来年(あす)は無き 林に響く 遅れ蝉
(9/5/'97、晴れ)


蝉の鳴くこの林は、来年は整地される宿命です。


今年は蝉の当たり年で、俳句の中にも度々登場しています。

榛名富士 山赤々と 蝉しぐれ
蝉なきて 造花を渋る 道祖神
朝顔の 蝉の抜け殻 誰の手に

うるさいとさえ思った蝉も、9月に入るとめっきり数が減り、
只一匹の油蝉が、ヒグラシと鳴き競って響きわたります。
この林の持ち主は代が替わり、今年中の整地が決っています。

蝉の運命どころか、自分の将来さえ想像できません。