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Ｋｅｓｓｉｌ　ＡＰ７００

今回はｋｅｓｓｉｌから新発売されたシステムＬＥＤライト、ＡＰ７００をご紹介します。概要としては９０〜１２０ｃｍ水槽（奥行き６０ｃｍ）を対象としたＵＶ付きフルスペクトルのＬＥＤライトで最大消費電力は１８５ワット。本体タッチセンサーによる調光調色のほか、ＷｉＦｉを用いたスマホ、タブレットからの操作が可能です。アンドロイド／ｉ−ｐｈｏｎｅ用のアプリは近日配信されるようです。

ｋｅｓｓｉｌといえばＴｕｎａ　Ｂｌｕｅというブルーの発色が特徴的ですが、ＡＰ７００では各波長を自由にコントロールできるので生体や自分の好みに合わせて設定できます。全体的な印象は赤系の波長は少ない感じでとにかくクールです。隣りのラディオンＧ３Ｐｒｏが赤っぽく見えます。ハイドラはもっと赤く見えますね。このあたりは各モデルとも設定次第なブブンもありますが、アプリが配信されればより細かい設定が可能になり調色の幅もかなり拡がることでしょう。

私は常々アクア製品についてもネーミングやデザインは重要だと申し上げてきましたが、ＡＰ７００のデザインは秀逸だと思っています。シンプルですが機能的で質感の高さが伝わります。これなら水槽の上にぶら下がっていてもまったく景観を損ねませんし、むしろ所有する喜びすら感じられると思います。そしてｋｅｓｓｉｌ最大の特徴である「揺らぎ」の再現はメタハラ以上の演出です。天井に映る揺らぎの反射は店頭でもぜひ見て頂きたいですね。今回はなんかベタ褒めですが、良いものは良いのでしょうがないです。

で、つまるところＡＰ７００でＳＰＳ飼えるの？色揚がるの？ということですが、新商品なのでまだわかりません。ただ大いに期待できるモデルであることは間違いないです。ＬＰＳに関してはなんの問題もありません。メチャクチャ綺麗に見えます。あと約１３０，０００円という価格。お高いですか？　でも、調光も調色もできない２５０ワットのメタハラにしょうもないアナログのタイマー付いたやつ（どれとは言わない）とほぼ同じ値段です。

２０１６年１月現在で店頭で使用している主要なＬＥＤはこのＡＰ７００のほか、ラディオンＧ３Ｐｒｏ、ＡＩハイドラ５２、ＡＩプライム、ＺＥＴＬＩＧＨＴ　ＺＴ６５００Ｊ、ｋｅｓｓｉｌＡ３６０、などです。百聞は一見に如かず、ぜひ店頭で見比べてください。


商品写真

　　　　　　　　　　

製品仕様