「イタリア大周遊旅・写真特選(速報版)」



背骨を骨折して2年半ほど我慢していた、本格的な海外旅行に再挑戦することにしました。
今年の1月に近場のグアム島旅行で体調を試し、今回は10日間の「イタリア大周遊旅行」に挑戦し、全行程を乗り越えて無事
帰国しました。しかし大型コルセットの着用は流石に忘れませんでしたが、肝心のを車中に忘れ、杖無しでの滑りやすく
多い距離の長い遺跡散策は腰の負担が多く、暇を見つけては何処でも座り込みながらの大周遊でした。

行程概要は地図のとおり、成田からJALの直行便でローマへ飛び、主要都市のナポリ、フレンツエ、ベニス、ベローナ、ミラノ
を結び、主な観光地である、カプリ島、ポンペイ、アッシジ、シエナ、サン・ジミニャーノの遺跡、ピサの斜塔、サンマリノ共和国、
水の都ベニス、ペローナ遺跡、そして主要の市内観光を行う長距離バス旅行でした。
今回も自由時間は数回のみで、宿泊ホテルの多くが市街地から離れた場所にあったため、楽しみにしていた早朝の近隣散策も
難しく、スケッチは3枚ほど描きましたが、37名の集団が長距離をバス旅行する難しさを、改めて痛感しました。

夢に描いていたイタリア旅行の感想は、呆れるばかりの世界遺産が連続し、結果的には個々の強烈な印象が薄くなったような
気もします。何処を向いても古い遺跡に囲まれた日常生活は、ある意味ではイタリアの現代の活動範囲を拘束しているかもしれ
ません。もし日本の何処もが京都・奈良模様であれば、今日の日本の経済活動は大きく変化していたでしょう。
イタリア大都市での車社会は、危険で狭い道路状況とごみで汚れた都市空間を招き、老人主体の集団旅行では必須となるトイ
レ事情
を、厳しく忍耐を強いる現実を提供しているようです。


バスの移動は大変
イタリア大周遊・概念図
前回のスペイン・ポルトガル旅行との、大きな印象の違いは
の多さ
でしょう。古代遺跡を少し離れれば日本と同じく何処も
彼処も緑に囲まれていました。今回の旅行でも花の探索を楽
しみにしましたが、意外や、花の多くは日本と同じで、珍しい
花の発見は殆どありませんでした。

下草の花の多くがほぼ日本と同じもので、植栽された花は日本
では普通に花屋さんで売られている花達です。ただし、市街地
窓辺に飾られた雰囲気は、それこそ天地の違いでした。植栽
されていた樹木もほぼ日本と同じで、何故か枇杷や無花果など
もあり驚かされます。イタリアと日本は湿度は異なります気候に
は大きな差がなく、葡萄、サクランボ、枇杷の実も見掛けました。

世界各地からの観光客が溢れていましたが、イタリアの連休日
と重なり、意外やイタリア各地からの観光客も多く、そのなかでも
日本人観光客の多さは目立っていました。しかし、地元の人達か
らの掛声は「ニイハウ」であり、中国人と思われていたようです。

新型インフルエンザを恐れてマスクを着用しましたが、日本人の
観光客も含めて着用していた人はほぼ皆無で、百山が大きなマ
スクを着用して通過すると、指差して「マスク・マン」と呼ぶ声が
聞こえました。TVを含め日本のニュースは全く入らず、少なくと
もイタリアでは新型インフルエンザを問題にしていませんでした。

イタリア旅行は、短期間の大周遊旅行ではなく、テーマや目的を
明確にしたは滞在形旅行が相応しい気がしました。その意味で
も、イタリア北部では山、イタリア南部では海を主体にして絞り込
んだ旅行が、次回には相応しい気がしました。


とにかく、首が痛くなった
ヴァチカン美術館の回廊
大昔の、建造物とは思えない
サン・ピエトロ大聖堂の天蓋

本物の迫力には、適わない
サン・ピエトロ大聖堂のピエタ像
とてつもなく、巨大な建物
古代のコロッセオ

観光客で、溢れていた
かの有名なトレヴィの泉
階段を登り、市街を眺めた
何故かスペイン広場

この島には、600種の花が咲く
カプリ島をモータボートで出発
仰向けになり、洞窟に入る
カプリ島の青の洞窟

明らかに、観光の街
カプリ島の市街風景
石造りの街は、寂しい感じがする
ナポリ市の街風景

街全体が、埋もれてしまった
ポンペイ遺跡へのアプローチ
保存状態が、非常に良い
ポンペイ遺跡の見事な古代壁装飾

街ごとに、少しずつ異なる
アッシジの市街風景
見事さは、呆れるばかり
アッシジ市のサン・フランチェスコ教会

何処も、大きな建物だ
シエナのシエナ大聖堂
世界一、美しい広場とか
シエナのカンポ広場

葬儀があり、入れなかった
巨大なピサの洗礼堂
地盤が、弱かったらしい
確かに傾くピサの斜塔

考えられない程、見事な町並み
フレンツエの市街全景
宝石商の店が、立ち並ぶ
フレンツエのポンテ・ヴェッキオの眺め

宗教は、恐ろしい影響力を持つ
フレンツエのサンタクローチェ教会
石畳の道は、歩きにくい
フレンツエの馬車も走る市街風区

遠くに、イタリアの海が見えた
サン・マリノ共和国からの海の眺め
お土産には、良いらしい
サン・マリノ共和国の店の展示品

水面が高いとは、思えなかった
ベニスの市街風景
橋が、とにかく多い
ゴンドラでベニスの水路を巡る

冬には、街全体が水面下に
ベニスのデッラ・サルーテ教会
地球温暖化は、文明発達のツケ
ベニスのサン・マルコ寺院のドーム

イタリアの、観光客も多かった
ベローナ市街風景#1
昔しの、格闘技場なのか
ベローナ市街風景#2

余りにも巨大で、只管ブックリ
ミラノの巨大なアーケード
イタリアの技術の高さに、呆れた
ミラノのドゥオモの全景

階段でも、登れるが・・
エレベータでドゥオモの屋根へ
何処でも見れる、市街風景だ
ドゥオモからの市街風景

観光客が、多かった
ミラノの市街風景
憧れのイタリア旅行を振り返って見ると、余りにも概念的にのみ、
イタリアを理解していたことが分かります。

僅か10日間の旅でイタリアを理解することは出来ませんが、我
々日本人が抱いていた以上にイタリアの文化は深く歴史がある
ことが分かってきました。数多くの世界遺産を見ることは重要で
すが、その奥には、我々の想像を超える永い歴史と多様性を持
つ民族の集合体が、イタリア共和国だと思われます。

日本と同じように細長いが、日本より僅かに狭い面積に、日本の
約半分の人達が、言葉は同じですが歴史的背景が少しづつ異な
る民族が集合し、歴史的な過去から引き継いだDNAを、様々な
場面で能力発揮するのがイタリア人かもしれません。
巨大で精密な建造物や絵画・彫刻を眺めることで、我々日本人
は何かを学ぶ必要があります。その意味でも、沢山のお土産と
疲れ果てた身体のみが残る、日本式海外旅行を改める必要が
あるでしょう。

今回の旅行でも、地元の方々と接する機会は全くありませんで
した。日本語を話せるガイドさんが準備され、定められたコース
と時間割を正確に守り達成することが宿命と定められ、顧客で
ある我々37名の大集団は、個人的な感情も吐き出すこともなく、
只管、黙々と従って旅行を終了しました。
このような海外旅行は、地球規模で考えれば正に何の成果を生
み出さない、時間とお金の浪費にしか過ぎません。次回こそは
大いに反省し、より理想的で効果的な旅にしたいものです。

勿論、海外旅行の目的は個人ごとに異なりますが、まるごとイ
タリア的な旅行よりは、イタリア文化や文明に深く接することが
可能なイタリア旅行も、旅行会社が企画しても良いのではと思い
ます。
次回は世界遺産ではなく、自然や住民と接する旅行に挑戦した
いと思います。


イタリアの、何処でも見掛けた
数が多い夾竹桃の仲間
イタリアでは、実を料理に使う
古跡の石壁に咲くケッパー

サン・マリノ共和国の草地
ピンク色のタムラソウ
まさか、ニガナの仲間とは
草地で見つけたキクニガナ