竹薮の 井戸坂登る 地蔵様
(5/24/'97、雨)

昔の面影が残る、本福寺には「切られ地蔵」があります。

礼拝山恭敬院・本福寺は、松戸地区では1院しかない時宗で、
JR北松戸駅から6号線を突っ切り、明治神社への角を曲がった先にあり、
踊り好きなお地蔵様が、踊って若者に切られた「切られ地蔵」があります。

その開創は嘉元元年(1303)とされ、奥まった閑静な地域にあります。
門の直ぐ下には、昔の貴重な湧き水であった「カンスケ井戸」があり、
この「カンスケ井戸」からの階段を、「井戸坂」と呼び竹薮の中を登ります。

江戸末期の松戸・小金周辺は、水戸藩の尊王攘夷・内部抗争の場であり、
吉田松陰が、この本福寺に宿泊したと日記に記している、
と住職に教えてもらいました。
また剣の世界との関係も強く、千葉周作は青年時代を松戸で過ごしています。

お寺の鉦鼓と阿弥陀三尊仏は、松戸市の有形文化財です。