子どもと女性の権利擁護のためのデスク Protection of the Human Rights of Women and Children Desk

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St.Luke Insitute Home Pageより translated by Naoko Ichikawa 市川直子翻訳

St.Luke Insitute の診療サービス

診断サービス Evaluation Service page12
診療プログラム Treatment Programs page13
男性聖職者のための入院治療(レジデンシャル)プログラム 基本原則 Foundation Principles
ケアの内容 Care Includes
霊性プログラムについて Our Spirituality Program
日々の典礼と秘跡 Liturgies and Sacramental Life
その他の霊的活動 Other Spiritual Activities
教区・修道会との関係について Relationship with the Diocese or Religious Congregation
修道女のための入院治療プログラム(タリタライフ・プログラム)Talitah-Life Program for Women Religious page14
タリタライフとは Thalitha-Life
プログラムの最終目標 The Goal of the Talitha-Life Residency Program
プログラムの使命 Mission
基本原則 Foundational Principles

診断/アセスメント Evaluation/Assessment
プログラムの概観 Program Design
治療について Traetment
個人の自由と責任 Personal Freedom and responsibility
プログラムの内容 Program Components page15
依存症回復プログラム「12ステップ・ミーティング」 12-Step Meetings
グループセラピー Group Therapy
個人コンサルテーション Indivitual Consultation
霊性 Spiritualty
個別の配慮 Individual Consideration
一日のプログラム Daily chedule page16
継続治療 Continuing Care page15
セントルーク・インスティテュートと修道会との関係について:
費用について Finances
保険の適用について Isurance Reimbursement
連絡先 For Informantion Contact
その他のサービス Other service
ハーフウェイハウス(中間施設)・プログラム Halfway House Program page17
継続治療プログラム Continuing Care Program page18
外来診療 Outpatient Services page19
その他
コンサルテーション
入会志願者のアセスメント

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診断サービス Evaluation Service
セントルーク・インスティテュートの診断は、霊的、精神的、身体的なアセスメント(訳注:心理臨床における査定)を総合的に勘案することによって、ひとりの人間としての全体像を明らかにするものです。治療勧告書は、ご本人の抱える問題の正確なアセスメントに基づいて作成されます。
診断にかかる日数は通常5日です。この総合診断には、霊性・肉体・精神の各領域のアセスメントを含むホリスティックな手法を用いております。診断のプロセスには下記のような項目があります。

1.臨床検査と健康診断
1.臨床面接
1.社会心理的側面からの生活史面接
1.霊性アセスメント
1.心理的評価
1.神経心理学的スクリーニング検査

最後に診断概要が提示されます。必要なデータがすべてそろってから、診断課が受診者、および可能であれば所属修道会・教区の上長者、司教その他の代表者をまじえて面談を行います。この面談では、診断課が所見を振り返り、治療勧告を行います。詳細な診断書は2週間以内に受診者あてに郵送され、本人の書面による許可があれば紹介元にも送付されます。
セントルーク・インスティテュートは柔軟性をモットーとし、一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメードの治療案を作成しております。一般的には外来治療をお勧めしています。他の医療機関での治療が最善と判断するケースもあります。当機関での入院治療をお勧めする場合もありますが、割合としては毎年の受診者の50%未満となっています。

診断サービスについてのお問い合わせは、電話番号301-445-7970まで。


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男性聖職者のための入院治療(レジデンシャル)プログラム
 男性のための入居プログラムでは、各人の必要性に即した幅広い専門的なサービスが、キリスト教共同体らしい安らぎに満ちた環境の中で提供されています。男女の入居プログラムは、それぞれ別個に異なる場所で行われますが、大規模な集会、心理教育のための集まり、食事会、霊的プログラムなどの際に、入居者間の交流が行われます。


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基本原則 Foundation Principles

l プログラムの中心にあるのは、いやしのプロセスに不可欠な体、心、霊の統合である。
l 他者との関わりの中でこそ、問題が明確になり、健全な行動的変化が表われる。他者との関係に基づくアプローチが治療プログラムの核心である。
l 入居者が生活の中で重要な点を発見し、より充実して前向きに生きるすべを学べるように、協力的で思いやりと慈愛にあふれる共同体が後押しする。
l 祈り、沈黙、自由時間、グループ活動などが織りなす環境のもと、入居者は自分の問題と向かい合い、自ら気付いたことを確認して受け入れることができる。また、信仰に基づく共同体における健全性と一体性を促すような、新たな行動を始めることもできる。


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プログラムと治療

当インスティテュートにおける治療プログラムには以下のものが含まれます。
l 口頭よる治療と言葉を使わない治療を用いて、個別及びグループ治療を行う。
l 霊的な指導と一致。
l 生涯学習を促すために作られた心理教育グループ・フォーマットを用いた、各入居者の問題点に関する教育を行う。
l 必要であれば、12ステップ・プログラム(依存症回復プログラム)集会に参加する。
l アート・セラピー、生体自己制御、心理劇などの特別な治療。
l 運動プログラム。
l 栄養に関する基礎情報や、食生活と心の健康の複雑な関係について説明する食生活カウンセリング。
l 医学的監督指導。

身体の健康
 各人の身体的な健康状態は、治療プログラムの心理社会的、霊的要素を最大限に取り入れる力に直接、影響を与えます。診断の段階では、身体検査と臨床検査の結果が必要とされますが、それは基準となる状況と投薬状況を把握するためです。定期的に栄養士のカウンセリングが、入居者のために行われています。また、運動治療スタッフによるエクササイズ・プログラムも、必要に応じて提供されます。


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霊性プログラムについて Our Spirituality Program
 当インスティテュートの入居プログラムは、入居者の特別な召命を考えた上で、司祭・修道者の霊的生活を深め、立て直すことに特に力を入れています。検査評価や治療に訪れる人々は、複数の問題を抱えています。彼らの誤った思い込みや有害な行いは、自らの理想と期待に反します。当インスティテュートは、彼らの聖性への召命と独身制への服従を尊重し、有意義な霊的回復を促します。こうした意味で、「霊的な養成と実践」すなわち、神との個人的で内面的な関わりへの旅路において、頭から心へ移行する方法を強調しているのです。

日々の典礼と秘跡 Liturgies and Sacramental Life
l 一日一回、共同司式ミサが行われる。また、重要な行事(当方の守護聖人である聖ルカの祝日など)を祝うために特別な典礼も行われる。
l 新しい入居者のために歓迎ミサが毎月行われ、彼らの癒しのために共同体として祈りを捧げる。
l 病者の塗油の秘跡を受けることができる。
l ゆるしの秘跡を定期的に受けることができる。
l 治療を終えた入居者のための派遣式が、祈りと感謝と祝福のうちに月2回行われる。
l 週2回、聖時間を設けている。

その他の霊的活動 Other Spiritual Activities
l 毎日20〜30分間、一人で祈るよう勧めている。
l 週2回30分間、チャペルで指導のもとに瞑想を行う。
l すべての入居者が毎週もしくは隔週、霊的指導を受ける。
l 霊的読書と日記を奨励している。
l 近郊の黙想センターで隔週、祈りと振り返りのうちに黙想会が行われる。



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教区・修道会との関係について Relationship with the Diocese or Religious Congregation
当インスティテュートは、入居者所属の教区と修道会に報告する責任を有します。教区もしくは修道会は、入居者の状態と回復状況を気遣います。司祭・修道者と所属共同体との関係が非常に緊密であること、当インスティテュートに入居する人が共同体の貴重な一員であることを考え、入居者と治療担当者間の機密性をふまえた上で、なるべく情報を伝達するように努めています。


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修道女のための入院治療プログラム(タリタライフ・プログラム)Talitah-Life Program for Women Religious
 当インスティテュートにおける修道女のための入居プログラムは、診断の段階で、受診者のあらゆる感情的、心理的、霊的、社会的、身体的側面に目を向けます。当方の女性スタッフによって開発された治療プログラムが使われています。このプログラムは、女性だけのための独自のアプローチを用い、診断で明らかになった問題に対応しようとする修道女一人ひとりのニーズに合わせて作成されます。平均治療期間は6ヶ月ですが、問題に対処するすべを把握するのに、より長い時間を要する入居者もいます。


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タリタライフとは Thalitha-Life
 「タリタ」という名称は、聖書のルカによる福音書に由来します。

「イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人が来て言った。『お嬢さんは亡くなりました。この上、先生を煩わすことはありません。』イエスはこれを聞いて会堂長に言われた。『恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる。』イエスはその家に着くと、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、それに娘の父母のほかには、だれも一緒に入ることをお許しにならなかった。人々は皆、娘のために泣き悲しんでいた。そこで、イエスは言われた。『泣くな。死んだのではない。眠っているのだ。』人々は、娘が死んだことを知っていたので、イエスをあざ笑った。イエスは娘の手を取り、『娘よ、起きなさい』と呼びかけられた。すると娘は、その霊が戻って、すぐに起き上がった。イエスは、娘に食べ物を与えるように指図された。娘の両親は非常に驚いた。イエスはこの出来事をだれにも話さないようにとお命じになった」(ルカ8・49−56)。

 「娘よ、起きなさい」という呼びかけは、アラム語では「タリタ、クム」であり、ほとんどの英語訳には、そのままの形で記されています。当インスティテュートでは、はるか昔のこの呼びかけを、治療に訪れる女性一人ひとりを象徴する名前として用いています。女性として、タリタは成長するための確かな力を与えられます。タリタは変わりながら成長していくので、「可能性」と呼ばれますが、彼女もその可能性を認識して努力します。成長するにつれ、彼女は個人として、また人との関わりの中で問題に直面します。イエスのみことばが心に受肉しているのですから、彼女には生活における問題に対処する力があります。満ちたりた心に戻り、彼女は変わります。そして自らの「人格」を完全に取り戻すのです。タリタと同じように、当インスティテュートのタリタ・ライフ・プログラムを受ける女性は皆、「可能性」と呼ばれ、成長する確かな力を与えられています(『Sister and Prophets(姉妹と預言者)』メアリー・ルー・スリーヴィ参照)。


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プログラムの目標と使命 
 タリタ・ライフ・プログラムを受ける女性の多くが、落胆して意気消沈し、不安のうちに恐れを抱いています。入居している間、有能で親切なスタッフが、彼女たちが治療に至った問題点に対処する手助けをします。傷つきながらも思いやりのある共同体に、彼女たちははぐくまれ、支えられます。治療と共同体との絆を通して、彼女たちは入居期間に、回復への道を歩み続けるための明確な目標と方法を把握します。そして、プログラム終了時には、行動計画と自分は一人ではないという確信を手にするのです。当インスティテュートからのサポートはその後も続き、継続治療期間には、専門のサポート・グループが手助けします。そして何より、彼女たちはセントルーク共同体全体の祈りと希望を手にして出発するのです。

 この入居プログラムの使命の源は、導きといやしの奉仕を通して、救いの神秘にあずかるよう促すイエス・キリストの呼びかけです。生活のあらゆる側面に調和を見出し、困難を克服するために助けを必要としている修道女への基本的対応として、治療、サポート、心理的治療、教育、生活技能の向上が挙げられます。当インスティテュートは、優しく頼れる共同体の中で最善のケアを提供するよう努めています。それぞれの修道女が過去の体験を振り返り、自由と充足感につつまれて成長するすべを深める時間と機会を得ることができます。


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基本原則 Foundational Principles
l 体と心と霊の一致は、いやしのプロセスに不可欠であり、それがこの入居プログラムの核心となっている。
l 当施設の専門的治療に託された修道女への治療の諸要素を決めにあたっては、彼女たちのニーズを第一に考える。
l 修道女は共同生活を選択した人々である。他者との関わりの中でこそ、問題を明確にし、健全な行動に移っていくことができる。こうした人との関わりを用いたアプローチが治療プログラムの中心である。
l 祈りと孤独、自由時間、グループ交流のバランスのとれた環境のもと、各修道女は、自らの心の闇と向かい合い、そこに見出すものを確認して受け入れ、修道会の健全性と総合性を高めるような行動を新たに始めることができる。
l 思いやりと慈愛にあふれ、頼りうる共同体の中にあって、彼女たちは生活における中心的問題を見出し、より充実して前向きに生きるすべを学ぶことができる。
l 継続治療プログラムは、入居プログラムにおける集中的治療を定着させるためのものであり、治療終了時から2年間行われる。


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プログラムの概観と治療
 能率的かつ効果的にタイムリーな治療を施すために、治療スタッフが修道女とその所属修道会上長と密接に関わりながら行動します。治療中は専用棟のバスルーム付個室に入居します。また、ラウンジ、グループ治療室、コンピュータ室、作業室、キッチンが使用できます。チャペルと食堂は、他のプログラムで入居している人と共有になります。
 日々のスケジュールには、治療、礼拝と霊的な行い、集団活動、食事、レクリエーションがバランスよく組み込まれています。週末には、グループ治療、遠足などが行われます。
 入居プログラムでは、修道女が治療を受ける原因となった心理的問題への対応と、健康に必要な生活変化を促す治療が行われます。
 それらの問題に対処し、新たな行動を実践するための治療方法は様々で、その違いによっていくつかのグループがあります。修道女は一日に何度か、グループ内の他のメンバーと顔を合わせます。また、本人特有のニーズに対応するために、週に一度、一対一の個別治療が行われています。
 当インスティテュートの入居プログラムは、各修道女に自らの回復といやしに責任を持つようお願いしています。この責任を受け入れることは、自分が回復している状況を同僚や治療スタッフに報告すること、また他者にも同様の説明責任を求めることを意味します。
 メンタルヘルスには気晴らしの時間が欠かせません。敷地内で、余暇活動のほとんどを楽しむことができます。ラウンジは夜の親睦会に利用できます。テレビ、映画、ボードゲームも備えられています。また、屋外にはウォーキング、ジョギング、サイクリングなどのできる広いグランドや、テニスコートがあります。
 入居者が遠足を企画します。ワシントンD.C.は、文化的、社会的機会を豊富に提供する地域です。参加を強く勧めますが、必須ではありません。

霊性プログラム
 奉献生活への召命を尊重しつつ、当プログラムはシスターの霊的生活を深めることに特に力を入れています。診断や治療に訪れる際、彼女達はその存在の中心に明らかに傷を負っています。キリスト者と奉献生活という観点が、しばしば完全さに関する誤解によって歪められ、彼女達は自分自身、所属共同体、そして奉仕する相手に有害な行いをしてしまいます。
 聖性への召命と奉献生活への努めにおいて、霊的な成長、一致、刷新への機会を与えること。この観点から、当インスティテュートは、霊的な養成と実践、すなわち神との個人的で内面的な関わりへの旅路において頭から心に移行する方法に力を入れています。

典礼と秘跡
l 一日一回、共同司式ミサが行われる。また、重要な行事(当方の守護聖人である聖ルカの祝日など)を祝うために特別な典礼も行われる。
l 新しい入居者のために歓迎ミサが毎月行われ、彼らの癒しのために共同体として祈りを捧げる。
l 病者の塗油の秘跡を受けることができる。
l ゆるしの秘跡を定期的に受けることができる。
l 治療を終えた入居者のための派遣式が、祈りと感謝と祝福のうちに月2回行われる。
l 週2回、聖時間を設けている。

他の霊的活動
l すべての入居者が滞在中、6週間グループ霊性プログラムに参加する。
l 週2回30分間、チャペルで指導のもとに瞑想を行う。
l 3週間おきに霊的指導を受ける。
l 毎日20〜30分間、一人で祈るよう勧めている。
l 霊的読書と日記を奨励している。
l 近郊の黙想センターで隔週、黙想会が行われ、ミサ、集い、祈りと振り返りの時が行                                                                                           
教区と修道会との関係
 当インスティテュートは、入居者所属の修道会に報告する責任を有します。入居者本人と同じように、修道会も入居者の状態と回復状況を気遣っています。修道女とその所属共同体との関係が非常に緊密であること、当インスティテュートに入居する人が共同体の貴重な一員であることを考え、入居者と治療担当者間の機密性をふまえた上で、なるべく情報を伝達するように努めています。


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継続治療
 当インスティテュートには、総合的な長期継続治療プログラムがあります。このプログラムは、入居者の教区、修道会への復帰と、回復を助けるためのものです。当インスティテュートを去る前に、各入居者は主治セラピストと共に継続治療契約書を作成します。契約書には、治療中に明らかになった問題点と「新たな兆候」が記されます。それらは、再発の危険を示す兆候として本人が認めた行いです。契約書には、入居者が健全な生活を維持するために必要な行動と心構えの変化が詳細に記されます。そこには、感情的、霊的、心理的、医学的な問題点や、それらの側面での回復を促すのに必要な事柄も含まれます。
 入居者は、継続治療契約書を作成することに加えて、その人の回復を助けるためのサポート・グループ(6〜8人の身近な人)を作ることを要求されます。契約書によると、このグループの主な役割は、健全な行動の芽生えを助け、確認することであり、また、再発防止を助けることです。
 男性のためのプログラムと一部の修道女のためのプログラムにおいては、本人が新しい生活を始めてから約8週間後に、継続治療スタッフが復帰のためのワークショップを開く手助けをします。このワークショップには、サポート・グループが集まり、契約書と治療プロセス、特に治療中に見られた「新たな兆候」を見直します。
 継続治療契約書とサポート・グループのほかに、年に1〜2回、継続治療ワークショップに参加するように求められます。このワークショップの目的は、入居プログラムの治療成果を定着させることと、生涯にわたり治療プロセスを継続させることです。診断に応じて2〜5年間、当インスティテュートで行われる一週間のワークショップに参加します。回復経過に関する評価は、入居者の担当司教、修道会総長管区長に送られます。継続治療スタッフによるカウンセリングや危機的状況における支援も引き続き、受けることができます。

ハーフウェイ・ハウス(社会復帰準備施設)
 入居プログラム終了後、所属教区もしくは修道会に戻る準備が完全にできていない入居者のために、ハーフウェイ・ハウスが用意されています。この3〜6ヶ月の期間にわたるプログラムの目的は、入居プログラムで始まった治癒課程を定着させることと、社会における奉仕への復帰を促すことです。また、聖職もしくは修道生活以外の道に移行するための準備機能を果たす場合もあります。
 ハーフウェイ・ハウス・プログラムは、司祭職を免ぜられた人に組織だった環境を提供する必要性に応えて、1992年に開始されました。それは、何年も彼らを支えてきた教会から離れて、自らの生計を立てるのを助けるためのプログラムでした。その後、他の3つの必要性に応えてプログラムは拡充し、女性も対象とするようになりました。
 生活移行プログラムには、組織的な就職プログラム、神学的考察セッション(毎週)、行動に関するグループ討議(隔週)などが含まれます。慢性的再発対応プログラムは、治療後に再発した人のためのプログラムで、教育とボランティア活動もしくは就職の機会を提供しています。延長治療コースは、入居治療後に系統的な治療を受けたほうがよいと思われる人のためのプログラムです。
 ハーフウェイ・ハウス・プログラムは、他の特殊な状況にある入居者のニーズにも対応しています。たとえば、個人的、法的、もしくは教会や家庭内の問題が解決までの間、安全な場所にいる必要があると上長が判断した場合、刑務所から出所して新生活を始める前に調整が必要とされる場合、また、就職活動で自信を失って職業訓練を受ける必要がある場合などです。

外来サービス
 当インスティテュートの外来サービスでは、カトリックの信仰に根ざした心理面での助け、霊的一致、感情面の治療を必要としている司祭、修道女、修道士、信徒のための治療を行っています。入居プログラムと同じ概念に基づいたサービスを提供します。
 当方の外来サービスは、抑うつ、不安感、依存症、対人関係問題、トラウマ、実存的問題などを抱える人に個人的治療を行います。養成課程にある修道者や神学生に対応した経験も豊富です。4つの治療グループが、対人的、個人的、依存的問題に対して効果的な治療を行っています。
 外来サービスのスタッフには、臨床心理士、司牧カウンセラー、臨床ソーシャル・ワーカーなどがいます。精神科医の診察も受けられます。指導的立場にいる人の監督もしくはカウンセリングも行います。

教育と予防
 教育部のスタッフは、米国内外で教会に奉仕する人々の健全な心理的、霊的成長と健康を促すために、臨床スタッフとの連携のもとに、教育とカウンセリング・サービスを提供しています。
 以下の目的のための学習機会をいつでも提供致します。
l 修道会、教区、援助分野で指導的立場にいる人に個人的なサポートを提供する。
l 修道者と聖職者が、より充実して健全な生活を送る手助けをする。
l 共同体や教区生活に入る新しいメンバーの手助けをする。
l 聖職者と修道者の生活、必要性、問題を正しく具体的に理解するのを助ける。
当インスティテュートは、修道会総長管区長会の名簿と米国カトリック司教協議会の司祭名簿も参照します。

入会志願者の診断評価
当インスティテュートは、神学校や修道会の入会志願者の診断評価を随時行っています。2日間、外来ベースで評価を行い、結果は最後に志願者と担当者に口頭で伝えられます。2週間以内に、総合的な結果が志願者と神学校、修道会宛てに郵送されます。
自己評価テスト(Inventory III, NEO PI-R)、投影テスト(Rorschach Inkblot Test, Draw-a Person Test)などが行われます。ウェクスラー式知能検査も用います。
面接では、志願者の経歴、精神状態、精神病歴、霊的生活などについて尋ねます。

コンサルティング
管理下の人物のことを思い悩む司教や総長管区長にとって、状況は複雑で判断しづらいものです。兆候を正しく解釈しているだろうか。介入するには、どれほどの情報が必要だろうか。その人物に対する個人的感情と怒りをどのように制御すればいいだろうか。これらの疑問は、ほんの一例にすぎません。秘密厳守のうちに専門的にそれらに対応するために、当インスティテュートはコンサルティング・サービスを提供しています。現状への対処方法について、経験豊富なスタッフがアドバイス致します。

連絡先

Saint Luke Institute, Inc.
8901 New Hampshire Avenue
Silver Spring, Maryland, 20903
USA
Tel: 301-445-7970
Fax: 301-422-5400
E-mail address: getinfo@sli.org

(2010年6月1日現在)







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個人の自由と責任 Personal Freedom and responsibility
私たちのレジデンシー・プログラムでは、皆さまご自身に回復と治癒についての責任を持っていただくよう強くお願いしています。これは、グループの仲間とセラピストに回復のために自分がしていることを報告し、また同じ説明責任を他にも要求する義務があるということを意味します。

メンタルヘルスには気晴らしの時間が欠かせません。余暇活動のほとんどは敷地内で楽しむことができます。休憩室は夜の親睦会に利用できます。テレビ、映画、盤ゲームも備えられています。また屋外にはウォーキング、ジョギング、サイクリングのできる広いグラウンドのほか、テニスコートもあります。

グループでのレクリエーション活動は入院者の皆さまに計画していただきます。首都ワシントンD.C.では文化活動や人と触れあう機会に事欠きません。全員参加をお勧めしますが、個人の自由で必須ではありません。旅行の時間にあてることもできます。


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プログラムの内容 Program Components

依存症回復プログラム「12ステップ・ミーティング」 12-Step Meetings
入院中は、必要に応じて12ステップ・ミーティングに参加していただきます。平日と日曜日のミーティングはセントルークに隣接した場所で行われます。日曜日の午前中のミーティングは入院者自身で進めていただきます。

グループセラピー Group Therapy
この女性のためのプログラムでは、主に下記の治療法を採用しています。

1.芸術療法
1.霊性グループ
1.グループセラピー(精神力動療法と認知行動療法)
1.個人療法
1.霊的指導
1.心理教育的な問題をテーマとしたフォーカルグループ(怒りのコントロール・不安障害・健全な自己主張・幼児期のトラウマ・再発防止訓練・抑うつ・性の統合・健全な自己評価など)
1.ヨガ
1.エアロビクス
1.マッサージ療法
1.フェルデンクライス(訳注:運動感覚を通して脳を活性化させ、心身の能力を高める体操)

週3回、「自己責任グループ」と呼ばれる治療グループで各自の治療計画と進捗状況をスタッフに話していただきます。これは、各人が受けることになっている3週間に1回の正式な進捗状況審査の時間でもあります。その後数日以内に、本人と会の担当上長、セラピストをまじえた電話会議が行われます。


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個人コンサルテーション Indivitual Consultation
必要に応じて、日課の中に個人コンサルテーションの時間が設けられます。コンサルテーションでは下記の療法を採用しています。

1.眼球運動による脱感作と再処理(EMDR)(訳注:眼球運動を促して脳を刺激し、脳の情報処理プロセスを活性化する治療。PTSDに効果的とされる。)
1.バイオフィードバック(訳注:人に心拍数などの生理学的な情報を与えて、意識的にその数値をコントロールしようとすることで自分の身体をコントロールするトレーニング。)
1.理学療法
1.栄養コンサルテーション
1.必要な医療サービス


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霊性 Spiritualty
霊性に関する内容は、女性のために特別に企画されたもので、個人的な霊的指導、祈り・霊性・独身生活の各分野に関する心理教育的なモジュール、日々の祈りの時間が含まれています。毎朝、希望者のために感謝の典礼が行われます。近隣の黙想センターで2カ月に1回行われる1日黙想会には、全員に参加していただきます。


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個別の配慮 Individual Consideration
修道女のためのタリタライフ・プログラムは、各人の個別のニーズに応える目的で作られた入院治療プログラムです。多くの女性にとっては6カ月が、治療の原因となった問題をはっきりさせ、原因を調査し、回復に向けて自分の取るべき行動を理解し、実践するのに適当な期間であると思われます。しかし、症状の背後にあった重要な問題が治療中に表面化し、適切な治療法でそれに対処する必要が生じる場合があり、その際は長期の入院が必要になります。こうした治療期間の延長は、所属修道会の上長およびセラピストと相談して本人が決定します。延長は十分な考慮の上でなされるもので、関係者全員の承認とサポートを得られることが必須条件です。


霊性プログラム
 奉献生活への召命を尊重しつつ、当プログラムはシスターの霊的生活を深めることに特に力を入れています。診断や治療に訪れる際、彼女達はその存在の中心に明らかに傷を負っています。キリスト者と奉献生活という観点が、しばしば完全さに関する誤解によって歪められ、彼女達は自分自身、所属共同体、そして奉仕する相手に有害な行いをしてしまいます。
 聖性への召命と奉献生活への努めにおいて、霊的な成長、一致、刷新への機会を与えること。この観点から、当インスティテュートは、霊的な養成と実践、すなわち神との個人的で内面的な関わりへの旅路において頭から心に移行する方法に力を入れています。

典礼と秘跡

l 一日一回、共同司式ミサが行われる。また、重要な行事(当方の守護聖人である聖ルカの祝日など)を祝うために特別な典礼も行われる。
l 新しい入居者のために歓迎ミサが毎月行われ、彼らの癒しのために共同体として祈りを捧げる。
l 病者の塗油の秘跡を受けることができる。
l ゆるしの秘跡を定期的に受けることができる。
l 治療を終えた入居者のための派遣式が、祈りと感謝と祝福のうちに月2回行われる。
l 週2回、聖時間を設けている


他の霊的活動
l すべての入居者が滞在中、6週間グループ霊性プログラムに参加する。
l 週2回30分間、チャペルで指導のもとに瞑想を行う。
l 3週間おきに霊的指導を受ける。
l 毎日20〜30分間、一人で祈るよう勧めている。
l 霊的読書と日記を奨励している。
l 近郊の黙想センターで隔週、黙想会が行われ、ミサ、集い、祈りと振り返りの時が行                                          


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継続治療 Continuing Care
 当インスティテュートには、総合的な長期継続治療プログラムがあります。このプログラムは、入居者の教区、修道会への復帰と、回復を助けるためのものです。当インスティテュートを去る前に、各入居者は主治セラピストと共に継続治療契約書を作成します。契約書には、治療中に明らかになった問題点と「新たな兆候」が記されます。それらは、再発の危険を示す兆候として本人が認めた行いです。契約書には、入居者が健全な生活を維持するために必要な行動と心構えの変化が詳細に記されます。そこには、感情的、霊的、心理的、医学的な問題点や、それらの側面での回復を促すのに必要な事柄も含まれます。
 入居者は、継続治療契約書を作成することに加えて、その人の回復を助けるためのサポート・グループ(6〜8人の身近な人)を作ることを要求されます。契約書によると、このグループの主な役割は、健全な行動の芽生えを助け、確認することであり、また、再発防止を助けることです。
 男性のためのプログラムと一部の修道女のためのプログラムにおいては、本人が新しい生活を始めてから約8週間後に、継続治療スタッフが復帰のためのワークショップを開く手助けをします。このワークショップには、サポート・グループが集まり、契約書と治療プロセス、特に治療中に見られた「新たな兆候」を見直します。
 継続治療契約書とサポート・グループのほかに、年に1〜2回、継続治療ワークショップに参加するように求められます。このワークショップの目的は、入居プログラムの治療成果を定着させることと、生涯にわたり治療プロセスを継続させることです。診断に応じて2〜5年間、当インスティテュートで行われる一週間のワークショップに参加します。回復経過に関する評価は、入居者の担当司教、修道会総長管区長に送られます。継続治療スタッフによるカウンセリングや危機的状況における支援も引き続き、受けることができます。


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セントルーク・インスティテュートと修道会との関係について:
 当インスティテュートは、入居者所属の修道会に報告する責任を有します。入居者本人と同じように、修道会も入居者の状態と回復状況を気遣っています。修道女とその所属共同体との関係が非常に緊密であること、当インスティテュートに入居する人が共同体の貴重な一員であることを考え、入居者と治療担当者間の機密性をふまえた上で、なるべく情報を伝達するように努めています。


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ハーフウェイ・ハウス(社会復帰準備施設)・プログラム Halfway House Program

 入居プログラム終了後、所属教区もしくは修道会に戻る準備が完全にできていない入居者のために、ハーフウェイ・ハウスが用意されています。この3〜6ヶ月の期間にわたるプログラムの目的は、入居プログラムで始まった治癒課程を定着させることと、社会における奉仕への復帰を促すことです。また、聖職もしくは修道生活以外の道に移行するための準備機能を果たす場合もあります。
 ハーフウェイ・ハウス・プログラムは、司祭職を免ぜられた人に組織だった環境を提供する必要性に応えて、1992年に開始されました。それは、何年も彼らを支えてきた教会から離れて、自らの生計を立てるのを助けるためのプログラムでした。その後、他の3つの必要性に応えてプログラムは拡充し、女性も対象とするようになりました。
 生活移行プログラムには、組織的な就職プログラム、神学的考察セッション(毎週)、行動に関するグループ討議(隔週)などが含まれます。慢性的再発対応プログラムは、治療後に再発した人のためのプログラムで、教育とボランティア活動もしくは就職の機会を提供しています。延長治療コースは、入居治療後に系統的な治療を受けたほうがよいと思われる人のためのプログラムです。
 ハーフウェイ・ハウス・プログラムは、他の特殊な状況にある入居者のニーズにも対応しています。たとえば、個人的、法的、もしくは教会や家庭内の問題が解決までの間、安全な場所にいる必要があると上長が判断した場合、刑務所から出所して新生活を始める前に調整が必要とされる場合、また、就職活動で自信を失って職業訓練を受ける必要がある場合などです。


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継続治療プログラム Continuing Care Program


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外来サービス
Outpatient Services
 当インスティテュートの外来サービスでは、カトリックの信仰に根ざした心理面での助け、霊的一致、感情面の治療を必要としている司祭、修道女、修道士、信徒のための治療を行っています。入居プログラムと同じ概念に基づいたサービスを提供します。
 当方の外来サービスは、抑うつ、不安感、依存症、対人関係問題、トラウマ、実存的問題などを抱える人に個人的治療を行います。養成課程にある修道者や神学生に対応した経験も豊富です。4つの治療グループが、対人的、個人的、依存的問題に対して効果的な治療を行っています。
 外来サービスのスタッフには、臨床心理士、司牧カウンセラー、臨床ソーシャル・ワーカーなどがいます。精神科医の診察も受けられます。指導的立場にいる人の監督もしくはカウンセリングも行います。


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教育と予防
 教育部のスタッフは、米国内外で教会に奉仕する人々の健全な心理的、霊的成長と健康を促すために、臨床スタッフとの連携のもとに、教育とカウンセリング・サービスを提供しています。
 以下の目的のための学習機会をいつでも提供致します。
l 修道会、教区、援助分野で指導的立場にいる人に個人的なサポートを提供する。
l 修道者と聖職者が、より充実して健全な生活を送る手助けをする。
l 共同体や教区生活に入る新しいメンバーの手助けをする。
l 聖職者と修道者の生活、必要性、問題を正しく具体的に理解するのを助ける。
当インスティテュートは、修道会総長管区長会の名簿と米国カトリック司教協議会の司祭名簿も参照します。


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入会志願者の診断評価
当インスティテュートは、神学校や修道会の入会志願者の診断評価を随時行っています。2日間、外来ベースで評価を行い、結果は最後に志願者と担当者に口頭で伝えられます。2週間以内に、総合的な結果が志願者と神学校、修道会宛てに郵送されます。
自己評価テスト(Inventory III, NEO PI-R)、投影テスト(Rorschach Inkblot Test, Draw-a Person Test)などが行われます。ウェクスラー式知能検査も用います。
面接では、志願者の経歴、精神状態、精神病歴、霊的生活などについて尋ねます。

コンサルティング
管理下の人物のことを思い悩む司教や総長管区長にとって、状況は複雑で判断しづらいものです。兆候を正しく解釈しているだろうか。介入するには、どれほどの情報が必要だろうか。その人物に対する個人的感情と怒りをどのように制御すればいいだろうか。これらの疑問は、ほんの一例にすぎません。秘密厳守のうちに専門的にそれらに対応するために、当インスティテュートはコンサルティング・サービスを提供しています。現状への対処方法について、経験豊富なスタッフがアドバイス致します。

連絡先

Saint Luke Institute, Inc.
8901 New Hampshire Avenue
Silver Spring, Maryland, 20903
USA
Tel: 301-445-7970
Fax: 301-422-5400
E-mail address: getinfo@sli.org

(2010年6月1日現在)

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