診療科別の診療圏の広さ

診療圏の広さは診療科によって異なります。具体的には、つぎの表を参考にして下さい。

診療圏区分 第1次診療圏 第2次診療圏 第3次診療圏
60%以上の患者が
くる地域
20%以上の患者が
くる地域
それ以外の患者が
くる地域
クリニック
診療所  
半径500m以内
徒歩10分以内
半径1km以内
徒歩20分以内
交通機関利用
半径1.5km以内
大都市中心部
地方都市郡部
資料:「病院経営と開業百科便覧」日本コンサルタントグループ

診療科 ポイント 診療圏の目安
内 科  競合も多いが、ニーズも多い。
 循環器、呼吸器、消化器という標榜区分に患
者の認識が薄い。
 専門性を全面に打ち出す場合、立ち上がりに
数年かかる。
診療圏の広さは1kmと
見てよい。
整形外科  高齢化社会に向けてニーズが拡大。リハビリ
施設基準のOT、PTの採用が難しい。
 専門性を打ち出したスポーツ整形の展開もみ
られる。
競合医院の数にもよ
るが診療圏の広さは
3kmまで見てよい。
小児科  産科同様出産率の低下から子供の数の減少に
より患者数が望めない。
 いつでも診てくれるという評判により患者の
掘り起こしが可能であるが、ビル診は不向き。
一般的な小児科では
500mであり専門性
によっては診療圏が
拡大します。