双子座三重奏団 。聖ヴァレンタイン・ライヴ。 
2005年2月10日(木) 19:30〜 公園通りクラシックス


川島素晴◇ 。 インヴェンション 
J. S. バッハ◇ コラール前奏曲「私はあなたの名を呼ぶ、主イエス・キリストよ」
鈴木治行◇ 」 句読点 
G. シェルシ◇ ・・WO MA" より氈@ 「   
中川俊郎◇ キョンピ蛙   屏の影の悪魔
湯浅譲二◇ 天気予報所見
〜〜〜 休 憩 〜〜〜
J. S. バッハ◇「主よ、憐れみ給え」(『マタイ受難曲』より)
武満徹◇ めぐり逢い
武満徹◇ 小さな空
J. レノン& P. マッカートニー◇ ミッシェル
松平敬◇ 双子座三重奏曲[世界初演]
中川俊郎◇ ベルジュレット



☆ 双子座三重奏団☆


曽我部清典(トランペット)6月7日愛媛県土居町生まれ。東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。現代音楽のスペシャリストとして内外の新作の初演に携わる一方、上野の森ブラスのコンサートマスターとして吹奏楽関係のファンも数多い。ここ数年は、ヨーロッパ主要都市でソロリサイタルを開催している。またベルギー在住のピアニストとギタリストとで「The Mercury Project」を結成、海外公演を視野に入れての活動を開始した。CD「今日までそして明日から」「透明な孤独」「トキノコダマ」「トキノコダマ2」をリリース。幅広い音楽性と鋭い分析力、安定した技巧でわが国のトップに位置するトランペット奏者である。日本トランペット協会常任理事。洗足学園音楽大学講師。上野の森ブラス・コンテンポラリーα・東京現代アンサンブルCOmeT・Brass Extreme Tokyoメンバー。


中川俊郎(ピアノ・作曲)6月4日東京生まれ。作曲家・ピアニスト。桐朋学園大学音楽学部作曲家卒業。作曲を三善晃、ピアノを末光勝世、森安耀子各氏に師事。70歳になるジョン・ケージを迎えて行われた「MUSIC TODAY(武満徹企画構成)'82」の一環として開催された10周年記念国際作曲コンクールで、自作自演で第1位。間接的にではあるが、ケージに高く評価される(つまり、ケージ自身はコンクールに直接関与していなかったし、また当人同士が実際に会話を交わしたことも一度もなかったが)。88年、村松賞新人賞、およびグループ「アール・レスピラン」の一員として中島健蔵音楽賞を授賞。日本現代音楽協会理事、日本作曲家協議会会員。
 CM音楽の分野でも受賞多数。1999年から2001年まで神奈川県立音楽堂のレジデント・アーティスト・グループ"トリオ・デュ・モンド"を、バイオリンの鈴木理恵子、箏の西陽子と務め、話題をさらう。そして、この体験がそれ以後のグローバルな音楽家としての方向性を決定づけることになる。また、曽我部とは、二人の共演のCDがレコード芸術や音楽現代といった音楽情報誌で推薦盤・準推薦盤に上げられたことからもわかるように、緻密なコラボレーション(アンサンブルの面でも、新曲提供の面でも)を大変高く評価されている。他の活動としては、初のVA音源搭載シンセサイザー、ヤマハVP-1のブレインや、近年ではダンスカンパニー「パパ・タラフマラ」の音楽を担当しながら、同時に舞台に女装して出演するなど、話題性や問題提起に事欠かない。2002年からリサイタル・シリーズ、中川俊郎2002/2003/2004を開催し、コンポーザー=パフォーマーとしての新しいリサイタル形式を開拓中。


松平敬(声)5月31日愛媛県宇和島市生まれ。東京芸術大学音楽学部卒業、同大学院終了。教会音楽のソリストとして様々な作品を歌う傍ら、ラッヘンマン作曲「マッチ売りの少女」などの日本初演の参加など、前衛音楽の演奏にも積極的に取り組む。2000~2003年にはドイツのキュルテンで開催されたシュトックハウゼン講習会へ参加、2001年、2003年には同講習会におけるコンサートに出演し、シュトックハウゼンの「ティアクライス」「7つの曜日の歌」を作曲者の監修のもと演奏、その演奏はいずれも作曲者自身から高い評価を受けた。2003年大阪でのクセナキス作曲「オレスティア」の完全全曲版日本初演においては、長大かつ演奏至難な「カッサンドラ」「女神アテナ」の楽章のソリストとして参加、その超絶技巧は多くの聴衆を圧倒した。現在、聖徳大学非常勤講師。