今回はLSS研究所から新しく発売されたWaveReef社のバイオペレットリアクターミニをご紹介します。バイオペレットの効能につきましては、これだけ定着したシステムでもありますしここでは割愛させていただきます。この製品の特徴はシンプル&低価格ということに尽きます。適合水槽は約200リットルまでで、水槽やサンプ内に取り付ける内部式です。
構造は付属している下部ポンプから上に吹き上げるシンプルな構造で、リーフオクトパスのBPRナノ/ミニと同様なタイプです。個人的にはリアクター内部にパイプなどが通っているとそこにペレットがこびりついたりするので、このようなシンプルな構造がいちばん好きです。固定はサクションカップという、つまり強力な吸盤で水槽やサンプ内に取り付けます。
実際に使用してみますとポンプのパワーは充分ですが、大きなペレット(オールインワン)などは動かないかもしれません。店ではバクトペレットを使用していますがこれは問題なく動いています。シンプルな構造だけに流量調整はできませんが、バクトペレットを回している分には適度な動きでちょうど良い感じです。サクションカップにつきましては今のところ強力に張り付いていますが、水槽内で設置する場合あまり水流が強いと左右にゆすられるかもしれません。ペレットの補充は上からではなく、下のプレート側から行います。これはちょっとめんどくさいですが、ま、そう頻繁に行うわけでもないのでよいでしょう。
バイオペレットリアクターの場合、正確には機内でなにかをリアクトするわけではなく、ペレット同士が少しずつ削れて水槽内に散らばればいいわけです。選ぶ際の判断は自分の水槽に容量が適合しているか、大きさ的に設置が可能か、メンテナンスが容易か、がポイントになると思います。あとはこのシステムの運用上の手順を守っていただければ、硝酸塩フリーで素敵なマリンアクアライフがあなたを待っているというわけです。
当店では現在このバイオペレットリアクターミニとリーフオクトパスのBPRミニ、ナノ2の3機種が稼動していて、ペレットの動きなど比較できます。設置を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。
バイオペレットリアクターミニ | 30〜300リットル対応 最大ペレット容量 150ml DCポンプ付属 対応ペレット 小粒のもの |
定価 | ¥11800 |
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