「国にとって大切なのは、国民総生産(GNP)ではなく、国民総幸福量である」
この有名なる宣言は現国王ジグメ・センゲ・ワンチャクによってなされた。「物質的発展によって、心の安らぎが損なわれる事があってはならない」を治世の信念としている国、ヒマラヤ連峰の東端にある小さな王国ブータン。インド、ネパール或はチベットともまったく違った雰囲気や人々の礼儀正しさ、優しさは、訪れる人に安らぎを与える。
<旅行のシーズン>
ブータンの季節は,だいたい日本の四季と似ている。
※ON シーズン 3,4、5、9、10、11月
※OFF シーズン 1、2、6、7、8、12月
ティンプーの月別平均気温 (摂氏)と降雨量 (ミリ)
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
最高気温 |
12 |
14 |
16 |
20 |
23 |
24 |
19 |
25 |
23 |
22 |
18 |
15 |
最低気温 |
− 3 |
−1 |
4 |
7 |
13 |
15 |
13 |
16 |
15 |
10 |
5 |
−1 |
降雨量 |
10 |
14 |
28 |
62 |
20 |
149 |
229 |
142 |
120 |
51 |
18 |
0 |
<ビザ>
※ ビザ取得の流れ
旅行手配会社を通じて書類をブータンへ郵送。手数料(1名につき20 USドル)を送金。
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必要書類、旅行スケジュール、手数料の入金をブータン側が確認。
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ビザ・クリアランスの発行。照会番号付与。
※照会番号は飛行機搭乗の際に必要。ブータンへ入国後ビザが発行される。 |
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※注意…申請からビザ取得まで約1ヶ月が必要
※ビザの申請に必要な書類及び事項…旅行のスケジュール、名前,旅券番号(発行地及び日、有効期限)、生誕地(生誕日含む)、住所、職業、国籍。
ビザはスタンプ式で,通常2週間の観光ビザが現地到着後、空港などで発行される。
<ブータンを旅する>
ティンプー(THIMPHU)
標高2400m。人口3万人のブータンの首都。ブータンの政治と宗教の中心地であるタシチョゾン、ブータン最古のゾン、シムトカゾンがある。また、商業の中心地であるここには、ブータン唯一のラジオ局をはじめ、総合病院、銀行、郵便局その他多くのレストラン、ショップなど公共施設も充実。
パロ(PARO)
標高2300m。水田の広がる美しい谷間に、ブータン唯一の国際空港を持つ町。由緒ある寺院が多く、古来の展望楼の中にある国立博物館、パロゾン(県庁)、断崖絶壁にある聖地タクツァン僧院、ブータン最古の寺の一つキチュラカンがある。
プナカ(PUNAKHA)
標高1350m。標高が低いため、バナナやマンゴーが実るほど温暖なこの町は、その昔、夏と冬で都を移していたブータンの冬の都であった。今でもポ・チュ(男川)とモ・チュ(女川)の合流する中州に建っているプナカゾンではジェ・ケンポ(大僧正)をはじめとする1000人もの僧侶たちが冬をここで過ごしている。
ティンプーからプナカゾンにかけて、ヒマラヤの荘厳な眺めが遠望できる。
プンツォリン(PHUNTSHOLING)
標高200m。ブータンの東の玄関口。インドのジャイガオンという町と接しているため、大変活気がある。夜9時半以降は外出禁止。インドのバグドグラ空港が近い。
チェリ・ラ
標高3780m。6〜8月の雨期にはシャクナゲやブルーポピーなど、美しく咲き乱れる花を見ることができる。
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