蝶ケ岳(三股コース)!

花を求めて、蝶ケ岳へ再挑戦しました!


登山日:2005年7月28日(木)、晴れ
登山コース:蝶ケ岳(三股コース)
登山時間:登り:5時間46分、下り:4時間03分<小休憩、スケッチ等含む>
登山時間: 大駐車場→19分→三股→35分→力水→1時間35分→豆打平→1時間04分→水場
→1時間50分→尾根→23分→蝶が岳(午後は周辺を散策し、テント泊)→10分→
尾根→1時間43分→水場→1時間55分→三股→15分→大駐車場(出発点)

快晴に恵まれ北アルプスを一望できましたが、翌日はガスで展望に恵まれませんでした!

この夏は数日を乗鞍高原で過ごす計画で、その先駆けとして、花数の多い「蝶ケ岳」に登ることにしました。
蝶ケ岳登山概念図 前日の昼過ぎに自宅を
出発し、少し遠回りと
なることは承知の上で、
外環状道、関越道、上
信越道、長野道を経て、
堀金村の三股へ夜7時
過ぎに到着しました。

登山準備を終了してか
ら、何時ものように車
中泊を決め込みます。


快晴の早朝を迎えると、続々と自家用車やタクシーが到着し早くも登山を開始して行き
ます。多くの方が常念岳への縦走者で、中には大天井岳や燕岳への縦走に挑戦する
兵もおられるようです。しかしその姿は超軽装で、軽いザックに半袖姿のご夫婦でした。

それに引き換え、我々夫婦は相変わらずのテント持参の重装備で、これでは前回同様
に苦戦を強いられことは間違いありません。駐車場から少し歩いて達する三股までに、
早くも様々な高山植物に出会い、写真やスケッチで時間を掛けてしまいました。

三股で登山届を提出し、常念岳への分岐を経て暫く歩き吊り橋を越えて、水が流れる
沢模様の登山道を歩きます。花は、登山口にあったタカネナデシコが目立ち、続いて
クガイソウの紫に交じって、キツリフネやツリフネソウの黄色や桃色が目立ちます。

タマガワホトトギス

北アルプス連峰

「蝶ケ岳から見えた、北アルプス連峰」

北アルプス・大切戸

「北アルプス連峰の、大切戸・拡大スケッチ」

オオバノミゾホオズキ 登山道は、概ね木立に隠れて日差しは薄く、夏の暑い時期には大いに助かります。

緩やかに見えた登りも、最後の水場と書かれた力水までで、ここからはほんの少し岩交じり
のジグザク道へと変化します。花数はやや減少しますが、ヤグルマソウやトリアシショウマな
どの大きな花が目立ちますが、足元にはギンリョウソウやツマトリソウ等の小物も登場して、
登山の楽しみを増してくれます。

次第に高度を増して来ますが、豆打平と呼ばれる標識を過ぎるまでは展望がありません。
その濃い木立から、常念岳が見え隠れし始めて水場に達します。冷たい水に救われて休息を
取る脇には、花が終わりかけたキヌガサソウがありましたが尾根上部で再会できます。


今まででも充分に厳しかった登山道は、幅が広くなりますが本格的に小さな岩交じりの急な登り
へと変化します。花は、次第に高山系へと変化するため苦しい中でも僅かに救われますが、未だ
かまだかと苦しむ頃に、突然、視界が明るくなってお花畑がある尾根に達します。

コバイケイの真っ白な花が一番目立ち、その足元にはハクサンフウロやコイワカガミが花飾りと
なって今までの苦労を全て忘れさせてくれます。今登って来た堀金村や、常念岳の盛り上がった
雄大な姿に暫し時間を忘れます。
さらにここから僅か20分で、待ちに待ったアルプス連峰の雄姿に出会うことになります。

花満ちて 舞い眺めたし 蝶ケ岳(蝶ケ岳、2677m、2005/7/28(木)、晴れ)

ミヤマダイコンソウ

テント場に荷物を降ろし、北アルプス連峰の雄姿を眺めながら、最初に蝶ケ岳の頂上となる長堀ノ頭への短い最後の登りを
克服し、暫しは至福の時間を味わいます。花は、ミヤマダイコンソウやヨツバシオガマなどが所々に咲き、アクセントとなって
いました。

蝶ケ岳ヒュッテにテント設営の届出をしてから、大急ぎでテントを設営しました。
僅かな昼食の後に、常念岳途中にあるお花畑を目指しましたが、重い荷物に体力が限界となっており途中でスケッチ時間に
変更し、大切戸を描いて目的を達成した後に、思った以上に高価なビールを購入し夫婦で乾杯しました。


ワイフも、少し加工していた
登山途中で出会った木の恐竜
想像以上に、近くに見えるが
登山道上部から見た堀金村

三股からは、登りも下りも厳しい
雄々しい姿の常念岳全景
翌早朝は、濃霧に包まれて見えない
蝶ケ岳ヒュッテと北アルプス連峰

少し、花の時期は過ぎていた
何時も目立つクガイソウ
花数は、そんなに多くはない
黄色が目立つタマガワホトトギス

丸型の、汚れた花も多かった
群れて咲くギンリョウソウ
夕張岳で、数多く咲いていた
数は少ないオオバノミゾホオズキ

バイケイの、地味な花とは対照的
この時期一番目立つコバイケイソウ
尾根の、お花畑のみに咲いていた
チングルマとコイワカガミ

北アルプス連峰と、似合う花
常念への尾根道に咲くイワギキョウ
途中の花は、枯れる寸前だった
尾根・お花畑上部に咲くキヌガサソウ

翌日は濃霧で視界を奪われ、もう1日滞在の予定を取り止めて早々の下山としました。
テント等で荷物が重く、登りは5時間46分も掛かりましたが、下りは軽々と4時間03分でした。

蝶ケ岳の登山道で出会った花は極めて多く、
アオノツガザクラ、アカソ、アキノキリンソウ、イチヤクソウ、イブキトラノオ、イワギキョウ、ウサギキク、ウラジロタデ、
 エゾシオガマ、エンレイソウ(実)、オオバノミゾホオズキ、オオヒョウタンボク、オタカラソウ、オニシモツケ、オヤマソバ、
 オヤマボクチ、オンタデ、
カニコウモリ、カラマツソウ、キオン、キツリフネ、キヌガサソウ、キンミズヒキ、ギンリョウソウ、クガイソウ、クルマバツクバネソウ、
 クロトウヒレン、クロバナロウケ、コイワカガミ、コオニユリ、コキンレイカ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、
 コミヤマカタバミ、
サンカヨウ(実)、シナノオトギリ、シナノキンバイ、ショウジョウバカマ、シラネニンジン、センジュガンピ、ソバナ、
タカネツメクサ、タカネナデシコ、タカネナナカマド、タカネヤハズハハコ、タマガワホトトギス、チングルマ、ツマトリソウ、
 ツリフネソウ、ツルリンドウ、トリアシショウマ、
ヌスビトハギ、ネコノメソウ、ノリウツギ、
バイケイソウ、ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンフウロ、ハナチダケグサ、ヒメクワガタ、ヒヨドリバナ、
 フキユキノシタ、フジバカマ、
マイズルソウ、ミツバオウレン、ミヤマキンポウゲ、ミヤマクワガタ、ミヤマダイコンソウ、モミジカラマツ、
ヤグルマソウ、ヤマアジサイ、ヤマトリカブト、ヤマニガナ、ヤマブキショウマ、ヤマブキショウマ、ヨツバシオガマ、ヨツバムグラ、
等でした。

下山後は、予定通り長期滞在先の乗鞍高原へ移動しましたが、観光案内所で天候状況を相談したところ、明日から数日は雷雨
との予報に直ちに帰宅としました。しかし、首都高速道の渋滞に巻き込まれ、なんと6時間後の夜遅くに漸く自宅へ到着しました。