「植物図鑑」用の「お花のスケッチ」作成手順


  「21世紀の森と広場」「植物図鑑」用に、数多くの「お花のスケッチ」を
  作成しましたが、その作成方法の概要と事例を添付しました。

 1.「植物図鑑」用「お花のスケッチ」とは

   一般に言われている「植物画:ボタニカルアート」とは異なり、「植物図鑑」用
  「お花のスケッチ」は、目的植物を特定化させる特徴をシンプルに表現します。

   a.お花の全体形状を、スケッチから印象させる
   b.花弁、葉、茎、の色や形に加え、毛の有無なども微妙に表現する
   c.名は同じでも、色、地域差、外来種、植栽種などの違いを微妙に表現する
   d.場合により、のみ描いても植物を特定化することは充分可能

 2.「お花スケッチ」の一般的手順

   a.特定植物を判定し、
   b.一般的には、現場で「スケッチ」をし「写真撮影」する
   c.現場着色は一般的に難しいので、帰宅後に淡彩画で着色する
   d.季節が異なり現場スケッチ・撮影が難しい場合、インターネットを活用する
スケッチ作成手順

 3.「お花スケッチ」に必要な機材

   a.スケッチブック:自宅作成の場合は、厚手の白紙:カレンダの裏紙で充分
   b.ボールペン:太さ0.3−1.0(修正不可とし、慎重に観察して描画
   c.カメラ:マクロ機能付で、A2程度の解像度を持つ携帯カメラで充分
   d.偽の焦点装置:お花撮影は、色や風の有無で微妙に変化するため
   e.水彩絵具:補充色(白、緑、他)、筆(3−5本)・水彩パレット
   f.3筒以上の水入れ
   g.修正液:点単位で、修正可能な小型のもの
   h.テッシュペーパ:水分吸収に必須

 4.「お花スケッチ・撮影」の手順

   a.原則は現場で、細めのボールペンを使い直接描画する
   b.複数の角度から、偽焦点装置で焦点を合わせマクロ機能で撮影する
   c.撮影後に必ず、撮影画像を拡大再表示し焦点ボケを排除する

 5.着色の手順(作成者ごとに異なる)

   a.スケッチ画を検討し、「色」の種別を着色前に検討する
   b.同じ系統の色の場合は、淡い色から濃い色を塗り重ね、着色する
   c.単色処理の度に、水で洗いテッシュペーパで吸水すること
   c.色の塗り重ねで変色できる場合は、その色は出来る限り後に回す
   d.はみ出た色や無駄な着色は、直ちに修正液で修正しておく
   e.「お花5種」作成の度に、筆を洗い、パレットを清掃し、水を交換する

 6.パソコンへの取り込み

   a.一般には,スケッチ原画をスキャナーを用い高解像度で取り込む
   b.高解像度状態で、パソコンの着色ソフトを使い手修正を行う
   c.縮小率を設定し、縮小スケッチ画を確認しながら最終版を作成する

 7.21世紀の森の広場でのスケッチ作成事例紹介(クリックで写真表示)

   a.「撮影待ちの山野草」
   b.「確認待ちの山野草」
   c.「確認待ちの樹木」