心を癒してくれた「うめ」がいた頃.......
「うめ」は、自分のことを猫ではなく人間だと思っていた。
18年前の梅の花が咲く頃に、ゴミ置き場で拾われて以来、最期を迎えるまでそう思っていた。
「うめ」は、自分の仕事を毎日励行していた。それは、見張り。怪しいヤツがこないように、高い場所から見張りを続けていた。
気がむくまま、無邪気に遊んでいた。
時には野生の血が騒ぐかのように、小鳥をつかまえてきては食べいていた。蛇をつかまえてきたこともある。
おとなしくて頭のいいうめは、人に爪を立てることも、人を威嚇することもなかった。
ひざの上に横たわるのが好きで、気持ちよくなると、目を細めながら手をにぎにぎしていた。
何よりも大好きだったのは、寝ること。晩年は、食べては寝て....の繰り返しだった。


「うめ」は、天国でも寝ているのだろうか。きっと幸せそうな顔をして寝ているに違いない。こんな顔で..。