LSS研究所から発売されたAI社のHYDRA52をご紹介します。
この製品はは最大出力135ワットのフルスペクトルLEDライトであります。別売りのコントローラーを接続すればタイマー制御、月齢タイマー、サンゴ用慣らし運転モードなど多彩な機能が楽しめます。コントローラーはカラー液晶表示で見やすく綺麗です。LEDの素子は7色で4つのモジュールで構成されています。大雑把にいえば90cm水槽にちょうどいい感じで使用できます。
そうです。この製品はラディオンと商品特性が被っています。LEDの素子も似たようなものを使用していますので、販売店としてはどう区別してお奨めするか悩みますね。ま、一番の違いはラディオンはパソコンを使用して設定を行うのに対し、HYDRAは液晶コントローラで設定を行うところでしょう。私のようなアナログ人間にはこっちの方が使いやすかったりしますが、このへんはユーザー次第でしょう。設定といってもそう頻繁に行うものではないですし。
価格的には別売りコントローラを含めるとほぼラディオンと同じになり、これまた悩ましいです。見た目も似たような感じですが、HYDRAはブラックまたはホワイトが選べます。ちなみに国内の実績はラディオンの方がありますが、HYDRAは日本に輸入されていなかっただけで、欧米での実績はかなりあるようです。当店ではとりあえずSPS水槽で使用しています。コントローラで容易にスペクトルが変更できるのでヒマな時に一人寂しく色変えて遊んでいたりします。一緒に遊んでみたい方はぜひご来店ください。
それにしてもLEDの進化は早いものであっという間にフルスペ+UVが当たり前になりました。タイマーによる出力制御など機能も充実しましたし、これでこの価格ならまぁ妥当な感じでしょうね。願わくばもう少し国産メーカーも頑張って欲しいです。HYDRAもラディオンもアメリカ企業ですが、つまるところこういうキモを押さえた製品は、ユーザーの視点に立てない日本のメーカーじゃムリってことでしょうか。で、これからどう進化するかなのですが、もう性能も機能もある程度出尽くした感もありますし、こうなると次は喋り出すんではないかと、私は心配しているのです。
販売価格 | 店頭にて | 定価(税別) | ¥84000 |
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消費電力 | 最大135W | 重量 | 約1.5キロ |
設置方法 | ワイヤ吊り下げ | 本体寸法 | 30×14×4cm |
LED素子 | 上記参照 |