お花の名前を覚えよう(その2:ほんの予備知識)!
「その3」「先頭」

1.仲間で基礎知識を学ぼう!

  最初に結論を書くのは、百山の過去の失敗経験を、皆さんには絶対失敗してもらいたくないとの思いからです。

  (1)仲間を持つ:百山の場合には周辺に同じ愛好者がおらず、仕事の多忙さもあって個人活動が中心でした
              今から思えば幅広い仲間との交流を通じて、お互いの知識や経験を高めるべきでした
  (2)基礎知識を持つ:お花を見た瞬間、科や属まで分かれば、お花を簡単に特定出来、素晴らしいことです
              地域サークルや学習会などの活動には、積極的に参加し植物の基礎知識を持ちましょう
  (3)情報ツールを持つ:お花の公開情報は極めて多いので、インターネットを活用しシステム化しましょう
  (4)情報を公開する:自分では正しいつもりが間違いや思い違いも多いもので、皆さんの力を借りましょう

  この歳になって漸く気付く様では遅いのですが、ことお花に限らず、すべての事柄に当てはまることかもしれません。

2.お花に関する百山の失敗経験とは!

  植物に関する基礎知識が全く無かった百山は、以下のような失敗を重ねてきました。

  (1)頂上に立つのが登山→若い頃から山登りが大好きで、只管、どれだけ短時間頂上に立つかが登山の全てでした
  (2)カメラは持たない→何のための意地か、つい最近まで山登りにカメラは持ち込まず、写真は一枚も残っていません
  (3)スケッチ帳だけ→短時間に頂上に立つのが目的なのに、矛盾するスケッチ帳だけは持ち込んでいました
              山やお花を短時間でスケッチしていましたが、お花は上部部分のみしか描きませんでした
  (4)全数チェック→お花の名前を特定するため、スケッチ帳と記憶を頼りに毎回図鑑を全数チェックしていました
              お花が所属する科や属などには全く興味が無く、只管、お花の名前特定が目的でした
  (5)植物に興味なし→広めの庭や畑もあったのですが、自分で野菜やお花を育てる意識が全くありませんでした
              仕事で日本国中を駆け回り、海外出張も多かった折角のチャンスを、当時は活かせませんでした
  (6)単独での登山→登山日を特定せず、晴れた土日だから山登りでしたので、同行者は今と同じワイフのみでした
             ことお花に関しては同行者のワイフが先生で、自分でお花の名前を調べる必要がなったのです
  (7)お花の記録なし→当時の登山記録は、コース状況や登山時間が主で、僅かに山と花のスケッチのみが残っています
  (8)植物図鑑もなし→当時の手持ちの図鑑とは、100種程度のお花の写真が載った小さな「山の花」写真集でした

3.毎週筑波山に登る百山はこう変化した!

  日本全国の山登りを楽しんだ後の百山が辿り着いたのが「筑波山」で、しかも筑波山での「お花探索」でした。

  (1)筑波山が一番近い山→千葉県の山は低く、少なく、65Km離れた筑波山が最も近い、高い山なのです
                 初めは訓練用の山と馬鹿にしていましたが、意外にお花が多いことに気付き調べ始めました
  (2)植物図鑑の購入→自宅には、分厚い高山植物図鑑、日本の野草、野山の樹木、きのこガイドブック、さらには、
                 薄いですが、沖縄、台湾、ハワイ、ヨーロッパ、オーストラリアのお花の図鑑を揃えました
  (3)デジカメ3台目→全く偶然にデジカメが手に入り、なんとはなしに筑波山に持ち込んだところ、非常に便利で、
                 その後はお花のスケッチは完全に止め、筑波山で撮影し自宅での花調べが日課となりました
  (4)800種を撮影→数年前の撮影した花数は400種でしたが、それが今では800種を超え、何れは900種
                 となる日も近いでしょうが、筑波山のお花の多様性には素直に驚かされます
  (5)お花の全数公開→デジカメを手にしてからの登山記録には、その日に出会ったお花を全数名前で公開しました
                 不明種があると、朝は2時半から起きだして調査するなど、若い頃と同じ生活様式です
  (6)5台のパソコン→手作りも含めて5台のパソコンを家族で共有し、LANで接続しシステム化しました
                 元々SEでしたので当然ですが、ホームページも手作り方式で本格化しました
  (7)基礎知識不足→しかし植物の基礎知識不足が影響し、未だに不明の植物が累積しています
                 図鑑の全数チェック程度では解決できない、より深い基礎となる知識が欠けているようです
  (8)専門家が頼り→このため足繁く、筑波実験植物園、茨城県自然博物館、薬王院へ通い、専門家の知識を頼って
                 いますが、もう少し効率の良い解決システムを構築できればと、日頃から思っています

4.花の名前特定するキイワードには!

  次章の植物学の基礎学習に入る前に、もうひとつ寄り道をします。
  お花の名前には共通する「特定のキイワード」があり、全部ではありませんが、どんなキイワードがあるか予め勉強して
  おきましょう。名前を覚えるコツのひとつに漢字でお花の名前を書くことがあり、百山も挑戦してみました。

  (1)お花の色→シロ、アオノ、アカ、アカネ、ウスアカ、ウスユキ、キバナ、キン、ギン、クロバナ、シ(ハイ)、
                 シロ、シロバナ、ベニ、バニバナ、ニシキ、ムラサキ、モモイロ、
  (2)お花の大きさや姿→アギ、アミガサ、ウツボ、オオ、クルマ、カリガネ、キクバ、コ、コガネ、コメツブ、
                 シャジク、ジュウニ、セイダカ、センボン、タチ、タツナミ(立ち招く)、ツボ、ツリフネ、
                 ツル、ツリガネ、ツワ、トモエ、ナギナタ、ハイ、ハバ、ヒナ、ヘラ、ホシ、ホサキ、ツボ、
                 トウダイ、フタマタ、ヘサキ、ママ、マメ、ミコシ、ミソ(ミゾ)、ヤハズ、ヤナギバ、
  (3)葉の状態や枚数→アケボノ、オウギ、オオバ、カメバ、コバ、サジ、サンカク、セリバ、テリハ、ナガバ、
                 ハグロ、ヒトツバ、ヒレ、ヒロハ、フタエ、フタバ、フデ、ホソエ、ホソバ、マルバ、
                 ミコシ、ミツバ、ム、モミジ、ヤエ、ヤツデ、ヤブレ、ヨツバ、
  (4)発見地等の地域→アキタ、アカイシ、アサマ、アシズリ、アナマ、アポイ、アメリカ、イイデ、イガ、イズ、
                 イナモリ、イブキ、イヨ、ウルップ、エイザン、オゼ、エゾ、エンシュウ、オオヤマ、
                 カイ、カラフト、カンサイ、カントウ、キタダケ、キュウシュウ、グンナイ、コウシン、
                 コウヤ、ゴゼン、サツマ、サンプク、シコク、シナノ、ジョウシュウ、シロウマ、セイヨウ、
                 セト、センダイ、タイ、タテヤマ、ダンド、チョウカイ、チョウセンチシマ、
                 ツクシ、ツクバ、テバコ、トウ、トウゴク、トウホク、トキワ、ナエバ、ナカガワ、ナンブ、
                 ニシ、ネムロ、ハクサン、ハコネ、ハチジョウ、ヒダカ、フジ、ホウオウ、ミシマ、ミチノク、
                 ユウバリ、ラショウモン(羅生門)、リシリ、レブン、ヤツシロ、ヤマト、
  (5)動物、昆虫など→アリ、イタチ、イヌ、ウサギ、ウマ、カラス、キツネ、クマ、コウモリ、コマ、シカ、サギ、シシ、
                 スズムシ、スズメ、タヌキ、ネコ、ハエ、ヒヨドリ、ブタ、ホタル、マツムシ、ムシ、ヨブスマ、
  (6)花の咲く時間帯→アカネ、アケボノ、アサ、アリアケ、ヒル、ヨル、ツキミ、
  (7)花の咲く季節→アキ、アキノ、カン、サツキ、ナツ、ハル、ハルノ、フユ、ユキワリ、
  (8)花の咲く場所→アゼ、アレチ、イソ、ウラ、ウン(海)、オカ、オク、オヤマ、カワラ、カンチ、キタ、
                 サワ、シオ、シマ、シラネ、シラヤマ、タ、タカネ、トチ(トチバ)、ヌマ、ノ、ノジ、
                ハキダメ、ハマ、ハマベ、フモト、ミゾ、ミヤマ、モリ、ヤブ、ヤマ、ヤマジ、
  (9)植物、石、薬→アブラ、アマチャ、イシ、イモ、イワ、ウメ、ウリ、カキ、カシワ、キ、キク、キュウリ、クサ、
                ゴマ、サクラ、ササ、シソ、タデ、チョウジ、ツガ、ドク、ニガ、ハシリ、ハナ、ヒイラギ、
                フジ、ボタン、マツ、マツカゼ、ミズ、ミズタマ、メド、ヤナギ、リュウノウ、レダマ(木の名)、
  (10)特殊な能力→クソ、ソナレ、ドク、ニオイ、ニガ、ヒキオコシ、ムシトリ、ヘクソ、レモン、
  (11)毛の有無→ケ、ケブカ、
  (12)男女、老若、人名→エビス、オトコ、オドリコ、オニ、オミナ、キジョ、コ、チチコ、ダルマ、トチナイ、ヌスビト、
                バア、ハハコ、ハンカイ、ヒメ、ホトケ、マキノ、ムシャ、メ、ワル、
  (13)お花の体質→アシタバ、ムカゴ、オオカサ、カガリビ、カキドオシ(垣根通し)、キヌタ(実の形)、クリン、
                シモ、ツマドリ(彩る)、ネナシ、ハダカ、モドキ、

  蒲公英には、蒙古蒲公英と御山蒲公英があって、関東蒲公英、関西蒲公英、白花蒲公英、広葉蒲公英(東海蒲公英)、赤身蒲公英、
  蝦夷蒲公英、の他に西洋蒲公英、等があります。花の名前には恵比寿、仏の他、鬼女、盗人、悪、等の怖い名も登場します・・・

  →「その3」