした瓦が置かれている。多くの建物に置かれたこの動物たちは、魔除けの意味があるのだが、この太和殿のように10種も置かれた例はない。
太和殿両側の塗金された銅罐には、1900年の義和団事変の際に侵入した8カ国連合軍の兵士が金メッキを削り取った生々しい跡が残っている。
九龍壁
 長さ29.4m、高さ3.5mの瑠璃装飾の壁。九匹の龍が宝珠と戯れる様が描かれている。北海公園の九龍壁、山西省大同の九龍壁と合わせて中国三大九龍壁の一つ。
 中央の白龍の腹部に、彫った木片がはめ込まれている。これは製作時に不注意で、この部分の瑠璃片を割ってしまったため、処罰を恐れた職人達が彫刻した木片に上手く塗装して乾隆帝の眼をごまかしたが、年月を経て塗装が剥げたものといわれている。

天安門広場 面積40万m2、世界最大 50万人を収容できる大集会場ともなる 明代永楽年間、広場形成 1919年5月4日 五四運動 1949年 中華人民共和国建国式典 1989年6月4日 天安門事件
天安門に掲げられる初代首席毛沢東の肖像画
1949年10月1日、この門上で毛沢東は新中国成立の宣言を行った。
人民英雄紀念碑
新中国成立のために戦い殉死した人々を追悼する記念碑。1958年4月完成。
正面の文字「人民英雄永垂不朽」は毛沢東の、裏の台座の四面にはアヘン戦争以来100年以上に渡る革命の歴史を描いたレリーフがある。
毛主席紀念堂
1976年、毛沢東死去により後継の主席になった華国峰が建てさせた。水晶で作られた棺の中に中国国旗・五星紅旗にくるまれた毛主席の遺体が安置されている。
天安門広場にて

昼食は天安門広場に近い「前門大街」にある北京ダックの老舗「全聚徳火考鴨店」で北京ダック。やはり油っこい。すぐに満腹になる。粥がほしくなった。50元。
全聚徳火考鴨店
 崇文区前門大街32号
 TEL.6511-2418
 11:30-13:30 16:30-20:30
前門大街周辺をうろつく。上野のアメ横のような感じ。
午後地下鉄とバスを乗り継ぎ盧溝橋へ。
地下鉄は全線2元。バスは1.5元。天安門広場から1時間30分程。バスに乗って20分ほどすると農村地帯となる。

盧溝橋
日中戦争勃発の地
1192年完成。交通網強化のため建設される。下を流れるは永定河。
全長260.5m、幅7.5m、橋桁は11のアーチからなる。欄干の柱頭に石の獅子が彫られており、1つとして同じものはない。
元代に訪れたマルコ・ポーロも美しさに絶賛したため、俗にマルコ・ポーロ・ブリッジという。
1937年7月7日夜に起きた偶発的発砲事件が両軍の交戦に発展、日中戦争へとつながった。

1999年9月25日(土)
昨日と同じくバイキング方式の朝食をとった後、毛主席紀念堂へ。
その後、人民大会堂へ。
人民大会堂
 1959年9月落成。正門玄関の上方に中国国章が掛けられている。
全体の面積は17万m2で。中央部・北部宴会庁・南部全国人民代表大会事務楼の3つに分かれている。
1万人を収容できる「万人礼堂」。ここでは最高国家権力機関である全国人民代表大会の他、党や政府の重要な会議が開かれる。
北京庁の会議室。
後方は「万里の長城」の装飾画。

中国最大の中国画。

 北京の街並みを散策。道路の脇に自転車専用の道があるのが特徴か。至るところで中国将棋を討っている。家から湯気がでている。昼食は紅橋市場の露店でパンを2つとペプシを。8元位だったか?
 今日の宿は天壇公園と陶然亭公園に近いホテル「天橋賓館」に決める。ロビーで交渉していたら日本語が通じるようだ。
8階の部屋からみた西城区方面の北京市内。
天橋賓館 ★★★
宣武区西経路11号
TEL. 6301-1366
S=430元
夜、天安門広場まで散策。建国50周年を祝うイルミネーションが飛び交う。
夕食は肉屋のようなところで鉄板焼を。2元位。
ホテルに帰りわからないながらもテレビを見る。0時頃就寝。

1999年9月26日(日)

4時ホテル出発。1時間程歩きホテル「北京国際飯店」の脇にあるリムジンバス乗り場へ。行きのバスの中で知り合いになった日本人と会う。5時30分発。途中太極拳をやっている人達をみかける。6時30分空港着。それにしてもごったがえしている。出国審査に1時間程並ぶ。

北京発10:35 UA852便 成田着14:55 定刻通りのフライト。

梅原龍三郎「紫禁城」1940