お花の名前を覚えよう(その16:似た花の仲間の探索)!
「その17」「先頭」

1.ヒントで学ぶ似て非なる花!

  「筑波山のお花の名前を覚えよう」シリーズは終えたのですが、探索難航のお花もあり続けることにしました。
  最初は、ヒント程度で差別化できる、似た花の仲間です。(図鑑は、後ろの花)

  (1)トキワツユクサ(洋花、花弁3枚) v.s. シロバナツユクサ(ツユキサの色白版)
  (2)ミヤマタニソバ(葉の形は三角形、花は1個程度) v.s. ヤマミゾソバ(ミゾソバの山育ち)
  (3)ウメモドキ(落葉低木) v.s. ツルウメモドキ(蔓性)
  (4)クサフジ(藤の色合いに似る) v.s. オオバクサフジ(大葉で立ち上がる)
  (5)ノブドウ(葡萄に似るが食べられない蔓性植物) v.s. ヤマブドウ(山育ちの食べられる葡萄)
  (6)コカモメズル(花が小形、形が緩い) v.s. コバノカモメズヅル(筑波山に良く見られ、形が明確)
  (7)ミツバアケビ(葉が三枚) v.s. ゴヨウアケビ(葉が五枚で、葉に刺あり)
  (8)アメリカセンダングサ(葉が赤茶色の緑) v.s. タウコギ(葉は緑色)
  (9)ミヤマシキミ(筑波山に多いが外見上は区別出来ない) v.s. ツルシキミ(地を這い葉がやや細長い)
  (10)オカトラノオ(尻尾の形に咲き花弁が多い) v.s. ヌマトラノオ(沼地に生え花は上向き花弁少ない)
  (11)ジイソブ(ツルニンジン、固体数多く大きめ色薄め) v.s. バアソブ(小形の釣鐘で、色が濃い茶色)
  (12)フデリンドウ(軸があり背が高め、花は太め) v.s. ハルリンドウ(根より別れ花は細めで色は濃い)
  (13)ヤブウツギ(色が濃い赤系) v.s. ハコネウツギ(一目で分かる鮮やかな色合い)
  (14)ワチガイソウ(花弁は尖ったまま) v.s. ワダソウ(花弁に窪みがあり)
  (15)カセンソウ(一輪のみ咲き、葉は細長い) v.s. オグルマ(花が複数咲き、葉は太めで葉脈隆起)
  (16)ウリカエデ(低地、実が瓜に似て葉は緑) v.s. ウリハダカエデ(肌が瓜に似、葉は脈が目立つ黒緑)

2.グミの仲間にはどんな種類があるか!

  次のお花は地味な花の「グミ」です。以下のグミは名前から、ある程度は推測出来ますが調査してみましょう。

  (1)アキグミ:初夏に薄黄色の花を開花し、晩秋に熟すグミで、葉は大きく互生し、若枝は白色の鱗片が密生
  (2)ツルグミ:秋に開花し春に熟す、蔓状で他の木に絡み、葉は互生で裏面は赤褐色の鱗片が密生する
  (3)ナツグミ:春に白い花を開花しその後変色する、初夏に実を熟すが、葉の斑点と密生した白い麟変が特徴
  (4)ツクバグミ:ニッコウナツグミと呼ばれナツグミに似るが、花は白く、若い葉には褐色の星状毛が生える
  (5)ナワシログミ:中部地方以西の、棘がる背丈のあるグミで、秋に開花し苗代の時期に熟す
  (6)オオバグミ:白い花を秋に開花し春に熟す、葉が大きく丸みがあり地を這うこともある
  (7)トウグミ:ナツグミの変種で、食用の実が夏の終わり頃に熟す、中国生まれでなく国産
  (8)ナツアサドリ:岡山地域の特産で低木のグミ、春に黄色い花が咲き、初夏に熟す
  (9)マルバグミ:枝が蔓状に伸び、大きな葉は互生で硬く、葉の裏面には銀色の鱗片がある
  (10)ビックリグミ:ナツグミの変種、特に大きな食用の実が夏の終わり頃に熟す

  特徴を整理し文章するのも面倒であり、ナツグミ、アキグミは目しますが、ツルグミ、ツクバグミは発見困難です。

3.ウグイスカグラの仲間達!

  スイカズラ科スイカズラ属なのですが、何故かウグイスカグラと呼びますが漢字で書けば、鶯神楽となります。

  (1)ウグイスカグラ→花葉などに毛が無ければウグイスカグラです、花は明るいピンク系
  (2)コウグイスカグラ→同上だが花は白系で、秋にふたつ実を付け瓢箪に似る
  (3)ヤマウグイスカグラ→花葉などに毛があればヤマウグイスカグラ、花色は赤に近い濃いピンク
  (4)ミヤマウグイスカグラ→毛+腺毛(液を出す毛)があればミヤマウグイスカグラ、実にも腺毛がある

4.交雑種が始まったスミレの仲間!

  (1)オクタマスミレ→エイザンスミレ+ヒナスミレの交雑種、花、葉裏はヒナスミレの特徴似
  (2)フギレシハイスミレ→エイザンスミレ+シハイスミレの交雑種、花はエイザン、葉はシハイに似る
  (3)エイザンスミレ→葉が三裂で筑波山には花数が多い、ヒゴスミレは葉が5裂
  (4)ヒナスミレ→花嫁を思わせる可憐な薄いピンク、葉は細長い三角形、
  (5)シハイスミレ→日当りを好み、葉の裏側が紫色に近いので紫背菫となった、親戚には牧野菫あり
5.アヤメ、カクツバタの分類!

  詳細な公開資料があり、「おしゃべりな部屋」「いずれがアヤメ?カキツバタ?」を参照して下さい。

  →「その17」