SPT-1500のページ |
ある日SPT-1500が私の手元にやってきました。しかもクリアボディという大変にレアなものとして。
それはもう非常に嬉しかったです。
ただ、それを私に手渡したした人は言いました、「年内にコレ用のアプリを公開してね」と。。。
というわけで唐突ですが、SPT-1500のページを作りました。バーコードなんてまったく知らない状態から始めたのでトンチンカンなことを書いている可能性大ですが、よろしかったら見てやってください。
SPT-1500とは |
「さっきからSPT-1500って書いてあるけど、それってなに?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、STP-1500とは株式会社オリンパスシンボルより販売されているバーコードスキャナ内蔵のPalmOS機です。スキャナを利用するには専用アプリが必要ですが、PalmIIIをベースとしているのでPalm用のアプリは殆ど稼動します。また、J-OS を導入すれば日本語化も行えるようです。詳しくはこちらをご覧ください
SPT-1500用アプリケーション |
SPT-1500用ということで、「バーコードを使った業務用アプリ」を期待された方にはごめんなさい。
どちらかというと「身の回りにあるバーコードを Palm のアプリに取りこんで役立てみよう」をベースとしていますので、「好きな作家の作品をまとめた書籍データベース用に、ISBNを簡単に入力したい」とか「たばこを吸った本数を管理したい」といった個人ベースでの利用に向いているかと思います。
なお、ここで公開しているアプリは、全てCodeWarriorR5と付属のSymbolSDKによって作成しています。本当は専用のキットがあるようなのですが、これを知ったのは作った後なのでした。とほほ。
(逆に言えば、単純にスキャンする程度のアプリは、SmbolSDKがあれば事足りるということです。と負け惜しみを言っておきます^-^;;;)
daMemoPad |
SPT-1500用に新規作成したものではないのですが「Memoへバーコード取りこめたら便利かな」と考えて、daMemoPad をSymbolユニットに対応させました。ちょっとした「バーコードのみ」をバシバシ取りこみたいときに威力を発揮するカモ、しれません。
ダウンロードはdaMemoPadのページからお願いします。
daBcode |
Symbol ユニット用に開発されていないアプリケーションでも、daBcode を使用すればスキャンしたバーコードの内容をフィールドに挿入することが可能です。JFile Pro で書籍データベースを作成するといった用途に向いているかと。
例.JFile Pro と組み合わせた書籍購入リストDB
ISBNをスキャンする 一覧表示 ダウンロードはこちらから:dabc01.zip
BarcodeBk |
BarcodeBk はスキャンしたバーコードの内容を、DateBook に保管するプログラムです。バーコードが付いている物ならば「いつ、なにを、どうした」を簡単に記録できます。と、これだけだと分かりにくいと思いますが、ちょっと工夫とすると。。。
- たばこ開封管理
よく吸う銘柄のコードを覚えさせておいて、たばこの箱を空ける毎に BarcodeBkで記録すると、どれ位の本数をを吸ったか把握する。
- OAサプライ品出庫管理
ボールペン、フロッピーディスク等のサプライ品出庫管理に使用する。といった用途に使えるかなと。
(その他にサーバー本体のバーコードを使っての、障害履歴管理とかもあるかな^_^;)
バーコードをスキャン 予定表の内容 対比表のサンプル
PC上でCSV変換した結果(ちょっと編集してあります)
ダウンロードはこちらから:bcbk01.zip
その他の活用案 |
今回は開発を見合わせたのですが、SPT-1500を使ったアプリを考えているときに出てきたアイデアです。現実味(開発工数に見合うだけのメリットがあるか、現状の技術で対応できるのか等)といった点で疑問は残るのですが、「バーコード素人のお馬鹿な発想もたまにはいいでしょ」とアル意味迷惑な根拠のもとに掲載することにしました(^^;;;
バーコード詰め将棋(※デモのみで実際には稼動しません) |
音の出る新聞の広告をみていて「音声データは無理っぽいけど、ボードゲームの駒情報くらいならバーコードに詰め込めるな」とひらめきました。うまくすれば「朝の新聞にバーコードで詰め将棋の問題が載っていて、サラリーマンなお父さんはそれをスキャンして、通勤電車の中で解く」といったことが現実になるかもしれません。
なお、このバーコード詰め将棋は「どんな感じか感触をつかむため」のデモ用プログラムとデータを作成してみました。(くどいようですが、全然遊べませんです^^;;;)
バーコード詰め将棋デモプログラム
* このプログラム使用した、または、使用しなかったことによる全ての損害について作者はその責を負いませんし、また不具合等に対処する義務も一切負わない事をここで明らかにしておきます。
* 駒のグラフィック等は福本さんの将棋盤からコピーさせていただきました。
* DefaultGray等で4階調に切り替えてご利用ください。
ダウンロードはこちら->TsumeShougi.prc
バーコード詰め将棋デモデータ
* 印刷してお使いください。
展示物音声ガイドシステム(※本当に概要だけで、プログラムはなにも作っていません) |
博物館等で良く見かける音声説明レシーバーの変わりに、SPT-1500を使えないかという発想です。PalmOSベースのSPT-1500ならばGUIによる操作が可能であり、またサーバー等の連携も比較的容易に実現できるので、従来のレシーバーに比べてもメリットが大きいと考えられます。
例えば素人の発想ですが。。。
・音声の一時停止や巻戻し等の操作が、来場者側で簡単に行える。
・SPT-1500のディスプレイを利用して、展示物の関連画像等が表示できる。
・SPT-1500のディスプレイを利用して、会場地図やガイド等を表示できる。
・スキャン内容をロギングしておけば、展示物の人気度が簡単に把握できる。
といったことが挙げられのでないでしょうか。
概要図(と書いて妄想と読む)
最後に |
今回SPT-1500を頂いたことにより、はじめてバーコード用のアプリを作成しました。そこで思ったことは「バーコードをスキャンするプログラムを作ること自体は凄く簡単、でも用途がはっきりしないとダメ」ということでした。
ただ、これは逆にいうと「用途がはっきりしていれば、簡単にシステムを構築できる」ということでないかと。そういった意味では、今後発表されるPalmOS互換機の中では一番ビジネスに直結したマシンかもしれません。